- 純愛
- 恋人同士
- ヤンデレ
- 清楚
公開日2022年02月12日 00:42
更新日2022年02月12日 00:42
文字数
4767文字(約 15分54秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
自称彼女
視聴者役柄
付き纏われてる男
場所
同窓会会場
あらすじ
あらすじ
あなたには自称恋人の妙な女性が居た。
あなたは彼女のことを煙たがっていたが、彼女の愛はその程度で尽きず……ただ微笑むばかり。
そして、あなたのことを第一に考えて行動をする。
それは、あなたが望むと望まずに関わらず……
今日もそうだった……そして、転機でもあった。
同窓会……彼女とも同じクラスであったためなし崩し的に共に行くこととなり、そこへ赴くこととなるのだが……
久しぶりに会うクラスメイト……彼らはあなたのことなど特に印象がなく、頭に疑問符を浮かべるばかり……
それに、少し寂しいな……と思っていると
それを見た彼女が密かに動き出してしまうのだった。
彼の悲しみを……大切な恋人の心を傷つける者を許せないがために。
あなたには自称恋人の妙な女性が居た。
あなたは彼女のことを煙たがっていたが、彼女の愛はその程度で尽きず……ただ微笑むばかり。
そして、あなたのことを第一に考えて行動をする。
それは、あなたが望むと望まずに関わらず……
今日もそうだった……そして、転機でもあった。
同窓会……彼女とも同じクラスであったためなし崩し的に共に行くこととなり、そこへ赴くこととなるのだが……
久しぶりに会うクラスメイト……彼らはあなたのことなど特に印象がなく、頭に疑問符を浮かべるばかり……
それに、少し寂しいな……と思っていると
それを見た彼女が密かに動き出してしまうのだった。
彼の悲しみを……大切な恋人の心を傷つける者を許せないがために。
本編
本編
「……あら? こんばんは」
「ふむ……今日はこちらのルートでしたか……成程成程」
「探し回った甲斐 がありましたね、おかげさまで大切な恋人の帰路 に付き添うことが出来ました」
「隣、失礼しますね?」
「……ぁ……ふふ、やれやれ、あなたという方は……相変わらずの照れ屋さんなんですから♪」
「そうやって、恋人を避けて、意地悪して……気を引きたいんですか?」
「もうわたしは、とっくにメロメロですよ?」
「大好きです♪」
走り出す音
「っと、どうしましたか?急に走り出して? 今度はかけっこですか?負けませんよ?」
「ふふ……こういうのも、恋人同士のふれあい、といった感じがしてとても素敵ですよね~」
「胸が躍ります♪」
走る音
「ふふ、早い早い……これでは置いてかれてしまうかもしれませんね~」
「こら~♪待て待て~♪」
「ふふ、ふふふふ……あははははは♪」
「浜辺で戯たわむれる男女みたいで、素敵ですね~♪」
止まる音
「……っと、大丈夫ですか?あれだけ走ったんですもの、疲れますよね?」
背中を摩る音
「よしよし……よく頑張られましたね~。楽しい時間をありがとうございます♪」
「わたしのためにやってくださったのですよね?」
「とても楽しかったですよ?恋人同士の追いかけっこ♪」
「こういう戯れを、ちょっとずつやっていきたいですよね?」
「昔は出来なかった分……今、やってくださってるんですもの。本当に、嬉しいです♪」
「わたし、あなたの恋人になれて……」
囁き
「幸せです♡」
離れて
「っと……おや?もう、大丈夫なのですか?もう少し休んでおられた方が良いと思うのですけど?」
「……はい?」
相手の言葉を聞く感じで
「あらあら……ん~、そうですか~。まだ、そんなことおっしゃられるのですか?」
「ふふ、そうですか、そうですか♪」
「はい、確かにそうですね♪ わたしの告白を、あなたは断られましたから……恋人ではないのかもしれませんね?」
「でも、それは事実の上でのこと……わたしの中では違いますよ?」
「誰が何と言おうと、どう否定しようと……わたしとあなたは恋人同士♡」
「だって、大好きですから♪」
「あなた以外など考えられません」
「ただ、あなたの幸せだけを見ていたい……」
「あなたの傍で……ずっとずっと、背中を支えたまま……」
「この気持ち、おかしなことですか?」
「乙女ですから、一度断られたくらいで諦めません」
「わたしはぜったいに、あなたをモノにしてみせます」
「あなたのモノになってみせます」
「オレの女だって、言わせてみせます」
耳元で
「この女に、オレの子を孕 ませたい、とね?」
離れて
「なので、やめません」
「だって、これがわたしの全力ですから」
「目標へ向かう……ただ全力の……全身全霊の努力♡」
「あなたの隣で恋人だと言い続けます」
「誰がなんと言おうと、恋人だと主張し続けます」
「周りの人がそうだと認め……そして、あなたが認めるまで、絶対に……絶対に」
「挫けません♪」
「だって……あなたはもう知っているでしょう?わたし、凄い努力家なんですよ?」
耳元で
「帰りのルートを調べて待ち伏せるくらいに……偏差値が高かろうと、努力をして同じ大学まで追いかけて……こうして、傍にずっと居るくらいに」
囁き
「大好きです♡」
離れて
「……ふふ、どうなさいましたか?そのお顔は?」
「呆れて物も言えない……そんな顔ですね?」
「でも、わたしは言い続けます♪」
「わたしが、あなたの恋人です♪」
相手の言葉を待つように
「……そうですか……好きにしろ、ですか。ふふ、ええ、では勝手にさせて頂きます♪これからも、傍で言い続けますね?」
「そして……真実にしてみせます♪」
「これが……わたしとあなたの運命なのですから♪」
少し間を空けて
思い出したように
「あ……それで、少しお話したいことがあったのですけど……同窓会、お誘いが来てましたよね?」
「確か……明日の、十九時から……ん~……わたしとしては大して興味はないのですけれど……あなたはどうされるのですか?」
「行かれるのでしたらわたしもご同行したいと思っているのですが……」
「……ええ、そうですね。久しぶりに、交流の途絶えた方と旧交を温めるのも素敵なことですよね」
「ええ……きっと、楽しい時間になると思います」
「……まぁ、わたしにはそのような方は居りませんが……」
「ええ、分かりました。なら、わたしも行きましょう」
「そうやって……楽しそうに話すあなたの姿がとても素敵ですから」
「嬉しそうにお友達とお話する姿、見守ってます♪」
「あなたの幸せそうにしている姿を見るのは、わたしとしても、心が温まりますから」
「一緒にいきましょうね?」
「……ぁん、もう……またそんなつれないことを言って……いけずなお方」
「嫌だと言っても、わたしは一緒に行きますからね?」
場面転換
2、3秒開けて
「はい、見つけました♪ 一緒にいきましょう♪」
「……おや?今日はいつもみたいに走っていかれないのですね?」
「ふふ、とうとうわたしの恋人としての自覚が芽生え始めましたか?」
「……あぁ、そうですね。確かに、折角の正装です……走って汚れたりしたらもったいないですものね」
「ふふ、ふふふふ♪こういう一面が見られただけでも、興味のない同窓会などという催しに参加した意味がありました♪ありがとうございます♪」
「あなたはいつも、わたしを救ってくれますね?」
「……あの時も、そうでした」
「友達が欲しくて……でも、話しかけられなくて……端っこに居て……そうしたら、あなたが話しかけてくれた……何気 ないことでしたけど……その時間はわたしにとって代 え がたいものだったんです」
「それから……ずっと、あなたを目で追うようになって……不愛想に、悟られないようにって、返してたけど……心の中ではあなたへの大好きがいっぱいで」
「素っ気なかったなぁ、って今にしてみたら思うんですけど……ずっとずっとドキドキしながら話してたんですからね?」
「心臓が早鐘をうって……口から飛び出しそうでした」
「まさに、恋する乙女、でしたね♪」
「あぁ……何もかもが懐かしいです」
「そんなわたしも、今では素直に気持ちを表して……あなたの恋人ですか~、感慨深いものですねっ♪」
相手の言葉を聞く感じで
「……おや? これはこれは、人聞きが悪いことを……捏造ではありません♪これから真実となるのですから♪」
耳元で
「絶対に……絶対に、ですよ?」
「諦めません♪」
離れて
「っと、お話をしている間に会場に着きましたね」
「わたしは……話す相手は居ませんから、見守ってます♪」
「楽しい時間を過ごしてきてくださいね?」
「楽しそうにしているあなたを見ているのは、わたしも幸せですから♪」
「では、いきましょう」
場面転換
2、3秒待ち
「あら、こんばんは……えっと、どちら様でしょうか?」
小声で
「……あなたのお知り合いでしょうか?」
「わたし、高校生の頃はあなたの事しか見てなかったのでまるで分からないのですけど……」
普通の声で
「え?あぁ、はい……はい……はぁ、わたしはあなたのことなど知りませんけど……そうですか、見違えましたか……はぁ」
小声で
「……すみません、助けてください……知らない人とお話できないです……お願いします」
安心した感じで
「ぁ……はぁ……よかった……」
再度小声で
「お知り合い、なのですよね?」
「その割には……?……ぇ?」
「この方……無礼過ぎませんか?」
「……あなたが親しげに挨拶しているのに、誰、お前と…………」
少し間を空けて
少しだけ面白くない雰囲気で
「……出ましょう。ここは、あなたに相応しくありません。来る必要のないところでした」
「……いえ……いえ……わたしは構いません。元々、ここ自体が目当てではありませんでしたから。大丈夫です」
耳元で
「行きましょう?外の空気を吸った方が、きっと気分もよくなりますから」
「……ね?」
離れて
「ええ、そうと決まったら早く行きましょう。一分一秒も早く!」
「こんなところに、用はありませんから……」
足音
2、3秒開けて
「……ごめんなさい、こんなことになるとは思っていませんでした……もっと早くに連れ出していれば良かったですね」
「……覚えてない……誰だか分からない……この一言が、どれほど人の心を削るのか……あの方たちには分からないのでしょうか?」
「大変……たい、へんっ!……不愉快ですっ!」
「確かに……見た目は変わりました。身体つきも逞たくましくなり、髪型だってあの時とは違います……面構えだって……色々なことを経験した結果、とても凛々しくなられました」
「でも、だからって……分からない、お前誰だ、などと……あれでも本当に、あの方たちはお友達なのですかっ!恥を知りなさいっ!恥をっ!」
「わたしの……わたしの大切な方の、心を傷つけて……能天気に笑って……」
「ごめんなさい……わたしが……わたしが、誘ったばっかりに……見ていたい、などと言ったばっかりに……」
少し待ち
「……そう、ですか……ふふ、あなたは、やっぱりお優しい……わたしのせいではないと……自分が行きたかったからだと、そう、言ってくださるのですね?」
「でも……ええ、仮にそれが事実だったとしても……わたしの中の真実は今言ったあれなんです……責任を感じているんです」
「あんまり、乗り気ではなかった……わたしが、わざわざ言わなければ、行くこともなかったのではないか?こんなこと、起きなかったのではないか、と」
「……わたしは……あなたが幸せなら……幸せな姿を見られるのだったら、それで、良かったのに……」
「……今日は、たっぷり、飲みませんか?」
「嫌なこと、忘れましょう……ね?」
場面転換
2,3秒待ち
「……お酒、要りますか?」
「わたしはお付き合いします、嫌なこと、苦しいこと、つらかったこと……ここで全部吐き出してください」
「わたしは……あなたの全てを、受け入れますから」
「ね?」
背中を摩る音
「……そうですね……時間も経っていますから、仕方がない……それはありますね。けど、それでも、ショックだった……つらかった……分かります。言われなくても、わたしには分かります……だって、そういう顔をしていましたから……」
「寂しい、ですよね……つらいですよね」
「わたしだって……あなたに、誰?といわれたら……きっと、傷つきます……胸が、締め付けられます……それでも、きっと、諦めないとは思いますが……」
「ええ……ええ……そうですね……思い出話に花を咲かせる……素敵な時間になると、思ってました……楽しそうにしてるあなたを見て、わたしもきっと笑顔になれる、とそう信じて疑いませんでした……」
「……つらいですね」
「お友達、でしたのに……」
背中を摩る音
「よしよし……わたしは、最後まで付き添いますから……居なくなりませんから……安心して、吐き出してくださいね?」
「飲んでくださいね?」
「わたしが……送り届けますから」
「飲み明かしましょう?」
「傷口は……わたしが塞ぎますから……心の傷を、さらけ出して、泣いて……いいですからね?」
少し待ち
2、3秒開けてから
「……寝てしまわれましたか」
「安らかな顔……とは、とても言い難い……険しい顔……」
「お可哀そうに……あいつの……あいつらのせいで、っ!」
耳元で
「ごめんなさい……傍に居ますと、言いましたが……少しだけ、失礼しますね?」
「すぐに……戻ってきますから……」
「おやすみなさい……」
離れて
「……こんなに……こんなに、楽しみにしてたのに……わたしの……わたしの大切なこの方を、こんなにも傷つけて……」
「彼が許すと言っても……わたしが絶対に許しませんからね」
暗い声で言ってから
場面転換
2、3秒間を空けて
「……まだ、寝ておられますね」
「全て、済みましたよ?」
「あなたを蔑ないがしろにした……あの方たちに、制裁を加えてきました……」
「……と、いっても……あなたの傷は、癒えませんけど、ね……起きてしまったことは変えられない……なかったことには、出来ませんから……」
撫でる音
耳元で
「大好きです」
「あなたの幸せが、わたしの幸せです」
「あなたの喜びが、わたしの喜びです」
「あなたが嬉しそうにしている姿を見ていると……わたしも、心が温かくなります」
「あなたは……わたしの、全てですから」
「だから……あなたが傷ついてるのを見ると、わたしも悲しい……苦しんでいる顔を見ると、わたしも苦しい……ごめん、なさい……ごめんなさい」
「わたしが……わたしが守りますからね?」
「嫌なこと、苦しいこと……全部全部、わたしが排除します」
「だから……笑ってください」
「笑顔を見せてください……」
「幸せな姿を……見せて」
「ずっと傍で……それを見続けますから」
囁き
「一緒に、居ましょうね?」
「……あら? こんばんは」
「ふむ……今日はこちらのルートでしたか……成程成程」
「探し回った
「隣、失礼しますね?」
「……ぁ……ふふ、やれやれ、あなたという方は……相変わらずの照れ屋さんなんですから♪」
「そうやって、恋人を避けて、意地悪して……気を引きたいんですか?」
「もうわたしは、とっくにメロメロですよ?」
「大好きです♪」
走り出す音
「っと、どうしましたか?急に走り出して? 今度はかけっこですか?負けませんよ?」
「ふふ……こういうのも、恋人同士のふれあい、といった感じがしてとても素敵ですよね~」
「胸が躍ります♪」
走る音
「ふふ、早い早い……これでは置いてかれてしまうかもしれませんね~」
「こら~♪待て待て~♪」
「ふふ、ふふふふ……あははははは♪」
「浜辺で戯たわむれる男女みたいで、素敵ですね~♪」
止まる音
「……っと、大丈夫ですか?あれだけ走ったんですもの、疲れますよね?」
背中を摩る音
「よしよし……よく頑張られましたね~。楽しい時間をありがとうございます♪」
「わたしのためにやってくださったのですよね?」
「とても楽しかったですよ?恋人同士の追いかけっこ♪」
「こういう戯れを、ちょっとずつやっていきたいですよね?」
「昔は出来なかった分……今、やってくださってるんですもの。本当に、嬉しいです♪」
「わたし、あなたの恋人になれて……」
囁き
「幸せです♡」
離れて
「っと……おや?もう、大丈夫なのですか?もう少し休んでおられた方が良いと思うのですけど?」
「……はい?」
相手の言葉を聞く感じで
「あらあら……ん~、そうですか~。まだ、そんなことおっしゃられるのですか?」
「ふふ、そうですか、そうですか♪」
「はい、確かにそうですね♪ わたしの告白を、あなたは断られましたから……恋人ではないのかもしれませんね?」
「でも、それは事実の上でのこと……わたしの中では違いますよ?」
「誰が何と言おうと、どう否定しようと……わたしとあなたは恋人同士♡」
「だって、大好きですから♪」
「あなた以外など考えられません」
「ただ、あなたの幸せだけを見ていたい……」
「あなたの傍で……ずっとずっと、背中を支えたまま……」
「この気持ち、おかしなことですか?」
「乙女ですから、一度断られたくらいで諦めません」
「わたしはぜったいに、あなたをモノにしてみせます」
「あなたのモノになってみせます」
「オレの女だって、言わせてみせます」
耳元で
「この女に、オレの子を
離れて
「なので、やめません」
「だって、これがわたしの全力ですから」
「目標へ向かう……ただ全力の……全身全霊の努力♡」
「あなたの隣で恋人だと言い続けます」
「誰がなんと言おうと、恋人だと主張し続けます」
「周りの人がそうだと認め……そして、あなたが認めるまで、絶対に……絶対に」
「挫けません♪」
「だって……あなたはもう知っているでしょう?わたし、凄い努力家なんですよ?」
耳元で
「帰りのルートを調べて待ち伏せるくらいに……偏差値が高かろうと、努力をして同じ大学まで追いかけて……こうして、傍にずっと居るくらいに」
囁き
「大好きです♡」
離れて
「……ふふ、どうなさいましたか?そのお顔は?」
「呆れて物も言えない……そんな顔ですね?」
「でも、わたしは言い続けます♪」
「わたしが、あなたの恋人です♪」
相手の言葉を待つように
「……そうですか……好きにしろ、ですか。ふふ、ええ、では勝手にさせて頂きます♪これからも、傍で言い続けますね?」
「そして……真実にしてみせます♪」
「これが……わたしとあなたの運命なのですから♪」
少し間を空けて
思い出したように
「あ……それで、少しお話したいことがあったのですけど……同窓会、お誘いが来てましたよね?」
「確か……明日の、十九時から……ん~……わたしとしては大して興味はないのですけれど……あなたはどうされるのですか?」
「行かれるのでしたらわたしもご同行したいと思っているのですが……」
「……ええ、そうですね。久しぶりに、交流の途絶えた方と旧交を温めるのも素敵なことですよね」
「ええ……きっと、楽しい時間になると思います」
「……まぁ、わたしにはそのような方は居りませんが……」
「ええ、分かりました。なら、わたしも行きましょう」
「そうやって……楽しそうに話すあなたの姿がとても素敵ですから」
「嬉しそうにお友達とお話する姿、見守ってます♪」
「あなたの幸せそうにしている姿を見るのは、わたしとしても、心が温まりますから」
「一緒にいきましょうね?」
「……ぁん、もう……またそんなつれないことを言って……いけずなお方」
「嫌だと言っても、わたしは一緒に行きますからね?」
場面転換
2、3秒開けて
「はい、見つけました♪ 一緒にいきましょう♪」
「……おや?今日はいつもみたいに走っていかれないのですね?」
「ふふ、とうとうわたしの恋人としての自覚が芽生え始めましたか?」
「……あぁ、そうですね。確かに、折角の正装です……走って汚れたりしたらもったいないですものね」
「ふふ、ふふふふ♪こういう一面が見られただけでも、興味のない同窓会などという催しに参加した意味がありました♪ありがとうございます♪」
「あなたはいつも、わたしを救ってくれますね?」
「……あの時も、そうでした」
「友達が欲しくて……でも、話しかけられなくて……端っこに居て……そうしたら、あなたが話しかけてくれた……
「それから……ずっと、あなたを目で追うようになって……不愛想に、悟られないようにって、返してたけど……心の中ではあなたへの大好きがいっぱいで」
「素っ気なかったなぁ、って今にしてみたら思うんですけど……ずっとずっとドキドキしながら話してたんですからね?」
「心臓が早鐘をうって……口から飛び出しそうでした」
「まさに、恋する乙女、でしたね♪」
「あぁ……何もかもが懐かしいです」
「そんなわたしも、今では素直に気持ちを表して……あなたの恋人ですか~、感慨深いものですねっ♪」
相手の言葉を聞く感じで
「……おや? これはこれは、人聞きが悪いことを……捏造ではありません♪これから真実となるのですから♪」
耳元で
「絶対に……絶対に、ですよ?」
「諦めません♪」
離れて
「っと、お話をしている間に会場に着きましたね」
「わたしは……話す相手は居ませんから、見守ってます♪」
「楽しい時間を過ごしてきてくださいね?」
「楽しそうにしているあなたを見ているのは、わたしも幸せですから♪」
「では、いきましょう」
場面転換
2、3秒待ち
「あら、こんばんは……えっと、どちら様でしょうか?」
小声で
「……あなたのお知り合いでしょうか?」
「わたし、高校生の頃はあなたの事しか見てなかったのでまるで分からないのですけど……」
普通の声で
「え?あぁ、はい……はい……はぁ、わたしはあなたのことなど知りませんけど……そうですか、見違えましたか……はぁ」
小声で
「……すみません、助けてください……知らない人とお話できないです……お願いします」
安心した感じで
「ぁ……はぁ……よかった……」
再度小声で
「お知り合い、なのですよね?」
「その割には……?……ぇ?」
「この方……無礼過ぎませんか?」
「……あなたが親しげに挨拶しているのに、誰、お前と…………」
少し間を空けて
少しだけ面白くない雰囲気で
「……出ましょう。ここは、あなたに相応しくありません。来る必要のないところでした」
「……いえ……いえ……わたしは構いません。元々、ここ自体が目当てではありませんでしたから。大丈夫です」
耳元で
「行きましょう?外の空気を吸った方が、きっと気分もよくなりますから」
「……ね?」
離れて
「ええ、そうと決まったら早く行きましょう。一分一秒も早く!」
「こんなところに、用はありませんから……」
足音
2、3秒開けて
「……ごめんなさい、こんなことになるとは思っていませんでした……もっと早くに連れ出していれば良かったですね」
「……覚えてない……誰だか分からない……この一言が、どれほど人の心を削るのか……あの方たちには分からないのでしょうか?」
「大変……たい、へんっ!……不愉快ですっ!」
「確かに……見た目は変わりました。身体つきも逞たくましくなり、髪型だってあの時とは違います……面構えだって……色々なことを経験した結果、とても凛々しくなられました」
「でも、だからって……分からない、お前誰だ、などと……あれでも本当に、あの方たちはお友達なのですかっ!恥を知りなさいっ!恥をっ!」
「わたしの……わたしの大切な方の、心を傷つけて……能天気に笑って……」
「ごめんなさい……わたしが……わたしが、誘ったばっかりに……見ていたい、などと言ったばっかりに……」
少し待ち
「……そう、ですか……ふふ、あなたは、やっぱりお優しい……わたしのせいではないと……自分が行きたかったからだと、そう、言ってくださるのですね?」
「でも……ええ、仮にそれが事実だったとしても……わたしの中の真実は今言ったあれなんです……責任を感じているんです」
「あんまり、乗り気ではなかった……わたしが、わざわざ言わなければ、行くこともなかったのではないか?こんなこと、起きなかったのではないか、と」
「……わたしは……あなたが幸せなら……幸せな姿を見られるのだったら、それで、良かったのに……」
「……今日は、たっぷり、飲みませんか?」
「嫌なこと、忘れましょう……ね?」
場面転換
2,3秒待ち
「……お酒、要りますか?」
「わたしはお付き合いします、嫌なこと、苦しいこと、つらかったこと……ここで全部吐き出してください」
「わたしは……あなたの全てを、受け入れますから」
「ね?」
背中を摩る音
「……そうですね……時間も経っていますから、仕方がない……それはありますね。けど、それでも、ショックだった……つらかった……分かります。言われなくても、わたしには分かります……だって、そういう顔をしていましたから……」
「寂しい、ですよね……つらいですよね」
「わたしだって……あなたに、誰?といわれたら……きっと、傷つきます……胸が、締め付けられます……それでも、きっと、諦めないとは思いますが……」
「ええ……ええ……そうですね……思い出話に花を咲かせる……素敵な時間になると、思ってました……楽しそうにしてるあなたを見て、わたしもきっと笑顔になれる、とそう信じて疑いませんでした……」
「……つらいですね」
「お友達、でしたのに……」
背中を摩る音
「よしよし……わたしは、最後まで付き添いますから……居なくなりませんから……安心して、吐き出してくださいね?」
「飲んでくださいね?」
「わたしが……送り届けますから」
「飲み明かしましょう?」
「傷口は……わたしが塞ぎますから……心の傷を、さらけ出して、泣いて……いいですからね?」
少し待ち
2、3秒開けてから
「……寝てしまわれましたか」
「安らかな顔……とは、とても言い難い……険しい顔……」
「お可哀そうに……あいつの……あいつらのせいで、っ!」
耳元で
「ごめんなさい……傍に居ますと、言いましたが……少しだけ、失礼しますね?」
「すぐに……戻ってきますから……」
「おやすみなさい……」
離れて
「……こんなに……こんなに、楽しみにしてたのに……わたしの……わたしの大切なこの方を、こんなにも傷つけて……」
「彼が許すと言っても……わたしが絶対に許しませんからね」
暗い声で言ってから
場面転換
2、3秒間を空けて
「……まだ、寝ておられますね」
「全て、済みましたよ?」
「あなたを蔑ないがしろにした……あの方たちに、制裁を加えてきました……」
「……と、いっても……あなたの傷は、癒えませんけど、ね……起きてしまったことは変えられない……なかったことには、出来ませんから……」
撫でる音
耳元で
「大好きです」
「あなたの幸せが、わたしの幸せです」
「あなたの喜びが、わたしの喜びです」
「あなたが嬉しそうにしている姿を見ていると……わたしも、心が温かくなります」
「あなたは……わたしの、全てですから」
「だから……あなたが傷ついてるのを見ると、わたしも悲しい……苦しんでいる顔を見ると、わたしも苦しい……ごめん、なさい……ごめんなさい」
「わたしが……わたしが守りますからね?」
「嫌なこと、苦しいこと……全部全部、わたしが排除します」
「だから……笑ってください」
「笑顔を見せてください……」
「幸せな姿を……見せて」
「ずっと傍で……それを見続けますから」
囁き
「一緒に、居ましょうね?」
クレジット
ライター情報
ASMR、シチュボ台本を主に書いています。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
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