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狡猾なヤンデレ吸血鬼お嬢様に騙されて眷属としての従属を誓わされてしまい……
written by 堕罪サラ
  • 拘束
  • 罵倒
  • 調教
  • 吸血鬼
  • 年上
  • お姉さん
  • 人外 / モンスター
  • お嬢様
公開日2022年07月17日 22:09 更新日2022年10月22日 17:52
文字数
1795文字(約 5分59秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
吸血鬼
視聴者役柄
友達→眷属
場所
室内
あらすじ
「吸血鬼になりたい」とお願いをしたあなた。
儀式を経て念願の吸血鬼となれたのだが、それは彼女の罠だった。
眷属としての契りを結んでしまっていたようで……
本編
あら、もう起きていらしたのですね。

それとも……緊張して眠れなくて?

//少し間を開けて
そう……ならその目の下にあるクマは何かしら?

ふふっ、貴方の嘘なんてあるじにはお見通しですのよ。

まあ、無理もないですわ。

貴方にとっては、今日が人間としての最後の日ですもの。

それにしても、今宵の月は一段と輝いていますわね。

あの輝きを見ているとなんだか、貴方と初めて会った日を思い出しますわ……

あの日、貴方は吸血鬼である私と友達になってくれました。

私の翼を見て怖がらないどころか、興味を示してくれた人間なんて貴方だけですわ……

それどころか先日、貴方は「君と同じ吸血鬼になりたい」とまで私に言ってくれました。

最初は冗談かと思いましたが、貴方の瞳を見て本気なのだと悟りましたわ。

しかし……まだ恐怖心は残っているようですね。

人間をやめるのに抵抗があるのは分かります……

ですが、吸血鬼の生活には、人間が決して味わうことのできない快楽がありますのよ?

白昼は外に出られなくなりますが、その分夜を満喫出来ますし……

身体能力も人間の時とは比べ物にならないくらい向上しますわ。

あっ、傷の治りも早くなります。

そしてなにより、人間の血が他の何にも代え難い程の絶品で……!

失礼、少々取り乱してしまいましたわ。

(時計を見る)

あら、もうこんな時間……

そろそろ心の準備は出来たかしら?

では、儀式についての説明をさせていただきますわ。

大前提として、この儀式の目的はご存知で?

正解、“貴方が吸血鬼になること”で合っていますわ。

貴方はこの儀式を経て、晴れて吸血鬼になれますの。

次は儀式に必要な物について、覚えているかしら?

そう……ならもう一度説明させていただきますわ。

白蛇しろへびの尾、黒猫の眼球、からすの羽……

これら三つの材料を混ぜ合わせて盃に注ぎ、そこにお互いの血を一滴垂らす……それだけですわ。

説明は以上よ、吸血鬼になる覚悟はよくって?

そう、なら儀式を始めましょうか。

まずは誓いの言葉から。

貴方は私に、永遠とわの愛と従属を誓いますか?

//少し間を開けて
よく言えました。

では盃にお互いの血を。

あるじである私から、んっ……

(指を嚙み切り、盃に血を一滴落とす)

後は貴方の血を……

どうしました? 早く血を一滴、垂らしてくださいまし?

先ほど私がしたようにすれば何の問題もないはずなのですが……

もしかして、指を噛み切るのが怖いのですか?

なら私が……手を出してくださいます?

大丈夫、痛いのは最初だけ……んっ。

(指を嚙み切り、盃に血を一滴落とす)

どうやら成功……のようですね。

ほら、あちらの鏡をご覧なさい。

貴方も私も、映っていないでしょう?

それは私……いえ、私と貴方が吸血鬼であることの証明になりますの。

今の気分はどうかしら?

ふふっ、貴方らしい返答ですこと。

それでは早速、主として最初の命令をしましょうか。

私の眷属に命じます、自らの血を私に捧げなさい。

……何ですの、その呆気にとられたような顔は。

吸血鬼になるということは、私の眷属として従属を誓うということなのですよ?

そんな顔をしている暇があるのなら、早く血を捧げてくださいます?

//少し間を開けて
嫌……なのですか?

それは何故です?

“怖い”……? そんなの回答になっていません。

貴方は眷属、主である私の命令は絶対なのですよ?

逃げようとしても無駄ですわ。

貴方の身体の自由を奪わせていただきましたので。

あらあら、身体が動かせないことがそんなに不思議なのですか?

理由は至極単純、眷属になる契りを交わした時点で、貴方は私の所有物になっていますの。

“そんなこと聞いてない”……?

ええ、言っていませんもの。

もし真実を伝えて、貴方に逃げられでもしたら取り返しがつかないでしょう?

儀式を経て貴方を私の眷属にしてしまえば、もう逆らうことは不可能。

その時までこのことは言わないと決めていましたわ。

あぁそれと、隠していたことはもう一つありますの。

先ほど私は「人間の血が絶品だ」と言いましたが、それ以上に……

同属である吸血鬼の血が大好きなんですよ……

儀式の時、貴方の血を見て確信しました。

あの色と艶……そして吸血鬼となったことによって、特上の味がするはずだと。

ですからその……吸血する量の加減が出来ないかもしれません。

もし吸いすぎてしまったら命が尽きてしまうだけなので、許してくださいまし。

こんなことをしているうちに、貴方の血管が恐怖でキュッと引き締められて、胸の鼓動が私にも聞こえるくらい大きく響くように……

あぁ、もう我慢できませんわ……

それでは、頂戴します……

(吸血、フェードアウト)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
狡猾なヤンデレ吸血鬼お嬢様に騙されて眷属としての従属を誓わされてしまい……
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
堕罪サラ
ライター情報
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