1
花見
written by 山葵餅
  • カップル
  • 花見
公開日2022年04月07日 22:00 更新日2022年04月03日 11:26
文字数
1254文字(約 4分11秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
未定(彼女)
視聴者役柄
未定(彼氏)
場所
どこか
あらすじ
ある日、急に花見に行くことに。
そこでとある話をして。
本編
で、どうしたの?
私のことを急に呼び出して。
〚視聴者の大荷物を見つける〛
って、何?その荷物。
《視聴者のセリフ》
へぇ、花見ね。
うん、面白そうだと思うよ。
私も行ってみたいし。
けど、この時期ならどこに行っても人が多いんじゃない?
人が多いのは嫌なんだよね。
他の人たちからカップルだって、ジロジロ見られそうだし。
だから、できれは二人きりになれる場所が良いな。
まぁ、もちろん、それが無理だってことは知ってるけど。
《視聴者のセリフ》
え?そんな場所があるんだ。
それじゃあ、今すぐ行こ。


って、どうしてここに来たの?
《視聴者のセリフ》
何が?、ってここがどこか分かってる?
《視聴者のセリフ》
よく分かってるみたいで安心したよ。
けど、それ以上に君の頭が心配になったよ。
ここはこの辺りでも有名なデートスポットでしょ。
こんな場所じゃ、私たちが二人きりになるなんて、絶対にできないよ。
《視聴者のセリフ》
え、何それ?
いや、言いたいことは分かるよ。
他のカップルたちは自分たちの世界に没入してるんだから、私たちのことなんて見てないってことでしょ?
まぁ、元々、誰もいない場所なんてないって分かってたから、気にしないけどさ。
えっと、それじゃあ、花見を始めよっか。

あのさ、私は思うんだよ。桜ってすごいなって。
ほら、毎年毎年、同じような時期に咲くでしょ?
これって、今の私たちからしたら当たり前のことだけど、どうしよもなく怖いことだとも思うんだよね。
何というか、私がいてもいなくても同じなんじゃないかな、って気になるというか。
《視聴者の表情が変わる》
あ、君を心配させたいわけじゃないから、そんな顔しないでよ。
ただね、私はずっと私がいなかった世界を見てみたいと思ってるんだ。
私がいなかったことで、より笑顔になる人もいるかもしれないし、より泣き顔になる人もいるかもしれない。
もしかしたら、本当に何も変わらないのかもしれない。
まぁ、仮にそんなことを確認できたとしたら、どんな結果であったとしても、生きることそのものが苦しくなりそうだけどね。
私が、というよりも人が一人いなかっただけで、世界のすべてが変わるなんてことはないだろうから。
もちろん、たった一人景色を一変させることはあるかもしれないけどね。
少なくとも私は、君に見ている景色を形も色も、他の全てに至るまで変えられてしまったから。
今から君と出会う前の景色を思い出そうとしても、今とは違うってことしか分からないんだよ。
私が君にとってのそういう人間でありたいとも思うけど、もし私が君の目の前からいなくなってしまったときが心配だから、心のどこかでそうであってほしくないとも思ってるんだよね。
本当に、私の心は面倒くさいね。
《視聴者の行動》
って、どうして私のことを急に抱きしめてるの?
《視聴者のセリフ》
したくなったから、ってもしかして私のことを慰めようとしてくれてるの?
そっか、ありがとう。
って、あれ?私、泣いてるの?
何でかな。あ、うん、よく分からないよ。
けど、これだけは分かってる。
《キスをする》
これは私のしたいこと。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
花見
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
山葵餅
ライター情報
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
山葵餅 の投稿台本(最大10件)