彼女との同棲（監禁）生活にもすっかり慣れたあなた。
今日は半年の記念日だ。
彼女はプレゼントを用意してくれていたけど……

（ドアの開閉音）

ただいまー、帰ったよー。

ふふっ、約束通り玄関で待てて偉い偉い。

この前手足の拘束を外したのは正解だったね。

本当は拘束を外したら君が逃げちゃうんじゃないかって、少し不安だったんだけど……

これから毎日、君の「おかえり」が聞けるって思うと嬉しいな。

ホント見違えたよね、前はすぐ逃げ出そうとしてたのに……

ほら、覚えてる？

4回目くらいで私の我慢の限界が来て、少し厳しめのお仕置きを……

ああ、ごめんごめん。

思い出させちゃったかな。

でもさ、あれから私の言う事を聞いてくれるようになったでしょ？

だから私はいい思い出だと思ってるよ。

それでね、今日は私が君を監禁……

じゃなくて、えっと……

一緒に住み始めてから半年の記念日でしょ？

だからプレゼントをあげようかなって。

プレゼントは……じゃーん！　新しいスマホでーす！

今使ってるやつ壊れちゃったでしょ？

だから奮発して最新のやつ買っちゃった。

はいどうぞ、大事に使ってね。

初期設定とかは任せちゃっても大丈夫かな？

私より君の方がそういうの詳しいと思うし。

どう？　問題なさそう？

良かった、これでまた……

“掲示品に書き込み”が出来るね。

確か……「悲報、俺の彼女がヤンデレすぎる」だったっけ？

結構言いたい放題言ってたよね？

「あいつから電話がかかってきた。今から懲役3時間」とか、
「料理の味付けがワンパターンすぎる」とか。

私が知らないとでも思った？

仮に知らなかったとしても、好き放題言って良い理由にはならないよね？

私は君のことを思って色々考えてるのに……

流石に傷ついたよ。

まあ掲示板に書き込むのだって立派な趣味だし、
それに関しては否定するつもりないけどさ……

限度があると思うんだよね。

だからさ、後は分かるでしょ？

“お仕置き”、しないとだよね？

じゃあそこに座って。

（舌打ち）

こういう時は正座だよね？

（ため息）

ごめんなさいごめんなさいって……

あのね、口では何とでも言えるんだよ。

だから今謝っても遅いの。

悪いことをしたんだからちゃんと罰を受けないと。

私が受けた苦痛と同じくらい……いや、それ以上のを与えてあげる。

じゃあ、まずは目隠しかな。

（目隠しをする）

今何を被せたか分かる？

ヒントはね、「彼女がいる証拠を見せろ」って言われて君が送った写真。

「顔写真はダメ」って答えたところまでは良かったんだけどね……

どう？　そろそろ何を被せたか分かった？

//少し間を開けて
えっ、まだ分からないの？

しょうがないなぁ、正解は……

//囁き
私の下着。

相変わらず耳弱いんだね。

ちょっと囁いただけなのにビクッとしちゃって……

大丈夫？　お仕置きはまだ始まったばかりだよ？

このままだと君、お仕置きが終わった頃には壊れてるかもね。

ふふっ、冗談だよ。

そんなことする訳ないじゃん、今のところはね。

じゃあ次は手を後ろに回して。

手錠をかけちゃおっか。

（手錠をかける）

拘束されて身動きが取れない君を見るのは久しぶりだなぁ。

あぁ、君の命が私の手の中にあるんだって思うとゾクゾクするよ……

やっぱり君はこうやって私に支配されてる方が似合ってるよ。

ねえ、一つ提案があるんだけどさ。

お仕置きをナシにしてあげる代わりに、また拘束を付けて生活をするっていうのはどう？

不自由になった分は私が助けてあげるし、悪い話じゃないと思うんだけど。

ふふっ、交渉成立だね。

これで君へのお仕置きはなくなった訳だけど……

それとは別に、また変な気を起こさないよう、私が時間をかけて徹底的に躾けてあげるから。

これからもよろしくね、私の奴隷君。

・台本（ゆるボイ！）
僕のことを監禁している彼女に掲示板への書き込みがバレていたようで……
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
堕罪サラ