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続・耳かき店に行ったら巨人族の店員さんに遭遇した件
written by くるっくー
  • 耳かき
  • ファンタジー
  • 人外 / モンスター
公開日2026年06月10日 21:08 更新日2026年06月10日 21:08
文字数
3172文字(約 10分35秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
耳かき店員(身長50m前後の巨人族)
視聴者役柄
耳かき店の客(人間)
場所
屋外(広場)
あらすじ
色々な種族が共存して暮らす世界。
何十メートルもの巨躯をもつ巨人族の店員さんから受けた耳かきが忘れられないあなたは、再びその耳かき店を訪れるのだった――

本作は「耳かき店に行ったら巨人族の店員さんに遭遇した件」(https://yuruboi.com/script/12049)の続編です。
本編
(SE:巨人が近づいてくる足音)
こんにちは~。ご予約ありがとうございます。
また来てくださったんですね。

はい、覚えてますよ。前回、初めて耳かき店に来られたって方ですよね?
気に入っていただけたみたいで嬉しいです。

それじゃあ、早速始めちゃいましょうか。
座りますので、ちょっと地鳴りとかしますよー。
(SE:巨人が座る音)

はい、では、お膝の上へ……自分で登ってみますか?
おっ、助走をつけて~……よいしょー!
おー! 一発成功! なかなか華麗な身のこなしするじゃないですか。じゃあ、地面に下ろしてもう一回……なんて、冗談です♪

そしたら、耳かきコースでよろしいですか?
はい。では、耳かき入れていきますねー。

(耳かき開始)

はい! そうなんですよ~。ありがたいことに、最近はたくさんご予約を頂いてまして。
もしかしてお客さんも、予約を取るのに苦労したりとか……? あー、そうだったんですか。今日まで待ってくれて、ありがとうございます。
最近だと、初めてで私を指名される方も結構増えまして、多分、物珍しさとかで来られてると思うんですけど、終わった後、また来ますって言ってくれたりして。はい。
おっきな子の魅力が、伝わってるんですかね? ……ふふ、褒めすぎですよ~。そんなに言われると、照れちゃいますって。
……あ、こっそり私の顔見上げて見ようとしてません? もー、そういう方にはー……ほらっ。手のひらでお客さんごといないいないしちゃいます。ふふ。

来月からは、シフトを増やそうと思ってるので、今よりは来てもらいやすくなるんじゃないかなーと思います。
……いえいえ! むしろ、この仕事が大好きなので、もっと出たいと思ってたぐらいです。なので、大変だーとか、そういう風に考えたことはないですねー。
……あー、確かに細かい作業ですけど、そんなに目が疲れたりとかもしないかなー。でも、目は大事にはしてますね。
見えづらいからって、ぐっと顔を近づけたりしたら、お客さんを怖がらせちゃうと思うので。

えー? 怖くないですか?
こんな風に~、大きな顔が迫ってくるんですよ? 威圧されちゃいません?
怖くない? ふーん……。

……お客さん、こうして見ると、美味しそうですねぇ~。

あ~、ビクッてなっちゃった~♪
今のは流石にズルでしたかね? えへ。

いえ、怖がってほしい訳じゃなくて、なんだか、お客さんを見てると、こう、悪戯心が……ね?
勿論、こういうのが大丈夫な方にしかしませんけど、お客さんはこういうの、嫌じゃないどころか、むしろ……ですもんね? 前回言ってましたもん。ふふふ。

はい、では、梵天入れていきますね。

(梵天開始)

そういえばこの間、私と同じ、巨人族のお客さんが来られたんです。
どこかで私のことを知ってくださったみたいで。この店に来てから初めて、私と同じぐらいの大きさのお客さんに施術をしたんですね。

私それまで、同族相手に耳かきしたことがなくて、
でも、耳が大きくてやりやすいから大丈夫だろうって思ったんですけど、
巨人用の耳かき棒だから重さが全然違うし、「あれ? 力加減どのぐらいだろう?」とか色々わかんなくなっちゃって。

普段自分で耳かきするときの感覚を思い出して、どうにかご満足いただけたとは思うんですけど、
いやー、難しいことに慣れると、逆に簡単なことができなくなるんだなーって思いました。

あ、気になります? 巨人用の耳かき。ありますよ。ほら、これです。
えへ、大きいでしょう~。お客さんと背比べしてみましょうか。……あー、耳かき棒のほうが、梵天のぶんだけ大きいですね。

あはは! 「そのへんの木を引っこ抜いたみたい」、うまいこと言いますね! それ、今後使わせてもらおうかな。

そうですよー? お客さんからしたら、生えている木と変わらない大きさのものを、私たちは耳の中に入れているんです。
なんか、こういう私たちが普通に使うものとかを見せたりすると、結構ウケがいいんですよねー。
多分、身近なもののほうが、スケールの違いが実感しやすいからですかね?

それでは、お耳のほうへ突風が吹きますよー。せーの、
(耳に息を吹きかける)
ふーっ……。

はい、こちら側は終わりです。
そしたら、反対側向けますねー、くるっと。

(反対側の耳かき開始)

さっきの耳かき棒の話じゃないですけど、街の中心部のほうに、全種族対応の雑貨屋さん、あるじゃないですか?
あそこには巨人フロアもあるので、さっきの耳かき棒のような、お客さんよりも大きな生活用品がたくさん見られるんですよ。
入るには誰かしら巨人のお友達に付き添ってもらう必要はありますけど。

私も昔からよく利用してるんですけど、以前友達から「あのフロアに行ってみたい」って頼まれたことがあって……そうそう! 前にも話したあの友達です。
みんなが使えるようなものは1つも置いてないのに、「見てみたいだけだから!」って言うんで、一緒に行ったことがありましたねー。

もうね~、みんな、すぐはしゃぐんですよ。大きなものを見ると。
で、そのときの反応が大体「これ持ち上げられるかな?」か「中に入れそう!」のどっちかなんです。さっきからそればっかじゃん! って。
まぁ、私もそういうのを見て、一緒に楽しんでたんですけどねー。
食器のコーナーでティーセットを指して、遊園地にあるやつ! って言ってたのはちょっと面白かったですね。

あ、ちなみに、ここから何駅か離れたところにある某有名テーマパーク、あるじゃないですか?
あそこにあるコーヒーカップ、実際に巨人が使ってた食器を引き取って、改造して作られたんですよ。
びっくりしたでしょ? これ、今考えた嘘なんです。

あはは! すみません、つい思いついちゃったので。
でも、サイズ感で言ったら割と近いので、もし行く機会があったら、意識して乗ってみると面白いかもしれないですよ。

あ~、確かに! それならケーキとかも付けちゃって、食卓を完全再現しちゃいましょうよ。
いいですね、巨人のおうちって名前で、新しいアトラクションにして。
ね~。かくれんぼとかもやってみてほしいな~。

では、こっちも梵天入れていきますね。
(梵天開始)

あ、そうそう! 1つ試してみたいことがあるんですけど……これ。私の人差し指、ちょうど抱きつけそうじゃないですか?
抱き枕というにはやや小さいかもですけど、腕を回すのはできそうですし……ちょっと試してみません?
はい、どうぞー♪

どうでしょう? 私の指の抱き心地。

……へー、落ち着くんですね。

なんだか、不思議な感じがしますね。
私が手のひらでお客さんを包んであげると、落ち着くーってよく言ってもらえたりするんですけど、
逆にお客さんが、こんな風に私の指を包んでも同じ感想になるんだなーって。

あー……つまり「あたたかみがある」ってことですかね? なるほど。
私の体温が、指越しに伝わってますか?
ちなみに私も、お客さんにぎゅーってされる度に、指がじんわり温められてるような感じがします。

あ、もっとぎゅってしても大丈夫ですよー。私の身体は丈夫ですからね。
……ふふ、なんだか、こうして見ると、お客さんが私の指から離れたくないようにも見えて、可愛いですね♪
別に、恥ずかしがらなくても大丈夫ですよ~。私からお願いしたんですから。
 
とりあえず、お客さん的には、指抱き枕は結構アリ、って感じですか?
……えー! おうちのベッドよりもですか? それ、最高の誉め言葉じゃないですか。ありがとうございます。
ぜひ、おうちでゴロゴロしているみたいに、くつろいでくださいね。

はい、これで梵天はおしまいですので、ふーってしますね。
(耳に息を吹きかける)
ふーっ……。

では、これで終了です……あ、やっぱりそのまま離れないつもりですねー。そうすると思ってました。
もう~……ほら、指先だけで持ち上げちゃいますよ~。
ふふ、そういうちょっとした抵抗、本当に可愛いですね。
 
では、下りるとき気をつけてください……はい。
ありがとうございました。ぜひまたいらしてくださいね~♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
続・耳かき店に行ったら巨人族の店員さんに遭遇した件
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
くるっくー
ライター情報
名義変更しました。(普段のHNと表記変えてたけどややこしくなるだけだったので統一します)
くるっくぅ→くるっくー

耳かきで負ける、屈服させられるシチュエーションが大好きです。

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