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自分が太ってないと弱気に言い張る彼女を分からせてやった話
written by 泣きんぎょ
  • ギャグ
  • ラブラブ
  • ツンデレ
  • お姉さん
公開日2021年08月05日 23:35 更新日2021年08月05日 23:35
文字数
2182文字(約 7分17秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
太り出した彼女
視聴者役柄
彼氏
場所
あらすじ
あらすじ

 少し彼女が太り出してきた。
 そのことを彼女に告げると恥ずかしがりながらも絶望して、歯ぎしりをする。
 ふ、ふとって、ないし
 弱々しい声で語られるそれは自らの状態を自覚しているのをありありと現わしていた。
 分からせるために腹を触る。
 すると、恥ずかしそうに認めた彼女と共に節制に励むこととする。
 しかし、そう簡単に出来れば苦労はなかった。
本編
本編

「はぁ~~、いや~、こ~んな熱いとな~んもやる気でないわね~」

「ねぇ、アイス取って~、お腹空いた~」

「ふぁ……ねむ……やっぱ夏はクーラーの効いた部屋でゴロゴロしてるに限るわね~」

「ゴ~ロゴ~ロ……ゴ~ロゴ~ロ……はぁ、だる」

「これじゃモップね……はぁ、疲れた」

「……んぁ?ぉ~、持ってきてくれたぁ?あんがと……んじゃ、いただきま~……?」

 食べる途中で取り上げられた感じで

「ちょっと、何で遠ざけんのよ? こっち寄越しなさいよ~」

「……は?あたしが……太った?」

「………………あ~、うん、体重計、ね? えっとぉ、壊しちゃったからしばらく、乗って、ない、けど……あ、はは、は」

「うぅん……まぁ、そりゃね? 身体が、ちょっと重くなったかな~とは、思うけど……ほら?」

「最近、あたしいっつもゴロゴロしてるし……陽の光を浴びてないし? 身体が怠いのも普通かな~って、思って……へへへ、へ」

「だから、その……なんていうか……」

 気まずそうに

「ふ、太って、ないし……」

 柔らかいものを触る音

「ぁっ、う、うぅっ、やめっ、腹を、触るなぁっ、う、うぅぅ」

「…………はい、太りました。体重が五キロも増えました……」

「う、うぅぅぅ、セクハラだ……セクハラだよぅ……いくら彼氏だからってやっていいことと悪いことがあんのよ? 分かってる?」

「……うぐぅ……はい、アイスはやめときます……節制、していきましょう……はぁ」

「まぁ、そりゃね? あたしも、ちょ~っとまずいかな~とは思ってたのよ?」

「なんか、胸のあたりきつくなったし……前はピッタリだったズボンがパツパツで見せられない状態だったし……走ったら、お腹も何か揺れる感じしたし……うぅ」

「…節制……それに、運動、かぁ……やだなぁ、あたし努力とか真面目とか好きじゃないのよぅ」

「うぅ……でも、そうね……あんたに、可愛くないあたしを見せるってのも癪だし……」

「分かった……頑張って、努力することにする」


 少し間を空けて

運動して息を切らしてるふうに

「ハァ、ハァッ、ハァッ、ハァッ……きっつ~い」

「外、何でこんな暑いのよぅ……ハァ、ハァ」

「ね?ちょっと、おぶって……ここから、家までで、いいから」

「……うぅ、駄目ぇ?けちぃ……」

「はぁ、じゃ、いいや。ちょっと涼しいとこ行こ」

「スーパー、スーパーに……」

 来店音

「うおぉぉぉっ……涼しい~……やっぱ、クーラー効いてると最高よねぇ……生き返る……」

「……あ、そうね。せっかくだから何か買って帰りましょ」

「えっと、ダイエット、食材よね? 何を買えば……」

「っ! あ、あそこにあるのは!」

「あぁ、ぁぁあ……ミルクレープ……わっ!こっちにはっマンゴープリン! おおっ!こっちにはエクレアがっ!」

声を潜める感じで下から

「ねぇ? 買っちゃ……駄目ぇ?」

「買って、欲しいなっ♡」

 少し開けて

「……うぅ、けちぃっ!いいじゃん!こんなに頑張ったんだからちょっとくらいご褒美があったって……はぐっ!ちょ、は、腹を揉むなぁっ!」

「う、うぐぐぐぅ……分かった、わよぅ」

「今日の所は……諦める……」

「……うぅ、私のミルクレープぅ……」

 足音

「はぁ、それじゃ、えっと……もやし、買わないとね」

「それから、こんにゃく……おから……はぁ……肉食いたい」

「……分かってるわよ。あとはバナナね?バ~ナ~ナ」

「はい、じゃあ、買って帰りましょ」

「はぁ……あたしのお肉……」

 退店の音
 間を空けて

「……たっだいま~……はぁ、なんか、いつもの倍以上疲れたわね……ふぐぅ……」

「頑張って、走り回って運動をし……帰ってきた後に待ってるのは、外の熱気のせいでなまぬる~い部屋とダイエット料理、かぁ……気力、湧いてこないわね~、はぁ」

「あ~、はいはい、分かってますよ~。食べないと身体が飢餓状態になってうんぬんかんぬんでしょ~?」

「聞き飽きたわよ、けっ

「絶食状態でしばらくぶりに物を食べると栄養を何倍も吸収するんでしょ~? 何回も聞いたわよ……それに、絶食ダイエットとか、する気もないし……」

「ねぇ? 悪いんだけど、あたし疲れちゃったからご飯お願いできない?」

「もう作る気力も湧かないのよ……ダイエット、協力してくれるんでしょ? それくらいやってくれても、いいじゃない?」

 耳元で

「ね?」

 離れて

「うん♪ありがと♪ 流石はあたしの彼氏ねっ!」

「んじゃ、あたしちょっとリビングで休んでるから! 出来たら持ってきてね~」

「……さて、と」

 ガサガサと袋を漁る音

「バナナの皮、上から剝くか下から剥くか? ……こうして言ってみると映画のタイトルみたいね……」

「じゃ、あいつが来る前にちょっと一本……あ~」

 あ~ん、の途中で止める感じで

「……うぇ? あ、あんた、何でそこに居るのよ?」

「う、うぐぅ、いいじゃない!あたしのお金で買ったものをあたしが食べたって! あたし自身の食べ物をあたしがどうしようとあたしの勝手……」

「ひゃぅっ!う、うぅぅぅ、やめろ~~、お腹を揉むなぁ~、うぅぅ」

「分かった……分かりましたぁ!」

「……つまみ食いしようとして、ごめんなさい」

「ダイエット中だというのに自覚のない彼女で、本当に、申し訳ありませんでした……」

「これで満足!? ふんっ! 勘違いしないでよね? あたしがこの程度で諦めると思ったら大間違いなんだからねっ!」

「ちょっと、認めた程度が何だってのよ! 帰った後にたくさん食べてやるんだからっ! 美味しいものお腹いっぱい食べて幸せに、っ!」

「はぅぅ、ご、ごめんなさいぃぃぃ、お腹、揉まないでよぅ~~……うぅぅ」

「はい……ぽよぽよのお腹です……だらしなくゴロゴロしてたから太ってしまいました。認めます……」

「う、うぐぅ、みとめ、るからぁ!」

「くぅ……そこ、触るくらいなら、こっち触れよぉ……バカぁ」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
自分が太ってないと弱気に言い張る彼女を分からせてやった話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
泣きんぎょ
ライター情報
 ASMR、シチュボ台本を主に書いています。
 細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
 また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
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