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大好きだと言ってくる子がNTR!?
written by 泣きんぎょ
  • 告白
  • 学校/学園
  • ラブラブ
  • 甘々
  • 恋人同士
  • NTR
  • 学生
  • ヤンデレ
公開日2021年07月20日 00:19 更新日2021年07月23日 22:53
文字数
3368文字(約 11分14秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ヤンデレちゃん
視聴者役柄
好かれてる男
場所
通学路
あらすじ
あらすじ

 あなたのことを好きだと言ってくる女の子がいた。
 しかし、女の子との接し方が分からずどうすればいいか測りかねたあなたはその子と着かず離れずの距離を保ち、受け流してしまう。
 それがよくなかった。
 あなたにすっかり興味を無くした彼女はあなたとは他の男と付き合い始めて、離れていく。
 離れていくとなると途端に寂しくなるのが男の心理。
 あなたはその子を繋ぎ止めようと彼女を追い詰めていくが……
 それは彼女の策略でしかなかった。
本編
本編

「こんにちは。好きです、付き合ってください」

「……そう、相変わらず断るんだね?」

「でも好き、大好き。私はあなたの運命の人。あなたは私の運命の人。これは変えようのない事実であり、宇宙の真理にもそう刻まれている」

「私たちは、結婚するしかない……」

「というわけでどうかな? 私と、付き合わない?」

「可愛くて気立てが良くて、家事も得意で料理も好き、四六時中あなたのことばかりを考えている……まさにあなただけのために存在するような都合の良い美少女、それが私」

「あなたの好みはぜんぶ把握してるもの……私のような身長低めの子が好きで、胸が控えめで手にすっぽり収まるくらいが好み、そして、こんなふうに……手の平が半分くらい隠れた、萌え袖、これがたまらなく好き……」

「どうでしょう? 今ならこんなあなた専用の最強彼女がお買い得の0円。こんなにお得なことはない」

「……うん? 少し強引すぎるのが困る?」

「……そうかな? 私はあなたの全てを知りたいだけ。そしてあなたの全てになりたいだけ……私があなたの世界の中心になりたい、ただそれだけ」

「確かにお部屋に監視カメラをつけてたり、盗聴器を仕掛けて四六時中監視をしてたこともあったけど……それは恋する乙女のお茶目な暴走……愛してるんだから、これくらい許される……」

「そうだよね?」

不思議そうに

「……んぇ?駄目なの? じゃあ、盗撮写真を部屋いっぱいに貼り付けていつでも目が合うようにしてるのは? 抜け毛をこっそり回収してDNAを採取したり、一人で頑張った後の後始末ティッシュをこっそり……」

「っと、危ない。何でデコピンしようとしたの? 何かおかしなこと言った?」

「……うん、私はこれくらいは普通だと思ってるよ? 大好きなんだから、どんな時だって感じてたいじゃん?」

「あなたは……そうじゃないの?」

「LINEとか、連絡先も一切交換してくれないしさ……まぁ、毎日毎日それでお手紙を入れてるんだから別に関係はないんだけどさ。どうして?」

「……え? 十秒に一回通知が来そうだから?」

「ふ~ん……ん……出来なくはないけど……ちょっと難しいかな? 私、あんまりスマホとかで文字打つの得意じゃないから……1分に6回程度?」

「早いのが愛の証だって言うんなら頑張るけど……ふぅむ、十秒に一回」

「……うん? その気にならなくていいの? 送らなくて、いい?」

「そう……じゃあ、このままかな。私に出来る範囲で頑張ることにするから」

「さっき言った通り、1分に6回だね……じゃあ、連絡先交換しよ?」

「……? どうしたの? そんな嫌そうな顔して」

「……そう、交換してくれないんだ……そっか」

「ま、いいけど」

「それじゃ……これまで通り……って、言いたいところだけど……念のため、確認しとこっかな」

「ねぇ?あなたにとって、私は何?」

「好きな人?」

「嫌いな人?」

「友達?」

「それとも……ただ名前を知ってるだけの人?」

「私にとってあなたはね、大好きな人。私の全てを捧げたいと思う人で私の全てになって欲しい人……あなたの世界の中心が私で私の世界の中心があなた、それが理想で最適解」

 耳元で

「あなたは?」

「私と居るのは……あなたの最適解じゃ、ないの?」

 離れて

「…………そう、分からない、か」

「……そっか」

「じゃあ、まぁ……もういいかな」

 耳元で

「ごめん、私も……そろそろ愛されたいんだ」

「バイバイ」

 離れて

「じゃあ、またね?」

場面転換

「……あ、おはよ」

「うん、そうだね。久しぶり、だね」

「最近は、挨拶もしてなかったから……でも、私は別に久しぶりとは思わない」

「そう思わないような時間を過ごしてきたから」

「うん、とても……楽しい時間」

「彼氏がね、出来たんだ」

「……んぅ?何?その驚いた顔は?」

「私だって年頃の女の子、彼氏の一人二人くらい出来るよ」

「……まぁ、二人は居ないわけだけど」

「で、それが?」

「あっそう、自分以外の彼氏が出来ると思わなかったんだ? それ、自惚れが過ぎるよ」

「あなたが私の告白を何度邪険にしたと思う?」

「どれだけ好きだって伝えて……言葉を濁してきたと思うの?」

「私はね……覚えてるよ、その回数までも余すことなく完璧に」

「あなたは……覚えてないでしょ? そんな顔してる」

「私の彼氏はね、あなたと違って私の好きを真正面から受け止めてくれた。大好きだって言って抱き締めてくれた……そして」

 耳元で

「幸せなキスまで……」

「ごめんね? あなたにあげるって言ってたファーストキス、別の人のものになっちゃった」

 離れて

「?どうしたの?その顔?泣くの?」

「泣いてももう遅いよ? 私は、あなたの元には帰ってこない」

「あなたの、彼女にはならない……それでも?」

「泣くの? みっともなく、無様に……カッコ悪く」

「……あ、堪えるんだ? まぁ、別にどうでもいいけど」

「そういうわけだから、もう私には話しかけなくていいよ」

「私も、他の男と話しているところを見られでもしたら迷惑だから」

「彼女でも作ったら?」

「私っていう……運命を逃した後に捕まえられる女の子が居るんならね?」

「あっははっはっはっはっはっは♪」

 耳元で

「ありがとう……大好き『だった』よ?」

 離れて

「ふふ、あはは……あはははははははははっ♪ 今更好きだって言ってももう遅いけどね?」

「これから、私の全てはその人に捧げる」

「私はね、彼氏のモノになるの♡ こ~んなに幸せなことってないよね?」

「全部の初めてを、あの人に捧げ尽くして……」

「あなたにあげるって言った……全てを、あの人のモノにして……ふふ、ふふふふふ♪」

「どう? い・や?」

「……そう。まぁ、今更言っても遅いけどね?」

「これから、私の大切なものを……彼に捧げるから♡」

「嫌だって言うんなら止めに来る?」

「結婚式に割り込む間男みたいにやってくる?」

「それでもいいよ?」

「目の前で……あま~い光景を見せられるだけだけど、ね?」

 耳元で

「ねぇ? もう、私たち、どこまで行ったと思う?」

「あなたにあげるって言った初めて……あと幾つ残ってるかな?」

「知りたかったら……ふふ、ふふふふふ♪」

「カッコよ~く止めに来てよ? まだ、私を好きだって言うんなら、ね?」

 離れて

「ふふ、ははは……あははははははははっ♪ じゃ、バイバーイ♪ 私、彼氏とデートだから♪ もう話しかけてこないでよね?」


 歩き去る音

 場面転換

「あ、来た来た! 待ってたよ、早かっ……うわぁ、すごい血走った目」

 途中で血走った目に気が付いて言葉を切り上げる感じで

「どうしたの? そんなに怖い顔して?」

 壁ドン

「……近いよ。言いたいことがあるなら、さっさと言ったら?」

「…………うん、うん……そっか、私のこと、そんなに好きなんだ?」

「私が、あなたの全て? もう何も、他の男に渡したくない?」

「そう……そっか」

「へへへ……うん♪ やっと、認めてくれたね♡」

「私が、あなたの彼女だよ?」

「……うん? 馬鹿だね、私が本当にあなた以外の男と付き合うと思ったの?」

「私はあなたの運命の人。あなたは私の運命の人。これは変えようのない事実であり、宇宙の真理にもそう刻まれている」

「そう、言ったじゃん?」

「変えようのない事実だって、さ」

 優しい声で言って
 耳元で

「好き、大好き……私は、あなたのモノだよ?」

「そして、あなたは、私のモノ……私の世界の中心があなたで、あなたの世界の中心が私、だよね?」

「そう……やった♪やっと、素直になってくれたんだ♡」

「だから言ったんだよ? 私もそろそろ愛されたいって、これは、そういう意味」

「私はね、信じてた」

「あなたが、何だかんだで私のことが大好きで……他の男なんかに取られたら取り返しに来てくれるって」

「だから……お芝居をした」

「だから……あんな、怖気の走るようなことを言った」

「私……あなた以外と付き合うなんて、嫌に決まってるよぅ……」

 涙を堪えた感じで
 それから明るく

「大丈夫、あげるって言った初めて全部ぜ~んぶ♡残ってるよ?」

「大好き♡」

「やっぱり、私があなたの運命なんだから♪」

「もう、私を離さないでよ?」

「ずっとずっと、抱き締めて、離さないでね?」

「私の居場所はここなんだから……」

「そして……あなたの居場所も、ここだっていうこと忘れないでね?」

「他の女の所になんか行ったら……ふふ、今あなたがやってるみたいにカッコよく取り戻しに行って抱きしめるからね?」

「それがもし……本当に、別の女が居たのだとしても……私はやるから♪」

「これからずっと

囁き

「よろしくね♡」

 離れて

「それじゃ、約束。キスをしよ? あなたにあげるって言ったファーストキスだよ?」

「ん~……」

 キスを迫るように言って終了(キスまではいかない
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
大好きだと言ってくる子がNTR!?
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
泣きんぎょ
ライター情報
 ASMR、シチュボ台本を主に書いています。
 細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
 また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
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