- ファンタジー
- 拘束
- 媚薬
- 博士
公開日2022年07月02日 03:17
更新日2022年07月02日 03:17
文字数
1892文字(約 6分19秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
博士
視聴者役柄
助手
場所
森の研究室
あらすじ
博士は恩人だ。
正確には、姉の恩人だ。
森で助けてくれた上に、姉の持病を治す薬を作ってくれた。
その恩返しにと、自分は素材調達&薬の実験台として博士の手伝いをしている。
今日も素材を頼まれて…
正確には、姉の恩人だ。
森で助けてくれた上に、姉の持病を治す薬を作ってくれた。
その恩返しにと、自分は素材調達&薬の実験台として博士の手伝いをしている。
今日も素材を頼まれて…
本編
【森の研究室】
おかえり。
待っていたよ。
おお…。
この素材をこの時間で集めてくるなんてさすがだね。
そこに置いておいてくれ。
怪我はなかったかい?
とりあえず、私手製のポーションを飲んでおくといい。
//素材を手にとり物色しながら
そういえば、君は村を離れるんだったね。
いままでご苦労だった。
君のおかげで物にできた発明品は
これから人々を救う基盤となるだろうさ。
誇っても良い。
まぁ…
喋ったところで戯言として処理されるだけだがな。
…現に私がそうだった。
まぁ過去の話はいい。
いまは目の前の実験に集中しよう。
これが助手くんとの最後の実験になるのか…。
そう思うと実に名残惜しい…。
いまから作るが、君はどうする?
//「見ていてもいいですか」
ん?
そうか。
君は勉強熱心だな。
では、後ろで私のやってるところを見ているといい。
そうだな…。
まずはこれを煮沸して…。
(間)
ああこれは吸っても大丈夫な気体だ。
少し甘ったるいか?
私は座っているからいいが、立っているのは辛そうだな…。
直に完成する。
よかったら先に実験台の椅子でくつろいでいると良い。
(間)
…できた。
ではそこに座ってくれるかな…っと。
おや、もう実験台役もなれたものだね。
手間が省けて助かるよ。
…思えば、いろんなことがあった2年間だった。
あっという間というのはこのことを言うのだろうね。
少し、手足を縛るよ。
獣人化の件があったからね。痛くはないかい?
失敗はしないと思うが…念のためさ。
あの時はすまなかった?
いや、それはこちらの台詞だよ。
満月の夜に飲ませた私の監督責任だ。
ふふ、いまでも君に襲われたときの傷は腕に残ってるからな。
自戒としてこの傷と生きていこうと思ってるよ。
さ、この薬をお飲み。
飲みやすいように傾けてあげよう。
……良いのみっぷりだ。
ほう。
味はそこまで悪くない、か。
ふむふむ、甘くておいしい…。
…なるほどな。覚えておこう。
一般に流用するときに味は重要だからな。
どんなに良い薬でもまずいものは誰も飲まない。
誰も飲まなければどんな霊薬を作っても無意味さ。
本当に君は良い助手だよ…。
//小声
こうして逃がしたくはない…くらいにはね…。
いったい何の薬なのか…?
ふむ…その前にひとつ確認だ。
もう手足は動かせないかい?
そうか、なら教えよう。
この薬は正真正銘の媚薬さ。
俗世(ぞくせ)的には惚れ薬といった方がわかるだろうか。
飲んだ者は生まれたての雛鳥のように見た人を好きになる…。
恋するものならだれもが求める悪魔の薬。
過程はどうあれ、人を心を操れるなんて世紀の大発明に違いない。
これを希釈して売れば、私の実験はより壮大なものになる。
ちなみに君に飲ませたのは原液だ。
私の推測では、10倍に希釈するのが適量だろうね。
どうだい?
脳がだんだんと痺れて…気持ち良くなっているはずだ。
ぜひ口にしてレポートしてほしい。
少し、君にどうしてこんなことをするのか話そうか。
…この薬の発想はもともとあってね。
時が来たら作れるように書き記してはおいたんだ。
しかしどの素材も、非力な私では到底手に入れられない素材ばかりだった。
大変だよな。
どんなに考えが天才級であっても、金も人もいないと
ひとつも完成できないんだから。
2年前が懐かしいよ。
森で瀕死でさまよっていたお姉さんを助けて…。
それが君のお姉さんだと知って。
その時も今日みたいに素材を取りに行ってくれたね。
私は…君の腕っぷしを知ったとき、試すのはこの手しかないと思ったんだ。
私の発想を形にするには君という助けが必要なんだって。
あれこそ運命の出会いというべき事象だろうね。
私は神を信じていないが、その時だけは信じてしまったよ。哀れな私を救いに来てくれたんだって。
それからは君の知っての通り。
逃がさないように依存性の高い薬をごく少量混ぜたり、わざと弱い姿を演じたり。
いろんな努力をした結果、私と君は結ばれた。
ああ、もちろん実験のために体を重ねるような狂人ではないさ。
そのへんの分別は出来てるつもりだよ。
私は…君のそういうすぐに騙されそうなところ…
いまにも誰かに染まってしまいそうな危うさに惚れたんだ。
飲んでもないのに助手くん相手に発情してる女なんて最低だよな…。
…あんなに健気に私のことを信じてくれた心をいまから破壊するんだ。
そのことに私はひどく…興奮している。
調合時の香りを嗅いだせいかもな…。
君も嗅いだろう?
少しばかりだが、あの煙にもそういう作用があるんだ。
おや、本格的に効いてきたようだね?
呼吸が深くなって深くなって……。
瞼が閉じる……重い、瞼が重い……。
//SE:指パッチンみたいな音
さぁ、目を覚まして。
君の目に私はどう映ってる?
君を騙した最低な女か?
それとも大好きで大好きでたまらない最高の女か?
観察記録を含めて…
いまから実験開始といこうじゃないか♥️
おかえり。
待っていたよ。
おお…。
この素材をこの時間で集めてくるなんてさすがだね。
そこに置いておいてくれ。
怪我はなかったかい?
とりあえず、私手製のポーションを飲んでおくといい。
//素材を手にとり物色しながら
そういえば、君は村を離れるんだったね。
いままでご苦労だった。
君のおかげで物にできた発明品は
これから人々を救う基盤となるだろうさ。
誇っても良い。
まぁ…
喋ったところで戯言として処理されるだけだがな。
…現に私がそうだった。
まぁ過去の話はいい。
いまは目の前の実験に集中しよう。
これが助手くんとの最後の実験になるのか…。
そう思うと実に名残惜しい…。
いまから作るが、君はどうする?
//「見ていてもいいですか」
ん?
そうか。
君は勉強熱心だな。
では、後ろで私のやってるところを見ているといい。
そうだな…。
まずはこれを煮沸して…。
(間)
ああこれは吸っても大丈夫な気体だ。
少し甘ったるいか?
私は座っているからいいが、立っているのは辛そうだな…。
直に完成する。
よかったら先に実験台の椅子でくつろいでいると良い。
(間)
…できた。
ではそこに座ってくれるかな…っと。
おや、もう実験台役もなれたものだね。
手間が省けて助かるよ。
…思えば、いろんなことがあった2年間だった。
あっという間というのはこのことを言うのだろうね。
少し、手足を縛るよ。
獣人化の件があったからね。痛くはないかい?
失敗はしないと思うが…念のためさ。
あの時はすまなかった?
いや、それはこちらの台詞だよ。
満月の夜に飲ませた私の監督責任だ。
ふふ、いまでも君に襲われたときの傷は腕に残ってるからな。
自戒としてこの傷と生きていこうと思ってるよ。
さ、この薬をお飲み。
飲みやすいように傾けてあげよう。
……良いのみっぷりだ。
ほう。
味はそこまで悪くない、か。
ふむふむ、甘くておいしい…。
…なるほどな。覚えておこう。
一般に流用するときに味は重要だからな。
どんなに良い薬でもまずいものは誰も飲まない。
誰も飲まなければどんな霊薬を作っても無意味さ。
本当に君は良い助手だよ…。
//小声
こうして逃がしたくはない…くらいにはね…。
いったい何の薬なのか…?
ふむ…その前にひとつ確認だ。
もう手足は動かせないかい?
そうか、なら教えよう。
この薬は正真正銘の媚薬さ。
俗世(ぞくせ)的には惚れ薬といった方がわかるだろうか。
飲んだ者は生まれたての雛鳥のように見た人を好きになる…。
恋するものならだれもが求める悪魔の薬。
過程はどうあれ、人を心を操れるなんて世紀の大発明に違いない。
これを希釈して売れば、私の実験はより壮大なものになる。
ちなみに君に飲ませたのは原液だ。
私の推測では、10倍に希釈するのが適量だろうね。
どうだい?
脳がだんだんと痺れて…気持ち良くなっているはずだ。
ぜひ口にしてレポートしてほしい。
少し、君にどうしてこんなことをするのか話そうか。
…この薬の発想はもともとあってね。
時が来たら作れるように書き記してはおいたんだ。
しかしどの素材も、非力な私では到底手に入れられない素材ばかりだった。
大変だよな。
どんなに考えが天才級であっても、金も人もいないと
ひとつも完成できないんだから。
2年前が懐かしいよ。
森で瀕死でさまよっていたお姉さんを助けて…。
それが君のお姉さんだと知って。
その時も今日みたいに素材を取りに行ってくれたね。
私は…君の腕っぷしを知ったとき、試すのはこの手しかないと思ったんだ。
私の発想を形にするには君という助けが必要なんだって。
あれこそ運命の出会いというべき事象だろうね。
私は神を信じていないが、その時だけは信じてしまったよ。哀れな私を救いに来てくれたんだって。
それからは君の知っての通り。
逃がさないように依存性の高い薬をごく少量混ぜたり、わざと弱い姿を演じたり。
いろんな努力をした結果、私と君は結ばれた。
ああ、もちろん実験のために体を重ねるような狂人ではないさ。
そのへんの分別は出来てるつもりだよ。
私は…君のそういうすぐに騙されそうなところ…
いまにも誰かに染まってしまいそうな危うさに惚れたんだ。
飲んでもないのに助手くん相手に発情してる女なんて最低だよな…。
…あんなに健気に私のことを信じてくれた心をいまから破壊するんだ。
そのことに私はひどく…興奮している。
調合時の香りを嗅いだせいかもな…。
君も嗅いだろう?
少しばかりだが、あの煙にもそういう作用があるんだ。
おや、本格的に効いてきたようだね?
呼吸が深くなって深くなって……。
瞼が閉じる……重い、瞼が重い……。
//SE:指パッチンみたいな音
さぁ、目を覚まして。
君の目に私はどう映ってる?
君を騙した最低な女か?
それとも大好きで大好きでたまらない最高の女か?
観察記録を含めて…
いまから実験開始といこうじゃないか♥️
クレジット
ライター情報
pixivにて、台本を投稿し始めました。
ヤンデレや甘々、わからせなどを学び中。
シチュエーションボイス採用を目指しております。
〇語尾や台詞、言葉遣いなどご自由に変更ください。追加+削除もOKです。
〇使用する場合、連絡してくださると見に参りますので助かります(必須ではありません)
連絡先→@ayu_playch
ヤンデレや甘々、わからせなどを学び中。
シチュエーションボイス採用を目指しております。
〇語尾や台詞、言葉遣いなどご自由に変更ください。追加+削除もOKです。
〇使用する場合、連絡してくださると見に参りますので助かります(必須ではありません)
連絡先→@ayu_playch
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
鮎 の投稿台本(最大10件)