友達がボクのゲームのデーター上書きしちゃった。
だから、罰ゲームに魔王のセリフを読んでもらってるんだけど、全然感情がこもってない！
あれ？　急にどうしたの……？

凜様（@scenario_Rin）との共同企画、「つむよみ」で制作した作品です。
凜様を除き、下記のお方にセリフを提供していただきました。

・あかり様（@WNBmochi）
「ぬーわーはーはーはー！」
「私（一人称変更可）って魅力的でしょう？」

・木山京様（@kawayoko01）
　「…嫌いになったりしないよ」

・つるぎ様（@purinaikouka）
　「やられっぱなしだと思わないでよね？」

・ニュート様（@neut3141592）
　「世界で一番君が好き！」

・日と影様（@gouhounarumono1）
　「（御相手の名前）ちゃんのうそつきぃ！」
　「そなた……なかなか可憐であるな」

・ベールゴルゴン様（@kaman_zora）
　「嫌いになっちゃうよ？」

ありがとうございます！

凜様（https://yuruboi.com/writer/jn99t92647）も同じ台本を掲載されています。
書き方が大きく違うので、そちらもお楽しみください。

【登場人物】
　・Ａ……○○で名前を表記。お好きなお名前をどうぞ。
　・Ｂ……□□で名前を表記。お好きなお名前をどうぞ。
※（）は演出指示。
※Ａの魔王演技のセリフは「（魔）セリフ」で表記する。

＊＊＊

Ａ　「ぬーわーはーはーはー！　……これでいい？」
Ｂ　「もうちょっと気持ちを込めて言ってくれないとヤダ」
Ａ　「じゃあ、あなたがやってみなさいよ」
Ｂ　「うーんっと、じゃあ、ボクは勇者のセリフ！」
Ａ　「はい、どうぞ」
Ｂ　「魔王！　おまえを倒して世界に平和を取り戻すんだ！」
Ａ　「あー、じょうず、じょうず」
Ｂ　「もう、ちゃんとやってよ！」
Ａ　「なんでそこまでやらなきゃいけないの？」
Ｂ　「ボクのゲームデータに上書きしちゃったくせに！」
Ａ　「間違えちゃっただけでしょ」
Ｂ　「ボクの十時間をかえしてよ！」
Ａ　「うっ。それを言われちゃうと……」
Ｂ　「だから！　ちゃんと！　やって！」
Ａ　「わかったわよ」
Ｂ　「じゃあ、このセリフね♪」
Ａ　「やれるものならやってみろ、勇者（棒読み）」
Ｂ　「○○ちゃんのうそつきぃ！」
Ａ　「そんなに本気を出してほしいの？」
Ｂ　「あたりまえでしょ、だってそういう約束だもん」
Ａ　「仕方ないわね。（魔）貴様ごときが私勝てるわけがない。来い、勇者」
Ｂ　「いっくぞー！」

（間）

Ａ　「（魔）なんだ来ないのか？」
Ｂ　「え？　なんで？」
Ａ　「（魔）来ないならこちらから行くぞ」
Ｂ　「え？　ヤダ……待って……それって……」

（抱きしめる）

Ａ　「暖かいなそなたは。（囁き）どうした反撃しないのか？」
Ｂ　「（言葉にならない言葉）」
Ａ　「そなた……なかなか可憐であるな」
Ｂ　「だって、だって……」
Ａ　「（くすくす笑う）」
Ｂ　「笑ったな！　やられっぱなしだと思わないでよね？」
Ａ　「（魔）私に？　いい度胸だ」
Ｂ　「よーし、必殺くすぐり攻撃ー！」
Ａ　「わっ、ちょっとやめて！」
Ｂ　「どうだ魔王！　もっとくすぐってやるー！」
Ａ　「もう！　そんな悪い子は嫌いになっちゃうよ」
Ｂ　「え、そんなぁ」
Ａ　「ふふっ、うーそ。……こんなことで嫌いになるわけないでしょ。だってこんなに可愛い子なんだもの」
Ｂ　「へへっ！　ボクって魅力的でしょう？」
Ａ　「そうね。本当に魅力的よ」
Ｂ　「えーホントー！　やったー、うれしー！」
Ａ　「□□ちゃん、好き。大好き」
Ｂ　「へ？」
Ａ　「ずっと好きだったの」
Ｂ　「ホントに？」
Ａ　「うん」

（間）

Ａ　「ごめん」
Ｂ　「やったー！（Ａの右セリフに被せる）」
Ａ　「え？」
Ｂ　「ボクも好き！　世界で一番君が好き！」
Ａ　「ありがとう」
Ｂ　「ぎゅー！」
Ａ　「両想いだったらいいよね？」
Ｂ　「へ」
Ａ　「（囁き声）もう、□□ちゃんは私のものだよ」
Ｂ　「みっ、耳元で言うなー！」

終わり

・台本（ゆるボイ！）
ボクとイジワルな魔王様。―私の可愛い勇者様―
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
シノト