とあるカフェの常連であるあなたは、店員の女性に来店するたびアプローチを受けています。
いつも通り素っ気ない態度をとるあなたでしたが、この日はアプローチの理由を尋ねたことで彼女に火をつけてしまったようです。

(入店)
あっ常連さん、いらっしゃいませー。
見てのとおりお客さんは常連さんだけなので、いつもの窓際の席空いてますよ。

ご注文はいかがなさいますか？
おすすめは、私です。

(ケーキセットで)

ケーキセットですね。

もう、イジワル。

お待たせしました。
ケーキセットです。

特別サービスで、私が膝に乗って食べさせてあげますよ。

(結構です)

結構ですか。
そうですか、残念です。

マスター、休憩もらってもいいですよね？
お客さん、常連さんしかいませんし。

はーい、ありがとうございます。
コーヒーいただきますね。

常連さん、隣失礼します。
ふーふー。
(コーヒーを飲む)
はぁ、おいしい。

(あなたを注文すると何があるんですか？)

あなたから話を振ってくるなんて珍しいですね。
いつもは一方的に私が喋ってばかりなのに。

それで、私を注文するとどうなるか、でしたね。

(耳もとでささやいて)
とってもイイこと、ですよ。

つまりは注文してのお楽しみってことです。

(どうして私に構うのですか？)

あなたに構う理由ですか。
それは、察して欲しいと言いますか。

本当は気がついているんじゃないですか？
私があなたのことを好きだってことに。

これだけアピールしているのに、あなたはいつだってつれない態度ですよね。

私じゃダメ……ですか？

答えなくてもいいですよ。
あなたが私のことを嫌ってはいないのは分かっていますから。

もし私のことを鬱陶しく思っているなら、時間をずらしたり通う店を変えればいい。

だけど、あなたは決まった曜日、決まった時間にこの店にやってくる。

(少しからかうように)
実は、私と会うのが楽しみだったりするんですか？

窓の外を見ちゃダメです。私を、私だけを見てください。

ふふっ、お顔が真っ赤ですよ。
ドキドキしてるんですか？

(そう言うあなたは余裕そうだ)

私が余裕そう、ですか。
ではちょっとお手を失礼しますね。
なにするのかって、私の胸を触ってもらうんです。

(マスターに見られてしまいます)

マスターには見られませんよ。今奥の厨房にいますから。

それより私の鼓動、分かりますか？
あなたと同じくらいドキドキしてるはずです。

そんなすぐに手を引っ込めなくても。
もう少し触っててよかったんですよ？

さて、私はそろそろお仕事に戻りますので失礼します。

(ささやいて)
次こそは、私を注文してくださいね。

それでは、ごゆっくりどうぞ。

・台本（ゆるボイ！）
カフェの店員さんが積極的すぎる
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・台本制作者
メロンフランスパン