目が覚めると、研究室に博士と二人きり。
どうやら、博士に何かされたようで……。

女性演者様にも、男性演者様にも、読んでいただけると思います。

Twitterでご紹介していただく場合、メンションをつけていただけると嬉しいです。
私が聴かせていただきたい。よろしくお願いいたします。

pixivでも投稿しています。

やあやあ、おはよう、愛しい助手くん。

気分はどうだい？
身体の痛みなどは？
そうか、うん。我ながらいい腕だ。

今？　今は深夜だが。
何か問題でも？
ああ、お腹が減っているのかい？
違う？

他の研究者たち？
勿論帰ってもらったよ。
だって、ここに必要なのは私と君だけなんだから。

そう、私と君だけでいいんだよ。

愛しい愛しい私の助手くん。
私は君に何度も愛を伝えたはずだよ？
だけど、君はそれをはぐらかしたね。
どうしてだい？

好きな人でもいるのかい？
違う。
私に魅力を感じないのかい？
違う。

じゃあ、なんだ？
自白剤が必要か？

いい子だ。

は？　怖い？　私が？

あは、あははははは！

この私が怖い？　
まったく可愛いな、君は。
いいねいいね、たまらないよ。

そうさ。私は世間が認めるマッドサイエンティスト！
命をもてあそび、人の心を歪め、己の欲に従い研究を進める狂った博士さ！

そんな私に愛されたんだ。
君は不幸か？　
否、幸運だ。

この私に愛されるのだから。

嬉しいだろう？　喜ばしいだろう？
だってそのはずだ。
そういった風に君の脳を作り変えたのだから。

私に愛されると君は嬉しい。

愛してる。

ほら、たった一言で、君の頬は緩んでいるね。

嬉しいよ。
私が嬉しいと君も嬉しいだろう？

何故首を横に振る？
抵抗するのか……？
……。
これは予想外だ。

あはははははははは！

君は助手としても素晴らしいし、実験体としても完璧だな！
こんなに私を楽しませてくれる！

いいぞいいぞ！
抵抗するならもっと抵抗しろ！
その分、もっともっと薬を投与して、もっともっと脳を弄ってあげるからな！

だけど、それじゃあ、壊れてしまうか。
それはつまらない。

よし、決めた。

君の本能を充たしてあげよう。
そう、三大欲求全てだ。

ああ、当然フルコースだ。嬉しいだろう？
あはは、赤くなって可愛いな。

脳を弄られた君はきっと、耐えられない。
さあ、早く私の元へ堕ちておいで。

・台本（ゆるボイ！）
ヤンデレマッドサイエンティストに愛される。
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
シノト