あらすじ

　あなたには何事にもやる気のない彼女が居た。
　学校へ行こうと言っても、まだ眠いの一点張り
　起きようと言っても面倒くさいの一本調子
　何事にもやる気がなく……何にも興味を示さない
　ただ、あなたのこと以外は
　今日もあなたは外へ行こうと誘う
　いい加減、陽の光を浴びようと誘う
　しかし、彼女にその気なんて欠片もなかった……何故なら

本編

「すぅ……すぅ……んぅ……ふぁ、はふぅ……」

「んぅ？なぁにぃ？あたし、まぁだ、ねむいんだけどぉ……」

「うん……うん……ふぁ、んむぅ……うん……そう」

「ごめん……聞いてなかった……眠くて…………すぅ……」

「はっ……はぁ……首、がくんってなった……横になろ」

　ベッドの音

「くぅ、くぅ……むにゅむにゅ……気持ち、いい……すぅ、すぅ」

「……ん、ぇ？　むぅ……う、なんで、布団、とるの？　寒いん、だけど……」

「はぁ、ま、いいや……すぅ、すぅ……」

「いい、きもちぃ……ねぇ、こっち、来たら？」

「いっしょに……ねようよ……怠惰に、退廃的に……くっつきあって……暖め合って……ぎゅぅって、抱き合って……頭を撫でて……」

「……ん～……ぇ？まぁだ、そんなこと、いってんのぉ？」

「やぁだ……外には、でない、よぅ……ひつよう、ないもの……」

「んむ……んぅ……ねむ……はぅ……もう、意識、おちそ……」

「……あ～、うん……わか、ってるよぅ……日の、光……日の光、ね～」

「うん……このベッド、日当たり、いいから……全然、大丈夫だよ……日光、ちゃあんと、浴びてる……だから……あったかい」

「ひなたぼっこぉ……むにゅ……んぅ……ねぇ～、あなたもぉ、むだなことしてないで、こっち、きたらぁ？　きもちいいよ？」

「日の光に当たりながら、寝るの……」

「一緒に……寝よ？」

「……んぅ……うん……ぁ～、うん、そう……ご飯……ご飯ね……点滴、あるから、いいよ」

「栄養は、問題ない……から……」

「うん……うん……それから、学校も、ね……だいじょうぶ～、いくひつよう、ない」

「だって、もう、習うことぜんぶ、覚えてるもん……必要、ない……欲しいものも、手に、入ったし……」

「うん……ぅん……だから……だから、ね」

「寝よ～？」

「いっしょに……ベッドで……ひなたぼっこ、して……気持ちよく、寝ようよぉ」

「だって……他に行くことも出来ないでしょ？」

「足も、手も……身体も……鎖で、繋がれてるって言うのに……まめだね～」

「そうまでして……そと、でたいの？」

「……いいよ……だから、おいで」

「あたしの傍に……おいで？」

　ベッドの音
　添い寝間で

「あ、きたぁ……ん～～」

「クンクン……はぁ、良い匂い……あたしのだ～いすきな……お婿さんの、匂いがする」

「いっしょに……くっつこ？」

耳元で

「だぁめ……だめだよぉ……抵抗、しちゃあ……」

「そんなことより……一緒に寝るのが幸せ……一緒に、くっついてるのが……しあわせ……だから……ね？」

「ねよぉ？」

「夢の中でなら……一緒に、お出かけしても、い～よ♡」

「どこ、いくぅ？」

「せっかくだから……天国、みたいなところ……いこ～よ♡」

「あたしと……あなただけで、誰も居ない……お花畑の中にベッドがあるような……雨も降らず……風も穏やかな……綺麗な景色だけが見える……楽園……」

「そんなところに……いきたいね？」

囁き

「いきたい……よねぇ？」

　囁き終了
　耳元で

「ふふ、へへへ、えへへへへ」

「本当はねぇ、こっちで、そうやって……二人っきりに、なりたいのぉ……でも、出来ないから……あたしたちはお家で二人っきり♡」

「点滴尽きるまで……こうして、寝てよ～ね？」

「尽きたらぁ……ふふ、へへへ」

「干からびるまで……一緒に居る？」

「あたしは……それでもい～よ？あなたと、一緒なら♡」

「だ～いすき、だよ♡」

　囁き

「一緒に……寝よ～ね♡」

・台本（ゆるボイ！）
無気力系不思議ヤンデレちゃんの拘束甘々添い寝誘惑♡　
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
泣きんぎょ