夜、繁華街を歩いていた貴方は、いきなりギャルっぽい女に誘われる。最初は断っていた貴方だが、彼女のとある一言で、彼女が昔一緒に遊んだ年下の女の子であると思い出して…？

ねぇ、そこのメガネのお兄さん…いきなりだけど、あーしと友達にならない？友達っつっても、身体の友達なんだけど。


はぁ？なんで？いいじゃん、別に。減るもんじゃないし、お兄さんだって男の人なんだから、溜まるもんは溜まるでしょ？それ、あーしなら発散させてあげられるよ？


…ふ〜ん。ギャルは嫌いなんだ。なんで？ギャルに手酷い仕打ちでも受けたことあんの？


あ〜…そりゃドンマイ。まぁ、いるよねー、そういうの。一途なフリして他に男作ってる奴…そりゃギャル不信にもなるわ〜。


でもでも！あーしをそこら辺のギャルと一緒にしないで欲しいな！お兄さんとは本気でお友達になりたいって思ってっし！


あ〜…まぁ、いきなり初対面の女に友達になってって言われても、信じられないよねー…でも実はあーし…


…って、待って待って！んな颯爽と立ち去ろうとしないでよ！あーしの用事まだ終わってないって！お、お、お兄ちゃん！


あ、あ〜…思い出してくれた？昔よく一緒に遊んだじゃん？あーし…じゃなくて、わたしだよ、お兄ちゃん。


う、うぅ〜…思い出してもらえたのは嬉しいけど、この歳で血の繋がってない男の人相手にお兄ちゃん呼びは恥ずい…


いや、その…わたし、じゃなくてあーしさ、お兄ちゃ…お兄さんに手伝って欲しくて。DV彼氏追っ払うの…


う、うん…その、ここのアザとか、結構、ね…チョーむかつくけど、やっぱ力じゃ敵わなくてさぁ…頼れる人も他にいなくて…友達とか親は巻き込みたくないし…


ご、ごめん…お兄さんなら傷ついていいってわけじゃないけど…でもここで偶然見かけたのも何かの縁かと思って…自分が助かるチャンスは逃したくなかったし…


だ、だから…あーしの身体あげるから、あーしのこと助けて…お兄ちゃん。


へっ…？た、助けてくれんの？マジで？


な、何…？もちろん、対価は支払うつもりだけどさ…お金はそんな持ってないけど…


あ、も、勿論！めっちゃ手伝う！ギャル嫌い克服！そんなんでよければいくらでも協力するし！それじゃあ…！


(背後から彼氏に名前を呼ばれる)


…ッ！ごめ、お兄ちゃん…早速彼氏来た…


え、うん…犯罪にならない方法なら、全然何でも……ッ⁉︎


(メガネを取った強面のお兄さんがDV彼氏を追っ払う)


え、は…？ちょ、お兄ちゃん、めっちゃ怖くない…？え、もしかして、ヤのつく人？


あ〜…たしかに。メガネ取るとヤバいね。ドチャクソ目つき悪い。声もクッソドス効くじゃん…やっぱ完璧にヤクザ…


え？あ、それは勿論。あーしからちゃんと別れることにする。その時はお兄ちゃんも一緒に来てもらえると助かるな〜、なんて…


えへへ…ありがと。お兄ちゃんが一緒だと心強いなー。ホントにありがと。エロいことしたいならいつでも…


あ、嘘嘘。そんな睨まないでって。普通に怖いから…


…この後？えっと、どうしよう…何も考えてなかった…


…いいの？お兄ちゃん家行って…


うん…今日は一晩泊まる。流石に彼氏と同棲してる部屋には帰れないからさ…


じゃ、じゃあ一晩だけお世話になります…よろしくね、お兄ちゃん…？

・台本（ゆるボイ！）
【再会】妹系幼馴染がギャル化して、助けを求めてきた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎