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あなたの声が好きなんです【ヤンデレ彼氏ver】
written by 呂綺
  • 嫉妬
  • 別れ話
  • 監禁
  • ヤンデレ
  • 拘束
  • サイコパス
  • 調教
公開日2021年07月12日 01:16 更新日2021年07月13日 20:29
文字数
1750文字(約 5分50秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
彼女に別れを切り出されたヤンデレ彼氏は、言葉による洗脳で彼女を繋ぎ止めようとする。
本編
※アレンジ自由使用自由のフリー台本です。


え?今なんて言ったの?
「もう私を解放して」って聞こえたんだけど、気のせいだよね?


【「気のせいなんかじゃない!もううんざりなの!私を家に帰して!監禁なんかしないで!」】


監禁しないでって……はぁ、何もわかってないんだな。
だからこれは監禁じゃなくて、僕は君を守ってるだけなんだってば。
世の中には君を騙そうとする男や、君を弄ぼうとする男がたくさんいるんだよ。
そんな男達から君を守る為にも、僕は君の行動を制限し、今こうして鎖付きの首輪をつけてこの部屋で飼っているんだ。

だいたいさ、元はと言えば君が「他に好きな人ができたから、別れたい」なんて言い出したのが原因なんだよ。
僕は誰よりも君を優先し、愛情をたっぷりとそそいできたのに。
その愛情が重かった……なんて言われたら、許せなくなるのは当然だろ?


【彼は目を細め、彼女の顎を掴んで顔を持ち上げながらニヤリと笑う】


楽しかったなぁこの二週間。
首輪付きの君を好き勝手に可愛がることができて、最高の気分だった。

でもまぁ、いっか。
君がそんなに帰りたいと言うんだったら、この首輪を外してあげる。


【あまりにあっさり解放されることに、彼女は拍子抜けしポカンとする】


(首輪をカチャと外す音)

あぁ、少しだけ擦れて赤くなってるけど、白くて綺麗な首筋が見えてきた。
ほら、これで君は自由に動き回れるよ。

(パシンと叩く音)

いたたっ、いきなり平手打ちは酷いなぁ。
相変わらず気が強いんだから。
そこがまた可愛いんだよね。
強気な君と尽くすタイプの僕は、とても相性が良くてうまくいってたじゃないか。

(少しずつ涙声になっていく)それなのに、どうして?
どうして、他に好きな男なんて出来るんだよぉ!


【彼はしばらくシクシク泣く】


(大きく深呼吸した後)でも、君が僕をもういらないって言うなら仕方ないよね。
この二週間ごめんね。
警察に突き出すなら通報しても構わないよ。
好きにしていい。
もう、この部屋を出ていっていいから。
さようなら。


【彼女は慌てて服を着て、扉の方に向かう。
その背中に向かって、彼は冷たい声でつぶやいた】


(小声)愛してるよ。
 
【その途端に彼女はその場に座り込み、自分の身体を抱きしめながら震え始めた】


(狂気じみた様子で)ははははっ!今、全身に凄まじい快楽が走ったでしょ?
そりゃそうだよ。

この二週間、君を犯して絶頂を与える度に、過度なくらい「愛してる」って耳元で囁いてあげたんだから。
道具も使ったから、毎日最低でも10回はイッて、その度に僕の声で囁かれたら、それが快楽のスイッチになってもおかしくはないよね?


【彼は座り込んでいる彼女に近づいていく】


(そして耳元で)出て行きたかったら出ていきなよ。
その代わり、僕は二度と君に「愛してる」とは言ってあげない。
あ、今またビクンと体が反応したね。

もう君は、僕の囁き声無しでは感じられない体になっちゃったんだ。
試しにそこで自分を慰めてみるといい。
僕の声無しじゃ、絶対に達する事はできないから。


【彼女は座り込んだまま、涙目で震えている。
彼はそんな彼女を後ろからギュッと抱き締めた】


(耳元で)あれ?どうしたのかな?
首輪は外したし、扉に鍵はついてない。
それなのに君は床に座り込んだまま、逃げようとはしない。
ほら、早く出ていきなよ。

外に出て警察に通報して、「監禁されてました」って言いなよ。
そしたら僕は逮捕され、塀の中に入れられて二度と会う事はなくなるね。
そうなれば君は一生、達したくても出来ない葛藤を抱えたまま生き続ける事になるんだ。


【彼女は震えながら小さな声で何かを言う】


んー?何?
聞こえない。
はっきりと大きな声で言いなよ。

へぇ、「ここにいます」……か。
ははっ、君はやらしい子だね。
自由な生活よりも、僕との快楽を選んだ。

(耳元で)いいよ、ここにずっといなよ。
僕がずっと君を飼ってあげる。
毎日愛してるって言ってあげる。

んーどうしたの?顔を真っ赤にして体が痙攣してる。
あぁ、今の「愛してる」に反応しちゃったのか。
本当に可愛いね。

ねぇ、僕の声……好き?
好きって言ってくれたら、もっといっぱいこの声であの言葉を伝えてあげる。

「あなたの声が好きなんです」……か。
はい、よく言えました。
じゃあ、耳に集中して?いくよ。

君を愛してる。
ずっとずっと愛してるからね。

〈終〉
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
あなたの声が好きなんです【ヤンデレ彼氏ver】
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
呂綺
ライター情報
シチュエーションボイス女性向け台本を書いています。
得意ジャンルは、甘々、喧嘩系、ヤンデレ等。
有償販売利用の条件
フリー台本です。アレンジ自由、使用自由です。書き手の「呂綺」の名前だけ、どこかに記載してもらえたら嬉しいです。
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