医者の忙しい彼女と同棲しているあなた。一ヶ月休みなく働いた彼女は、疲れからか仕事モードが抜けきりません。あなたは、そんな彼女を優しく包み込んであげます。

(病院内にて)

(クールな口調で)
こちらが先日の検査結果です。

徐々に快方に向かっていますが、油断は禁物です。
お薬出しておきますので、引き続き飲んでください。

急患ですか？すぐ向かいます。

(時間経過)

(玄関を開ける)

(病院と変わらない口調のまま)
ただいま。

(夕食の準備できてるよ)

夕食の準備、ありがとうございます。
着替えてきます。

いただきます。

ごちそうさまでした。

(お風呂わいてるからどうぞ)

お風呂の準備もできているのですか？いつもありがとうございます。

お風呂いただきました。

(ちょっとこっち来て)

どうしたんですか？私を呼んで。
隣に座ればいいんですね？

急に抱きしめて頭を撫でてどうしたんですか？

(仕事モードのままだったから)

仕事モードのまま？

(砕けた口調で)
あっ、ごめん。
わたしまた切り替えるの忘れてた。
ここ一ヶ月休みがなかったから、疲れてるみたい。

この癖、なおしたいんだけどなぁ。

(大丈夫、俺が言ってあげるから)

きみがさっきみたいに言ってくれるの？
ふふっ、だったら安心ね。

きみのなでなで気持ちいい。
ねぇ、もっと強くぎゅーってして。

はぁー、癒される。
体温や鼓動、息づかいが、大好きなきみがここにいるってことを教えてくれる。

きみはわたしの精神安定剤だよ。

いいのかな？私だけいい思いをして。

(俺だって君を甘やかすの好きだから)

わたしを甘やかすのが好きなの？
じゃあ今夜はいっぱい、甘えられなかった一ヶ月分、甘えてもいい？

頷いた。いいんだ？
明日は久しぶりの休みだから、遅くまで起きていても大丈夫。
うざいって言われても離れないからね。

・台本（ゆるボイ！）
医者の彼女は切り替えが苦手
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
メロンフランスパン