公開日2021年08月16日 22:48
更新日2021年08月16日 22:51
文字数
2050文字(約 6分50秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ブラコン妹
視聴者役柄
兄
場所
リビング
あらすじ
あらすじ
妹から一通の手紙を手渡される。
そこには、妹の想いが赤裸々に綴られており……
こんなものを読ませてどうしろというのか?
と思うような代物
そして、妹はいつもと変わらぬお淑やかな笑顔で愛を囁くのだった。
妹から一通の手紙を手渡される。
そこには、妹の想いが赤裸々に綴られており……
こんなものを読ませてどうしろというのか?
と思うような代物
そして、妹はいつもと変わらぬお淑やかな笑顔で愛を囁くのだった。
本編
本編
『私が世界で誰よりも尊敬する世界でただ一人の大好きな愛しい兄さんへ。
兄さんは私の全てです。
兄さんが居れば他に何もいらない。
兄さんが居れば、他に誰も要らない。
私の世界のたった一つの宝物にして、私の人生を彩ってくれる愛する人……それが兄さんです。
兄さん……今まで何度も言ってきましたよね?
私は……兄さんのことを、家族として……そして、一人の女として愛しています。
大好きですよ♡兄さん♡
兄さんと居ると幸せな気持ちになれます。
兄さんと居ると、胸がポカポカしてきて……思わず頬が緩んでしまいます。
兄さんは妹をメロメロにする魔法を使える……兄さんは妹を誘惑する魔法使いだ、なんて割と真剣に考えてたんですよ?私。
けど……その想いが……愛が疑念に変わったのは少し前のことでした。
私は、兄さんが大好き……兄さんを愛してる。
兄さんを幸せに出来るのは私だけ。
そこに、疑いはないつもりでした。
現に兄さんを愛する気持ち、大好きだっていう心はまごうことなき本物だと自信を持って言えるんです。
ですが……私は、今まで兄さんを幸せにしてきたのでしょうか?
私が……兄さんに幸せをお届け出来るのでしょうか?
そこに……疑念が生まれたのです。
兄さん……私は、兄さんと居るだけで幸せ。
兄さんと死が二人を別つその時まで一緒に居たい、そう心の底から思うんです。
けど、兄さんは?
兄さんは、私と居て幸せですか?
兄さんは……妹と一生を添い遂げたいと思ってくれますか?
答えは……聞きたくないです。
怖いんです。
私なんて要らない。
他の女の子の方がいい。
普通の恋愛がいい、兄妹でそんなの狂ってる……
そういわれるのが、たまらなく怖い。
兄さん、私は……私は、兄さんの人生に要らない存在なのでしょうか?
居ない方が良い存在なのでしょうか?
あの時……私はいつものように兄さんに近づこうとする女の子を押しのけようとしました。
兄さんに近づく女なんて、要らないから……私だけが兄さんの傍に居ればいいから。
排除しようとしたんです。
でも……兄さんは止めた。
やっちゃいけないって窘めた。
ごめんね、とあの女の人に謝った……
それが、たまらなく悔しかった。
私よりも、そっちの人の方が良いと言われてるみたいで……とても、悔しかったんです。
けど同時に……こうも思いました。
私は、兄さんにとっては迷惑な妹なんじゃないかって?
確かに、私は兄さんの為と思って今まで兄さんに近づく女の人を排除してきました。
私以外の女が、兄さんの傍に居れないように最大限の努力をしてきました。
でもそれは……兄さんにとっては、女の子と知り合う機会を奪う、困った行為だったのでしょうか?
出会いを阻害する……悪質な行為だったのでしょうか?
そう考えると……私は、これまでの自分が空虚なものに思えてきたんです。
私は兄さんの為と思ってやってきた。
けど、それは兄さんにとってはただの迷惑にすぎなかった。
私が幸せと思ってる時間は……ただ単に鬱陶しい妹と居るだけの時間で……
私は、兄さんにとって……要らない子だったんじゃないか、と。
考えるだけで恐ろしかった……けど、否定することが……出来なかったんです。
だって、兄さんはいつも困ったような笑みを浮かべていた。
私が抱き着くと仕方ないなぁという顔をしていました。
大好きといっても困ったような顔で「そっか……」というのみ。
私は……空回りしてただけだったのかもしれない、と。
ねぇ、兄さん?
私は……兄さんにとって、幸せの障害だったのでしょうか?
兄さんが幸せになる行為の、邪魔をしてただけだったのでしょうか?
怖いんです……兄さんに、嫌われてしまうのが。
だって……仮に、そうだったとしても……私は、兄さんのことが大好きだから。
愛してるから……
だから……兄さん。
私、兄さんの為を思って……もう今後兄さんの前に姿を現さないようにしようと思います。
嫌われるくらいなら消えた方がマシですから。
さようなら。
大好きですよ? この手紙を見ている、今も変わらずずっと。
私は……どんなことがあろうと、兄さんが大好きですから。
居なくなっても……それだけは変わりませんからね?
兄さんをこの世界で誰よりも愛する妹より』
「と、頑張って書いてみたんですけど!どうですか!このお手紙は!」
「ふふっ、どうですどうです~?こ~んないじらしい手紙を貰っちゃったら~、兄さんとしては追いかけないわけにはいきませんよねっ♪」
「……はい? 嫌ですね、兄さん。本当にやるわけないじゃないですかぁ~」
「私は、兄さんの幸せを第一に考える世界でただ一人の妹!であると同時に将来の妻になる予定の女なのですから~」
「兄さんが悲しむような真似は絶対にしませんよ♪」
「絶対に、ね♪」
耳元で
「兄さん♪だ~い好き♡」
「兄さんはぁ、この生涯を掛けて!私が幸せにしてあげますからね♪」
「兄さんを幸せにするのは……この私なんですから♪」
「ね?兄さん?」
「だから……兄さんには妹以外の女の子なんて必要ありませんよね♪」
囁き
「兄さん……愛してます♡この地球上の誰よりも、ね?」
『私が世界で誰よりも尊敬する世界でただ一人の大好きな愛しい兄さんへ。
兄さんは私の全てです。
兄さんが居れば他に何もいらない。
兄さんが居れば、他に誰も要らない。
私の世界のたった一つの宝物にして、私の人生を彩ってくれる愛する人……それが兄さんです。
兄さん……今まで何度も言ってきましたよね?
私は……兄さんのことを、家族として……そして、一人の女として愛しています。
大好きですよ♡兄さん♡
兄さんと居ると幸せな気持ちになれます。
兄さんと居ると、胸がポカポカしてきて……思わず頬が緩んでしまいます。
兄さんは妹をメロメロにする魔法を使える……兄さんは妹を誘惑する魔法使いだ、なんて割と真剣に考えてたんですよ?私。
けど……その想いが……愛が疑念に変わったのは少し前のことでした。
私は、兄さんが大好き……兄さんを愛してる。
兄さんを幸せに出来るのは私だけ。
そこに、疑いはないつもりでした。
現に兄さんを愛する気持ち、大好きだっていう心はまごうことなき本物だと自信を持って言えるんです。
ですが……私は、今まで兄さんを幸せにしてきたのでしょうか?
私が……兄さんに幸せをお届け出来るのでしょうか?
そこに……疑念が生まれたのです。
兄さん……私は、兄さんと居るだけで幸せ。
兄さんと死が二人を別つその時まで一緒に居たい、そう心の底から思うんです。
けど、兄さんは?
兄さんは、私と居て幸せですか?
兄さんは……妹と一生を添い遂げたいと思ってくれますか?
答えは……聞きたくないです。
怖いんです。
私なんて要らない。
他の女の子の方がいい。
普通の恋愛がいい、兄妹でそんなの狂ってる……
そういわれるのが、たまらなく怖い。
兄さん、私は……私は、兄さんの人生に要らない存在なのでしょうか?
居ない方が良い存在なのでしょうか?
あの時……私はいつものように兄さんに近づこうとする女の子を押しのけようとしました。
兄さんに近づく女なんて、要らないから……私だけが兄さんの傍に居ればいいから。
排除しようとしたんです。
でも……兄さんは止めた。
やっちゃいけないって窘めた。
ごめんね、とあの女の人に謝った……
それが、たまらなく悔しかった。
私よりも、そっちの人の方が良いと言われてるみたいで……とても、悔しかったんです。
けど同時に……こうも思いました。
私は、兄さんにとっては迷惑な妹なんじゃないかって?
確かに、私は兄さんの為と思って今まで兄さんに近づく女の人を排除してきました。
私以外の女が、兄さんの傍に居れないように最大限の努力をしてきました。
でもそれは……兄さんにとっては、女の子と知り合う機会を奪う、困った行為だったのでしょうか?
出会いを阻害する……悪質な行為だったのでしょうか?
そう考えると……私は、これまでの自分が空虚なものに思えてきたんです。
私は兄さんの為と思ってやってきた。
けど、それは兄さんにとってはただの迷惑にすぎなかった。
私が幸せと思ってる時間は……ただ単に鬱陶しい妹と居るだけの時間で……
私は、兄さんにとって……要らない子だったんじゃないか、と。
考えるだけで恐ろしかった……けど、否定することが……出来なかったんです。
だって、兄さんはいつも困ったような笑みを浮かべていた。
私が抱き着くと仕方ないなぁという顔をしていました。
大好きといっても困ったような顔で「そっか……」というのみ。
私は……空回りしてただけだったのかもしれない、と。
ねぇ、兄さん?
私は……兄さんにとって、幸せの障害だったのでしょうか?
兄さんが幸せになる行為の、邪魔をしてただけだったのでしょうか?
怖いんです……兄さんに、嫌われてしまうのが。
だって……仮に、そうだったとしても……私は、兄さんのことが大好きだから。
愛してるから……
だから……兄さん。
私、兄さんの為を思って……もう今後兄さんの前に姿を現さないようにしようと思います。
嫌われるくらいなら消えた方がマシですから。
さようなら。
大好きですよ? この手紙を見ている、今も変わらずずっと。
私は……どんなことがあろうと、兄さんが大好きですから。
居なくなっても……それだけは変わりませんからね?
兄さんをこの世界で誰よりも愛する妹より』
「と、頑張って書いてみたんですけど!どうですか!このお手紙は!」
「ふふっ、どうですどうです~?こ~んないじらしい手紙を貰っちゃったら~、兄さんとしては追いかけないわけにはいきませんよねっ♪」
「……はい? 嫌ですね、兄さん。本当にやるわけないじゃないですかぁ~」
「私は、兄さんの幸せを第一に考える世界でただ一人の妹!であると同時に将来の妻になる予定の女なのですから~」
「兄さんが悲しむような真似は絶対にしませんよ♪」
「絶対に、ね♪」
耳元で
「兄さん♪だ~い好き♡」
「兄さんはぁ、この生涯を掛けて!私が幸せにしてあげますからね♪」
「兄さんを幸せにするのは……この私なんですから♪」
「ね?兄さん?」
「だから……兄さんには妹以外の女の子なんて必要ありませんよね♪」
囁き
「兄さん……愛してます♡この地球上の誰よりも、ね?」
クレジット
ライター情報
ASMR、シチュボ台本を主に書いています。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
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