幼馴染を残して、別の街で一人暮らしを始めたあなた。
帰省したことを知った幼馴染はあなたをデートに誘います。

あっ！こっちこっちー！

(待たせちゃったかな？)

(少し照れながら)
えへへ、久しぶりに君に会えると思ったら待ち合わせよりもずいぶん早く来ちゃった。

もう、私に黙ってここを離れて一人暮らし始めるなんて。
ずっと、寂しかったんだよ……？

その分今日は付き合ってもらうからね！

ほら行こう！時間は待ってくれないんだから！

(服屋にて)
このふんわりしたワンピース、いいと思わない？

合わせてみるから、感想教えて！
どう？

(かわいい)

かわいい？
それじゃ、肩出しのこっちとどっちがいい？

(ちょっとからかうように)
ふーん、君の好みってこっちなんだ。
へぇ、なるほど～。
今後の参考にしよーっと。

それじゃお会計してくるから待ってて。

お待たせ～。
買ったの着てきちゃった。
どう？自分が選んだ服を着てる女の子を見た感想は。
グッと来るでしょ？

顔そむけないで。
もっと私を見て。

ふふ、ドキドキした？

次のところ行くよ！
ねぇ、もっとくっついて歩こ？
恋人みたいに、ね。

(時間経過)

色々まわって疲れたね。
そこのカフェで休憩しない？

ここパンケーキがおすすめみたいだよ。
ほら、メニューの写真すっごいおいしそう！

ねぇ、二人で違う味の頼んで分けあいっこしようよ。

私ね、この生クリームとベリーがどっさり乗ってるのにしよーっと。
君はもう決まった？

すみませーん！
これとこれ、お願いします。
えっ、クリーム増量！？
そんなことできるんですか！？
はい！それも追加で！

楽しみだねー。

わぁ、すごい！
写真よりも迫力があるよ！

大きくてどこから食べたらいいか迷っちゃうね。

いただきまーす。
んー！おいしー！
ふわふわのパンケーキに、甘酸っぱいベリーソースとそれをじゃましない軽めのクリーム！
いくらでも食べられそう！

食べさせてあげるね！
ほら、あーん。

どう？おいしい？

(ちょっと得意気に)
でしょ？

君のもちょーだい。
あーん。

うん！チョコのもいいね！
ちょっとビターで大人な感じ！

(楽しげに)
てか君、あーん下手すぎ～。
鼻にクリーム付いちゃったよ～。

(カフェを出て)
ふぅ、おいしかった～。

じゃあ次はって、もう夕方か。

最後に、さ。
観覧車乗ろうよ。

(沈黙)
(取り繕うように)
き、きれいだね。景色。

小さいときこの観覧車、よく乗ったよね。お母さんにねだって。
あの頃からただ君と遊んだりするのが楽しくて、君のことは仲がいい友達だって思ってた。

でもね。君がこの街を離れて感じたのは、友達が転校とかでいなくなったときとは全然違う感情だった。

寂しいだけじゃなくて、焦りとか心配とか、ちょっと怒ってもいたかも。
そういうのが混ざった不思議な感じ。

今までなんでこんな気持ちになるか全然わかんなかったけど、今日君とデートしてわかったんだ。

私、君のことが好き。
君と一緒にいてとっても幸せだったし、この時間を誰にも渡したくないって思った。

私、君の彼女になりたい。

いいの？ありがとう。

いちばん上に来たね。

ねぇ、キス、しよ？

早く、きて。

(キスをする)

これで、私。君と心の深いところで繋がれたんだね。

・台本（ゆるボイ！）
久しぶりに会った幼馴染の告白
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
メロンフランスパン