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高身長幼馴染の演劇練習に付き合わされ、人生のヒロインにさせられてしまった話
written by
  • からかい
  • 幼なじみ
  • ボーイッシュ
  • 年上
公開日2022年06月24日 20:19 更新日2022年06月24日 20:19
文字数
1160文字(約 3分52秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
年上の幼馴染
視聴者役柄
1個下の幼馴染
場所
室内
あらすじ
≪あらすじ≫
部室に忘れ物をしてしまったあなた。
ドアを開けると、幼馴染でもある女性が演劇の練習をしていて…。
本編
姫! 
私はお前のことが…。

…姫! 
私は貴方のことが…。

//SE:ドアを開ける音
あっ。

…見つかってしまったね。

まぁ居残り練習というやつさ。

私はこの劇の主役だからな。
預かった以上、失敗は許されない。
例え本番が遠いとしても、練習を欠かすつもりはないさ。

君は?
ああ、忘れ物か。

このノートは、君のだったのか。
通りで。

素晴らしい脚本だった。

…すまない。
名前がどこかにないかと見てしまってな。
盗み見るつもりはなかったんだ。

気付けば、つい夢中になって最後まで読んでしまったよ。
さすがは脚本家を目指してるだけはある。

そう恥ずかしがるな。
君の紡ぐ物語は素敵だ。

まるで情景が思い浮かぶようだった。
いつか君の脚本で演じてみたいな。
とても良い劇になると思うぞ?

…そうだ。
これから用事はあるか?

もし時間があれば、練習に付き合ってほしい。

いやあ。
最後のシーンがしっくりこなくてね。

壁に話すよりも
人に向かって話した方が場面を想像しやすいんだ。

ああ。
そこまでは求めてないさ。
君は私の台詞に頷いてくれるだけでいい。

あと少しで掴めそうな感じなんだ。
…頼むよ。

…そうか!
それは助かる!

恩に着るよ。
あとでコーヒーか何か一杯驕ってあげよう。
報酬が少なくてすまないね。

じゃあ、軽く説明しようか。
この物語は、捕らわれた姫君を勇者が助ける…
というのが大まかなストーリーだ。

まぁよくあるファンタジーモノだね。
観客の大半は子供たちだから、分かりやすいストーリーを選択させてもらった。

で、私が演じるのは『勇者』だ。
つまり、君にはこの物語のヒロイン…姫さまを演じてもらいたい。

普通逆じゃないか?
なんて声も出そうだが…というか実際出たが。

女性が男性役を演じるというのは往々にしてある。
背の高い私ならなおさら適役というわけだ。

やりたい場面はここ。
勇者が姫さまを助けて…告白するシーンだ。

一応台本も渡しておこう。
…いくよ。

…すぅ。



姫…!
無事でしたか!

(演劇略)

ふつつかな私ですが…
お付き合いいただけますか?

ええ、ええ。
約束いたします。

手を出してください。
証に…甲に口づけを…。

(甲にキス)

では、参りましょうか。
姫。



ふむ。
とまぁ、こんな感じか。

あのアドリブは良かったから足しても面白そうだ。
後で相談しておこう。

…?
なに赤くなってるんだい?

ああ、手のひらにキスしたことか。
…あはは!

真に受けるなんてかわいいやつだな。

…望むなら、頬にキスしても構わないぞ?
付き合ってくれたお礼だ。

なんだ?
近づいただけでそんな口をパクパクさせて。
…唇の方が良かったか?

おねだり上手だな。

黙ったままなら、肯定とみなすぞ?

目を瞑れ。

ぷははっ、なーんてな。
君が素直過ぎてからかってしまった。
すまないすまない。

//近づいて
…。
ま…私は構わないけどね。
…いまから劇の続きをしても。

何をって。
…想いが通じた2人がすることは決まってるだろう?

//顎クイイメージ
もちろん。
君がお姫様だけど、ね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
高身長幼馴染の演劇練習に付き合わされ、人生のヒロインにさせられてしまった話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者

ライター情報
pixivにて、台本を投稿し始めました。
ヤンデレや甘々、わからせなどを学び中。
シチュエーションボイス採用を目指しております。

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