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お正月に家を訪れてきたのじゃロリが実は神様で……
written by 堕罪サラ
  • 告白
  • からかい
  • ラブラブ
  • 純愛
  • のじゃロリ
  • 年上
公開日2021年12月29日 16:38 更新日2022年02月11日 19:42
文字数
1098文字(約 3分40秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
神様
視聴者役柄
一般人(彼女ナシ)
場所
自宅➡神社
あらすじ
新年早々家を訪ねてきたのじゃロリ。
「“初詣”に行きたい」というので仕方なく連れて行ってやることになり……
といった感じのお話です。
本編
《自宅》

(玄関チャイムの音)

(ドアが開く音)

あけおめなのじゃ!

むぅ……どうした、そんなに顔をしかめて……

新年早々、わらわが家に来たことが不満だったか?

ほれ、飴玉をやるから機嫌を直してくれ。

どうじゃ? 機嫌は直ったか?

そうか、それは良かったわい。

では本題に入るぞ。

わらわはな……“初詣に行きたい”のじゃ!

むむ……思ったより反応が薄いのぅ。

ってコラ! コタツに入ろうとするでない!

「立てば芍薬座れば牡丹、憎さ余って可愛さ百倍」
と言われているわらわが
自分の口から「初詣に行きたい」と言ったのじゃぞ!

それを無視してコタツに入ろうとするとは……

キサマ、覚悟は出来ておるのか?

もしキサマがわらわと初詣に行ってくれないのなら……

“泣く”からの、それも一日中じゃぞ。

よいのか?

……かっかっか!

そうじゃ! それでよい!

では行くぞ、れっつ初詣じゃ!


《神社》

(参道を歩きながら)
しかしのう……中々の人混みじゃな。

普段は神様なんて微塵も信じてないくせに、
ここぞという時には神頼みにしおって……

オマケに願いが叶わなかったら
「神様なんかいなかった」なんぞと
身勝手な事を言いよる……

まったく、
振り回される側の気持ちも少しは考えて欲しいわい。

……と、そんな事を言っている間に着いたようじゃの。

(お賽銭を入れ2拍手)

ほう、「彼女が欲しい」か……

どうしたのじゃ?

そんなに驚いた顔をしおって……

キサマのした願い事を、
わらわが知っている事がそんなに不思議か?

そうか、まあ色々と聞きたい事があるかもしれぬが
今は胸にしまっておくのじゃ。

さて、あと初詣といえば……“おみくじ”じゃな!

社務所はあっちに……

おぉ……中々の行列じゃのう。

どうしたものか……

そうじゃ! わらわが直々に見てやろう!

何を隠そうわらわは
ここら一帯を治めている神様じゃからの!

人一人の運勢を占うくらいお茶の子さいさいじゃ!

ではいくぞ……むむむむ、むんっ!

あちゃあ……「末吉」じゃな。

“学問は成就するが待ち人は来ず”か……

残念じゃが彼女を作ることは諦めた方が……

って、大丈夫か! 目が良くない方向を向いておるぞ!

顔も青ざめておるし……

おい! しっかりするのじゃ!

わらわの正体にショックを受けたのか?

それとも、おみくじの結果がアレだったからか?

なに、“両方”じゃと!?

こうなったら……ええいままよっ!

(抱きしめる)

確かにわらわは人間ではないが、
こうやって抱きしめてやることくらいなら
出来るのじゃぞ……

それともあれか、
キサマはこの温もりすら否定するのか?

そうか……恩に着るぞ。

この機会に言わせてもらうが、
わらわが彼女では不満か?

……よく聞き取れなかったのじゃ。

もう一度言ってくれ。

っ……!

ホントによいのか?

ホントのホントによいのか?

えへへ……不束者じゃが、よろしく頼むのじゃ!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
お正月に家を訪れてきたのじゃロリが実は神様で……
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
堕罪サラ
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