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電車で見かける気弱なあの子は匂いフェチなヤンデレJKでした♡
written by 泣きんぎょ
  • 告白
  • 純愛
  • 色仕掛け
  • 甘々
  • ヤンデレ
公開日2022年02月12日 01:16 更新日2022年02月12日 01:16
文字数
2883文字(約 9分37秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
匂いフェチJK
視聴者役柄
同じ学校の男
場所
電車→秘密の場所
あらすじ
あらすじ

 いつも電車で見かける女の子が居た。
 あなたはただ単に、その子が次の駅で降りるのを知っているから見ていただけ……座席を狙って近くにいただけ……そのはずだった。
 しかし、たまに目が合う。
 そして、小さく笑いかけてくる。
 その姿に、いつの間にか恋に堕ちていて……
 あなたは、そんな彼女の本性を知らないまま……ちょっとしたロマンチックに身を委ねてしまうのだった。
本編
本編

「……ぁ、やっほ。こんにちは」

「今日も、会ったね?」

「ふふ、ここのところずっとだね? 学校で、遅くなる用事終わったの?」

「……ん、そっか……それは、よかった、ね?」

「……ぷ、ふふっ……ごめん、何だか、可笑しくなっちゃった」

「あたしたち……毎日のようによく会うのに、今日が初めてこんなふうにまともに会話するものだから……可笑しくなっちゃって」

「いつもいつも……この電車で一緒なのに……不思議だね?」

「同じ学校で……学年も同じなのに……会話もしたことなくて……いざ話そうとしたら、これなんだもん」

「たどたどしいにも程があり過ぎて……ぷ、くく、笑っちゃった」

「駄目だね?電車内なのに……ふふっ」

「……はぁ、可笑しかった……」

「大丈夫、知ってるよ? あなたは……ただ単に、あたしが次の駅で降りるから……それで空いた席に座りたくて、見てるんだよね?」

「うん、知ってた」

「だって、あたしが下りたら一目散にこの席に腰かけるんだもん」

「……すぐ、分かっっちゃった」

「……もうすぐ、着いちゃう、ね」

 少し待ち

「……せっかく話せたのに、何かもったいないな……」

耳元で

「ねぇ? 良かったら、なんだけど……」

囁き

「ちょっと、お話、しない? 二人っきりで……誰にも邪魔の入らないところでちょっとだけ、さ」

「あたし……あなたのこと、知りたいなぁ……駄目?」

離れて

「そう、ありがと♪」

「じゃあ、次の駅っ! 一緒に降りよっか?」

場面転換

「ん、到着……ここでちょっと、話そっか?」

「ここ、お気に入りなんだ~。人気ひとけも少なくて……静かで、誰も来なくて……ふふ、秘密の共有、だね?」

「あたし、ね? ずっと、こういうことしたいって思ってた」

「……その、さ?」

「さっきも、言ったよね? あたしのことずっと見てたの気付いてたって……」

「えと……逆の立場なら、多分、分かると思うんだけど、さ」

「そう……あなたが座席に座っているときに、じ~っと見つめてくる女の子が居たら、どう?」

少し待ち

「……ん、そういうこと」

「女の子だって、ロマンスくらい夢見るんだよ?」

「この人……あたしのこと好きなんじゃ? って、そう思ってた」

「結果は……違ったけど……あはは……諦めきれずに、勇気を出してさ? ちょっと微笑んでみたり、手を振ってみたり……挙句の果てに、今日はこんなところまで連れ出しちゃった」

「なんだか、恥ずかしいね?」

「でも……好き……この時間、悪くないと思えるの」

「あなたとこうして過ごすこの時間……心がポカポカする」

「きっと……こうして良かったって、そう思ってるんだ」

「……あなたは、どう、かな?」

「その……あたしと、同じだと、いいな」

 少し待ち気まずそうに

「なんて……あ、はは、は」

「……ねぇ? 前から少しだけ気になってたんだけど、どうして違う駅から乗ってくるの?」

「あたしたち、同じ学校に通ってるのに……帰りに乗る駅が違うからずっとずっと疑問だったんだ」

「ね? 何で?」

「……へ~、鍛えるために一駅走って帰ってるんだ? それは、何ていうか、健康的、だね?」

「うん、いいと思う」

耳元で深呼吸

「……ん、本当だ。汗の匂い……頑張ってきた、証拠だ」

もう一度深呼吸

「……うん、落ち着く……男の子の汗の匂いって、何だかいいね?」

離れて

「……んぅ? どしたの? そんな、赤い顔して? 何か、可笑しかった?」

「……ぁ、そうなんだ。うん、確かに……男の子の匂いを嗅ぐのは一般的じゃない、ね」

「普通の女の子じゃ、滅多にやらないと思う……」

「でも……その、何ていうのかな? あたし、匂いフェチ、っていうのかな、これ?」

「こういうの、落ち着くっていうか……ホッとするって、いうか……あはは、は」

「……多分、あなただから、だと思う」

「他の人だと、こんなことになったことなかったから……」

「うん、男の子の汗の匂い、っていったけど……あなたの汗の匂い、好きだよ?」

「あぁ、頑張ってるんだなぁ……ってその光景を思うと、何だか心の奥の方がドキドキしてね? 気持ちいいんだ」

「ふふ……へへへ……これじゃ、何だか、変態みたい、だね?」

「でも、本当……だよ?」

「ねぇ? このまま……もう少し、このままで居ても……いいかな?」

「……その、大胆、に思われるかもしれないけど……抱き着き、たいの」

「駄目、かな?」

「……そう……そうっ」

 二番目のそうっ、は喜びが溢れる感じで

「ありがと、だぁいすき」

耳元で呼吸音
ここから抱き着いてるイメージで耳元で

「ぁあ……いい……いいね……体中が、あなたの匂いで包まれてるみたい」

深呼吸

「すごい……すっごく、ドキドキする」

匂いを嗅ぐように

「クンクン……はぁ♡ ここ、匂いが濃いね? 耳の、裏側……クラクラしてきちゃうよ♡」

深呼吸

「好き……大好き……ずっとずっと、こうしたいと思ってた」

「うん……うん……あたしと、あなたの体臭が混ざり合ってる……あたしとあなたが、一つになってる……すっごく……すっ……ごくっ、ドキドキする」

深呼吸

「お願い……こんな、変態なあたしだけど……もう、あなたしか、考えられないの」

「あたしと、付き合って?」

少し待ち

「……そう……そっかっ……ありがと」

「よかったぁ……これで、念願叶ってあたしがあなたの彼女だ♪」

深呼吸

「本当に……本当に、良かった……」

「えへ、えへへへ、へ……思い描いてた妄想、そのまま形になっちゃった♪」

「……あたしのことじゃなくて……席が目当てで見てたって分かった時は、どうなることかと思ったけど……」

「本当に……本当に、よかった」

「もう、離さないよ? もう……どこへも行かせない」

「いつもいつも見て……いつの間にか、あなたのこと好きになってた。もっと知りたいって思うようになってた」

「……その、分かると思うけど……そっちがあたしのこと見てるってことは……あたしも、あなたのこと見てるってことだから」

「……いつもいつも、じっと見られて……恋に堕ちたの」

「あたしのこと好きに違いないと思って、あたしの中の好きもどんどん膨らんでいって……たくさん……たくっ、さんっ、あなたのこと調べたんだ」

「クラス、学年、交友関係……どんなことが趣味でどんなことが好きか」

「他に話してる女の子が居ないかは特に厳重に調べた……だって、他に、好きな子が居たら、嫌だから……」

「だから、こうして、ここまで連れ出したんだよ?」

囁き

「大好きだから♡」

「誰よりも、何よりも大好きだから♡」

囁き終了
普通に耳元で

「ねぇ? 体操着がなくなってるって思うこと、なかった?」

「……あれ、ね。全部、あたしの仕業なんだ」

「好きだったから、気になっちゃって……顔に押し付けて、思い切り深呼吸して……あなたの匂いを肺一杯に取り込んで……」

「いけないことしてるんだ、って思いながらも……これがいつも見てくる彼の匂いなんだって思って……布団の中でドキドキしてた」

「帰る時間帯が遅くなって、会わなくなった時なんかは……特にやきもきした」

「……あたしと、あなたの時間が奪われるようで……あたしの、大切な時間がなくなるかのようで」

「……つらかった……悲しかった」

「だから……」

「……そう、だから、だよ?」

「さっきも……聞いたよね? 早く帰れるようにしてあげたんだ」

「また……一緒の電車に乗れるように」

「その甲斐あって……今日、一緒に……なれたんだよ?」

「……ん?どうしたの?身体が少し、強張ったよ?」

「何か……怖いことでも、あった?」

 耳元で呼吸音

「……でも、大丈夫。そういうことがあっても、これからはあたしが傍でこうして、安心、させてあげるから」

とびきり甘い声で

「ぎゅ~~~~……って」

「怖くないよ、って慰めてあげるから」

「ずっとずっと……一緒に居ようね?」

「大好き♡」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
電車で見かける気弱なあの子は匂いフェチなヤンデレJKでした♡
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
泣きんぎょ
ライター情報
 ASMR、シチュボ台本を主に書いています。
 細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
 また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
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