公開日2021年08月12日 23:32
更新日2021年08月12日 23:32
文字数
1442文字(約 4分49秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
女友達
視聴者役柄
金持ちになってしまった一般人
場所
喫茶店
あらすじ
あらすじ
突然金持ちの後継者として連れ去られたあなたの人生はめちゃくちゃになった。
顔も知らぬ婚約者。
仲の悪い入籍者……
婚約者が居るのに、他の女と入籍をさせられている。
そのことが理由でとあるものとは裁判沙汰にもなり……ある女にはしもべとしてこき使われる日々。
そんな中で、唯一の癒しは……かつて、自分がまだ平凡な小市民だった頃の女友達……
彼女だけは、自分が金持ちの血縁だと分かった途端に手の平を返してきた他の者と違って対応が変わらなかった。
変わらない調子で、呆れたような……けれど、どこか安心する顔で迎えてくれた。
けれど、彼女にも……胸の内に抱えることがあった。
その闇は、あなたが思うよりもとても大きなものであった。
突然金持ちの後継者として連れ去られたあなたの人生はめちゃくちゃになった。
顔も知らぬ婚約者。
仲の悪い入籍者……
婚約者が居るのに、他の女と入籍をさせられている。
そのことが理由でとあるものとは裁判沙汰にもなり……ある女にはしもべとしてこき使われる日々。
そんな中で、唯一の癒しは……かつて、自分がまだ平凡な小市民だった頃の女友達……
彼女だけは、自分が金持ちの血縁だと分かった途端に手の平を返してきた他の者と違って対応が変わらなかった。
変わらない調子で、呆れたような……けれど、どこか安心する顔で迎えてくれた。
けれど、彼女にも……胸の内に抱えることがあった。
その闇は、あなたが思うよりもとても大きなものであった。
本編
本編
「よっ、久しぶりね?」
「大丈夫?また……前見たよりも暗い顔になったけれど?」
「……はぁ、あんた、どんどん暗い顔になっていくわよね」
「金持ちの爺さんに後継者だとか言って連れ去られてからさ……今度は、何があったのよ?」
少し間を空けて
驚いた風に
「……はぁ!?裁判沙汰ぁっ? どうしてそんなことになったのよ?」
「……へ、へぇ……入籍、ね……ってことは結婚したってこと……ふ、ふ~ん……それで、その女が……あぁ、そう……その裁判起こした相手の婚約者だったわけ、ね」
「……はぁ、そりゃ、裁判にもなるわよ。確か……愛情が深いことで有名だったじゃないの?あの家?婚約者にぞっこんでべったりで……それで奪われたとなれば……ねぇ?」
声を潜めて
「……で、一応聞いとくけど……なんで、そんなことになったのよ? 略奪愛?」
「燃えるような、恋……しちゃったの?」
「入籍して、今はもうベッドでラブラブしてるって、わけ?」
少し待って
離れて
「は?むしろ嫌われてる?すぐにでも離婚したいって言われてんの?」
「身体に触れたことすらないぃ!?」
「……え?それ……え?どういうことよ?」
「好きだから、そうなったんじゃないの?」
「だから……他に婚約者が居ながら、そういう面倒くさいことになったんじゃないの?」
「……えぇ?会社の利益のため?」
「……そこに愛は……欠片もないわけ?」
「……へぇ、そうなんだ……欠片もないんだ」
「……いや、そりゃ怒るわよ」
「元々居たあんたの婚約者はどう言ってんのよ?怒ってんじゃないの?」
「……あぁ、そう怒って、ないんだ? そう、顔も合わせたこと無いから何とも、ねぇ……」
「……あれ?でも、確か政略結婚みたいな感じだったはずじゃ?」
「本人はともかく向こうのご両親は……あぁ、そう、怒ってるんだ?」
「で、不義理を働いたあんたに怒りを向けてる、と……うっわぁ、悲惨ね」
「これほどとばっちりなことってないじゃない?」
「……それで……へぇ、更にはそのことで弱みを握られてある女に言いなりにされている、と」
「……ごめん、ちょっと混乱してきたんだけど」
「……とりあえず、あんたの周りに女の子が沢山居ることは分かったわ。それも、好意なんて一片も向けてない悪い女たちが、ね」
少し間を空けてから
気持ちを落ち着けるように息を吐く
「ハァ……あんた、本当に大変ね……元気出しなさいよ? あたしだけは、あんたの味方だから」
「ふふっ、ええ、そうね!あたしだけは安全ね♪」
嬉しそうに言ってから
少し真剣な口調で
「ん~……でも……」
耳元で
「ねぇ?本当に、これでいいの?」
囁き
「このままで、いいの?」
離れて
「……はぁ、そういう顔するのね。気付かないんだ……」
少し落胆した調子で言ってから
明るく
「ん~ん、何でもない♪ この質問はまたの機会にすることにしたわ!」
「そのときは、よろしくね♪」
少しだけ長めの間を空けてから
「……好きでもないのに、近くをうろつきやがって……あたしが、先だっての」
「あたしが……一番だってのに……ぽっと出の奴らが横からわらわらと……かっさらって……」
「……はぁ」
「あのとき……無理にでも引き留めれば良かった」
「幸せになるんならそれでも……なんて思ったのが、間違いだったわね」
「やっぱり…………あいつには、あたししか居ない」
「あたしだけが……あいつの……」
暗く、溜めるような声で言ってから溜息を吐く感じで
「はぁ……そうよね。まだ、ただの友達だものね……この先は、友達じゃなくなってから言わなくちゃ」
優しい声で
「大丈夫よ……今に、一番の親友のあたしが、あんたを助けてあげるから」
「だから……その時は、あたしの質問に首を縦に振ってね?」
「あたしを……お嫁さんにしたいって、さ」
「あたしだけが……あんたの幸せの在り処なんだから、ね?」
「よっ、久しぶりね?」
「大丈夫?また……前見たよりも暗い顔になったけれど?」
「……はぁ、あんた、どんどん暗い顔になっていくわよね」
「金持ちの爺さんに後継者だとか言って連れ去られてからさ……今度は、何があったのよ?」
少し間を空けて
驚いた風に
「……はぁ!?裁判沙汰ぁっ? どうしてそんなことになったのよ?」
「……へ、へぇ……入籍、ね……ってことは結婚したってこと……ふ、ふ~ん……それで、その女が……あぁ、そう……その裁判起こした相手の婚約者だったわけ、ね」
「……はぁ、そりゃ、裁判にもなるわよ。確か……愛情が深いことで有名だったじゃないの?あの家?婚約者にぞっこんでべったりで……それで奪われたとなれば……ねぇ?」
声を潜めて
「……で、一応聞いとくけど……なんで、そんなことになったのよ? 略奪愛?」
「燃えるような、恋……しちゃったの?」
「入籍して、今はもうベッドでラブラブしてるって、わけ?」
少し待って
離れて
「は?むしろ嫌われてる?すぐにでも離婚したいって言われてんの?」
「身体に触れたことすらないぃ!?」
「……え?それ……え?どういうことよ?」
「好きだから、そうなったんじゃないの?」
「だから……他に婚約者が居ながら、そういう面倒くさいことになったんじゃないの?」
「……えぇ?会社の利益のため?」
「……そこに愛は……欠片もないわけ?」
「……へぇ、そうなんだ……欠片もないんだ」
「……いや、そりゃ怒るわよ」
「元々居たあんたの婚約者はどう言ってんのよ?怒ってんじゃないの?」
「……あぁ、そう怒って、ないんだ? そう、顔も合わせたこと無いから何とも、ねぇ……」
「……あれ?でも、確か政略結婚みたいな感じだったはずじゃ?」
「本人はともかく向こうのご両親は……あぁ、そう、怒ってるんだ?」
「で、不義理を働いたあんたに怒りを向けてる、と……うっわぁ、悲惨ね」
「これほどとばっちりなことってないじゃない?」
「……それで……へぇ、更にはそのことで弱みを握られてある女に言いなりにされている、と」
「……ごめん、ちょっと混乱してきたんだけど」
「……とりあえず、あんたの周りに女の子が沢山居ることは分かったわ。それも、好意なんて一片も向けてない悪い女たちが、ね」
少し間を空けてから
気持ちを落ち着けるように息を吐く
「ハァ……あんた、本当に大変ね……元気出しなさいよ? あたしだけは、あんたの味方だから」
「ふふっ、ええ、そうね!あたしだけは安全ね♪」
嬉しそうに言ってから
少し真剣な口調で
「ん~……でも……」
耳元で
「ねぇ?本当に、これでいいの?」
囁き
「このままで、いいの?」
離れて
「……はぁ、そういう顔するのね。気付かないんだ……」
少し落胆した調子で言ってから
明るく
「ん~ん、何でもない♪ この質問はまたの機会にすることにしたわ!」
「そのときは、よろしくね♪」
少しだけ長めの間を空けてから
「……好きでもないのに、近くをうろつきやがって……あたしが、先だっての」
「あたしが……一番だってのに……ぽっと出の奴らが横からわらわらと……かっさらって……」
「……はぁ」
「あのとき……無理にでも引き留めれば良かった」
「幸せになるんならそれでも……なんて思ったのが、間違いだったわね」
「やっぱり…………あいつには、あたししか居ない」
「あたしだけが……あいつの……」
暗く、溜めるような声で言ってから溜息を吐く感じで
「はぁ……そうよね。まだ、ただの友達だものね……この先は、友達じゃなくなってから言わなくちゃ」
優しい声で
「大丈夫よ……今に、一番の親友のあたしが、あんたを助けてあげるから」
「だから……その時は、あたしの質問に首を縦に振ってね?」
「あたしを……お嫁さんにしたいって、さ」
「あたしだけが……あんたの幸せの在り処なんだから、ね?」
クレジット
ライター情報
ASMR、シチュボ台本を主に書いています。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
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