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お気に入りのカフェで
written by 山葵餅
  • 告白
  • 敬語
  • 店員
公開日2022年01月11日 22:00 更新日2022年01月09日 02:10
文字数
1145文字(約 3分49秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
一人でやっているカフェの店員
視聴者役柄
店の常連
場所
カフェの店内
あらすじ
私が働いているお店に常連である視聴者が来るが、いつもと違って落ち込んでいるように見えるが、その理由は・・・?
本編
《扉の開く音》
いらっしゃいませ、ってあなたですか。今日も来てくれたんですね。
席はいつものところに座ってください。注文はいつもどうりでいいですか?
分かりました、それじゃあ少し待っていてくださいね。
《料理が運ばれてくる》
はい、お待たせしました。いつものです。
へ?なんで目の前に座るのかですか。
見ての通り今はお客さんがいなくて暇なんです。
まぁこんなに遅い時間に来るのなんてあなただけなんですけどね。
それに今日はなんだか落ち込んでるように見えたので。
もしかして彼女さんにでもフラれたんですか?
〘視聴者の行動〙
って、もしかして当たっちゃいました?
「なんで」って、反応見てたら分かっちゃいましたよ。
そうですか、それは残念でしたね。
その彼女さんってどういう人だったんですか?
〘視聴者のセリフ〙
ふむふむ、優しくて、気配りができて、あと料理が上手ですか。
それなら私だって、って何でもないです。
彼女さんと別れた理由って何なんですか?
え?!向こうに好きな人ができた、ですか。
何なんですかその人、最低じゃないですか。
こんなにかっこいい彼氏がいて、ここまで落ち込むくらい好かれてるのに。
私だったら絶対にそんなことしないのに。
あぁもう、私ずっとあなたのことが好きだったんです。
やっぱり、そういう顔するんですね。
私のことなんて恋愛対象としてすら見てなかったですよね。
いいですよ、それ自体は気にしてませんから。
なんでって、あなたが初めて来たときのこと覚えてますか?
あの日は私がお店を開いた初めての日だったんです。
それで、当たり前ですけどお客さんなんてほとんど来てくれなくて。
もう今日はお店を閉めようかなって思ったときにあなたが来たんです。
それで注文をしてくれて、料理を美味しそうに食べてくれて、美味しいって言ってくれて。
それに、また来ますって満面の笑顔で言ってくれたじゃないですか。
しかも本当に次の日も来てくれるんですよ。
危うく泣いちゃうところだったんですから。
まぁあなたは本を読んでて、私が泣きそうだなんて気づかなかったでしょうけど。
それからあなたが来てくれるといつも以上にお料理に気合が入ったりしたんですよ。
作ってるときはもっと喜んでほしいな、とかまたあの笑顔がみたいなとか。
それで帰ちゃったあとは今度はいつ来てくれるのかなって思ったりもして。
目の前にいても、いなくてもいつでも私の心を乱してるですよ。
それから、たまには違う料理も食べてほしいです。
あなたに喜んでほしいなって思って期間限定のメニューとかも出してるのに、いつもいつもこればっかりじゃないですか。
それで、私と今すぐ付き合うのは無理かもしれませんけど、お互いをもっとよく知ってその後で、私のことを好きだなって思ってくれたら私をあなたの彼女にしてくれませんか?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
お気に入りのカフェで
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
山葵餅
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