0
初めての夜を終えた翌朝
written by 呂綺
  • 寝起き
  • ラブラブ
  • 甘々
  • カップル
  • 恋人同士
  • 癒し
公開日2021年07月13日 10:06 更新日2021年07月13日 10:06
文字数
1707文字(約 5分42秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
社内カップルの初めてのピロートーク。
彼は初体験だった彼女を気遣い、優しく抱きしめる。
本編
※アレンジ自由、使用自由のフリー台本です。

 
【朝、2人は共にベッドの中にいる】

 
おはよう、俺の方が少しだけ早起きだったみたい。
(あくびをしながら)お互いたくさん寝ちゃったなー。


【彼女は裸の自分を見て、慌ててシーツで体を隠す】


はは、そんなに慌てて隠さなくても。
(耳元に唇を寄せ)昨日の夜、もう隅々まで堪能させてもらったのに。
あっ、こら、叩くなって、ごめんって、ははは。
だって嬉しくてさ。
ようやくお前とこうして同じベッドで朝を迎えられて。
先に起きて、お前の眠り姫みたいな寝顔をぼんやり見ながら、あぁ俺がこんなに可愛い子の彼氏なんだって改めて実感して、一人で舞い上がってた。
んー?おおげさ?
そんなこと無いだろー。
だってお前はこんなに可愛いんだから。
ほら、こっち来て?ぎゅー。


【彼は彼女を自分の腕の中に引き寄せ、強く抱きしめる】


あー……俺たち今日も仕事なんだよなー。
え?一回自宅に帰らないといけない?
あー……だよな……うん、
うーっ、分かってるんだけどさ、あー帰したくねぇーっ。
ずっとずっとくっついたまま、このベッドの中で一緒に過ごしたい。
もう仕事なんかさぼって、ずっとお前と一緒にいたいよー。


【「仕事はちゃんとしなきゃだめだよ」】


え?うっ、はい、サボるなんて言っちゃ社会人失格でした。
相変わらず真面目だなぁ。
そこがお前のいいところなんだけどさ。
でもそれだけ、俺はお前がいとおしくて仕方がないんだって理解してよ。
それは分かってる?そっか、良かった。

ところで今何時?
え、まだ5時半?!
ん?6時には一度帰る?うん、わかった。
じゃああと30分は、俺とくっついてよう?


【少しの静寂】


あのさ、こんな事……聞いていいのかわからないけど
痛かった……よな?
お前、必死に我慢してたけど、すごく痛そうだった。
初めて……だったんだもんな。
ごめん、もっと俺が考えてしてあげたら良かった。


【「そんなことない、私はあなたに抱かれて幸せだったよ」】


俺に抱かれて、幸せだった?
そっか……ありがと。
俺も、すっごく幸せだった。

入社してすぐ、うちの課に配属されてきたお前を見て、俺は一目惚れしたんだよな……。
上司として仕事中は気を引き締めないとと思いつつ、お前の行動が気になって仕方なくてさ。
お前が同僚の男達と会話してるだけで、正直妬いたりもした。
俺はお前より年上だけど、情けない事に大人の余裕なんて全然持てないの。
いや、これでも仕事は出来る方だし、上からの信頼も厚い自信はある。
だけど、お前に関する事だけは、どうしても戸惑ったり悩んだりしてしまうんだよなー。  


【彼は彼女と視線を絡めつつ、話を続ける】


だからさ、俺が告白してお前も俺を好きだと言ってくれた日は、なんかもうドキドキして眠れなかった。
お前が俺の恋人になってくれるなんて、そんな嬉しい事があっていいのかって、夢オチを疑って何度も頬をつねったりしたなー。
あ、笑うなよー。ほんとだって。

 
【彼は彼女の頭をなで、その顔を愛おしそうに見つめる。
すると彼女がベッドから出ようとし始めた】


え、なんでもうベッドから出るんだよー。
まだ6時にはなってないぞ。
あ……着替える時間?……まぁ、そっか……うん。
じゃあさ、着替えながらでいいから聞いてほしいんだけど。


【彼はベッドに腰掛けて、真剣な顔を見せる】


俺さ、昨日涙目になりながらも必死に受け入れようとしてくれたお前を見て、愛おしくてたまらなくなった。
それと同時に、この先何があってもお前を守りたいって思えた。
なにより……ここから帰っていくお前を見送るのは、もう嫌だ。
だから……さ……その、一緒に…………暮らさないか?


【彼女は着替えの手が止まり、彼の方を目を丸くして見つめる】


もちろん軽はずみな気持ちで言ってる訳じゃない。
結婚を、前提に…………と思ってる。
……どうかな?


【彼は緊張した面持ちで彼女の返事を待つ。
すると彼女は彼の胸に顔を寄せるように、ぎゅっと抱きついていった】


っと、いきなり抱きついてくるなんてドキドキするだろ?
ん?
え?
もう一回言って?

ええっ?!
…………あ……いい、のか?
ほんとに?
やったーっ!あっ、ごめん!!子供みたいに大声ではしゃいで……
でも嬉しくて……!

ほら、もっと抱きしめさせてくれる?
ぎゅー。
大好きだよ、ずっと。
一生、離さないから覚悟してくれよな?


END
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
初めての夜を終えた翌朝
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
呂綺
ライター情報
シチュエーションボイス女性向け台本を書いています。
得意ジャンルは、甘々、喧嘩系、ヤンデレ等。
有償販売利用の条件
フリー台本です。アレンジ自由、使用自由です。書き手の「呂綺」の名前だけ、どこかに記載してもらえたら嬉しいです。
利用実績(最大10件)
呂綺 の投稿台本(最大10件)