- 耳かき
- ファンタジー
公開日2022年08月22日 12:59
更新日2023年06月22日 00:25
文字数
1858文字(約 6分12秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
(聴き手よりも圧倒的に強い)敵
視聴者役柄
ファンタジー世界の勇者
場所
ダンジョンの奥地
あらすじ
ダンジョンに巣食うボスモンスターを、激戦の末討伐した勇者のもとに、突然、謎の人物が現れる。
いかにも怪しすぎる相手に、勇者は先制攻撃を仕掛けるが、あっさりと回避されたのち、身体の自由を奪われると、仕返しと称して耳かきをされてしまう……。
いかにも怪しすぎる相手に、勇者は先制攻撃を仕掛けるが、あっさりと回避されたのち、身体の自由を奪われると、仕返しと称して耳かきをされてしまう……。
本編
(拍手しながら登場)
いやぁ、ハラハラしながら見させてもらったけど、最後の最後に大逆転とは。
中々見ごたえのある対決だったねえ。
……って、きみ、仮にも初対面相手に、そんな物騒なものを構えるのかい?
ぼくは感想を言っただけですよー。怪しい者ではございませーん。
うーん、やっぱ怪しい? そりゃそっか。
でも安心しなよ、別にきみを襲おうとか……おおっと!
ちょっとー! 話し中に不意打ちとか、そういうやり方は良くないと思うよ?
あーもう、仕方ないなあ。はい、ぼくの目に注目。
はい、これで操り人形のできあがり。
ちょっと試してみよっかな。右手上げてー。右手下げてー。あはは! 軽く遊んだぐらいでそんな怖い顔しないでよー。
さーて、次の命令は……(膝枕を手でたたき)ここ、頭のせて。
(膝枕に頭をのせる)
何をするかって? さっきの仕返しに、耳かきをするんだよ。
耳かきで気持ちよくされちゃうところ、じっくり観察させてもらおうかなって。
あはは、やめろと言われてやめる人なんていませーん。さ、いくよ~。
(耳かき開始)
……おやおや?
まだ、序盤も序盤な訳だけど、もうそんなに悶えちゃってて、大丈夫?
またまたぁ、意地張っちゃってえ。
ま、きみみたいなタイプが、耳かきしてて一番面白いからいいんだけど。
悪趣味? そうかなあ。
でも、そうだとしても、きみはぼくに感謝すべきだよ?
だって、ぼくがその気になったら、今のきみなんて瞬殺だもん。
さっきの魔法でわかったでしょ? ぼく、すっごく強いよ。みんな簡単に壊れちゃってつまらないから、こうやって他の遊び方を模索してるんだし。
それともアレ? 「屈辱を受けるぐらいなら、いっそ殺せ」とか言っちゃうタイプ?
……うんうん、折角見逃してくれるって言ってるんだから、命は大事にしなー。その代わり~……。
(耳元で囁く)
た~くさん可愛いところ見せてもらうから、ね?
お、赤くなった。
そっかぁ、囁かれるのにも弱いのか。
どんどん弱点バレちゃうじゃん。そんなにぼくを楽しませたいの?
ほら、そうやって強がって否定しちゃうと、
(耳元で囁く)
本当かどうか、試してみたくなっちゃうじゃんか。
(耳に息を吹きかける)
ふーっ……。
あはっ、ビクッてしたよ。ビクッて。わっかりやすいなあ。
よし、じゃあ、こっち側はこんぐらいで。
ごろーんしようか。ごろーん。
(反対側の耳を向け、耳かき再開)
なんかさぁ、ふと思ったんだけど、
こうして膝枕で耳かきしてあげてるとさぁ、はたから見ると、ぼくたち恋人同士っぽく映ってたりするのかな?
あ、今、イラッてした? イラッてしたよね?
あはは、はじめましてなのに、随分嫌われちゃったみたいだね。悲しいな〜。
ていうか、元はと言えば、きみがいきなり攻撃してきたのが悪いんだからね?
きみって、普段からあんな対応の仕方してるの? いくらぼくが怪しかったからって、ちょっと野蛮すぎると思うよ。
ぼくだって、ちゃんと会話から入ったのにさー、それこそ、動けなくして耳かきするよりもひどいと思うなー。
……へぇ。そっか、"視えてる"んだ。
なるほどね、だからすぐに敵と判断できたのか……。やっぱりぼくの見立て通り、きみは只者じゃないみたいだ。
ぼくは、いつかきみと本気で戦うことになるんだろうね。
でも、きみは肝心なところが見えていないな。目の前にいるのが、自分に勝てるような相手か、ってこと。
何にでも食ってかかると、いつか取り返しのつかないことになる。さっきも言ったけど、いのちだいじに、だよ。
わかった? じゃ、ちゃんとこの教訓を忘れないように~、もっと悶えるところ見せてもらおっと。
うりうり~。悔しいかな? この屈辱を心に刻め~。
……なんか、相変わらず口では反抗してるけど、声が震えてるっていうか……。
どうも、もうちょっとで落とせちゃいそうな感じがするな~。
大丈夫? このあたりで命乞いでもしとく? それともまだ平気?
……ほらほらぁ、黙ってちゃわからないよ〜。
……へぇ~。許してほしいんだ。それってぇ、
(耳元で囁く)
負けちゃいそう、ってこと? ねぇねぇ、聞かせてよ。
あはは! そっかー、耳かきだけで負けちゃいそうだったんだ~。
じゃ、このぐらいにしてあげよう。耳かきに屈して冒険が終わってしまうなんて、恥ずかしすぎるもんね〜。
あはっ、ちゃんと言えたじゃん。命拾いしたね。屈辱的ではあるだろうけど。
あ、でも、これはやっとかないと。
(耳に息を吹きかける)
ふーっ……。
油断してた?
最後の最後に、一番いい反応見れちゃった。
あー、楽しかった! 次に会うまでに、耳、鍛えときなよ? もしかしたら、またフラッと耳かきしに来るかもしれないしね。
それじゃね~。
いやぁ、ハラハラしながら見させてもらったけど、最後の最後に大逆転とは。
中々見ごたえのある対決だったねえ。
……って、きみ、仮にも初対面相手に、そんな物騒なものを構えるのかい?
ぼくは感想を言っただけですよー。怪しい者ではございませーん。
うーん、やっぱ怪しい? そりゃそっか。
でも安心しなよ、別にきみを襲おうとか……おおっと!
ちょっとー! 話し中に不意打ちとか、そういうやり方は良くないと思うよ?
あーもう、仕方ないなあ。はい、ぼくの目に注目。
はい、これで操り人形のできあがり。
ちょっと試してみよっかな。右手上げてー。右手下げてー。あはは! 軽く遊んだぐらいでそんな怖い顔しないでよー。
さーて、次の命令は……(膝枕を手でたたき)ここ、頭のせて。
(膝枕に頭をのせる)
何をするかって? さっきの仕返しに、耳かきをするんだよ。
耳かきで気持ちよくされちゃうところ、じっくり観察させてもらおうかなって。
あはは、やめろと言われてやめる人なんていませーん。さ、いくよ~。
(耳かき開始)
……おやおや?
まだ、序盤も序盤な訳だけど、もうそんなに悶えちゃってて、大丈夫?
またまたぁ、意地張っちゃってえ。
ま、きみみたいなタイプが、耳かきしてて一番面白いからいいんだけど。
悪趣味? そうかなあ。
でも、そうだとしても、きみはぼくに感謝すべきだよ?
だって、ぼくがその気になったら、今のきみなんて瞬殺だもん。
さっきの魔法でわかったでしょ? ぼく、すっごく強いよ。みんな簡単に壊れちゃってつまらないから、こうやって他の遊び方を模索してるんだし。
それともアレ? 「屈辱を受けるぐらいなら、いっそ殺せ」とか言っちゃうタイプ?
……うんうん、折角見逃してくれるって言ってるんだから、命は大事にしなー。その代わり~……。
(耳元で囁く)
た~くさん可愛いところ見せてもらうから、ね?
お、赤くなった。
そっかぁ、囁かれるのにも弱いのか。
どんどん弱点バレちゃうじゃん。そんなにぼくを楽しませたいの?
ほら、そうやって強がって否定しちゃうと、
(耳元で囁く)
本当かどうか、試してみたくなっちゃうじゃんか。
(耳に息を吹きかける)
ふーっ……。
あはっ、ビクッてしたよ。ビクッて。わっかりやすいなあ。
よし、じゃあ、こっち側はこんぐらいで。
ごろーんしようか。ごろーん。
(反対側の耳を向け、耳かき再開)
なんかさぁ、ふと思ったんだけど、
こうして膝枕で耳かきしてあげてるとさぁ、はたから見ると、ぼくたち恋人同士っぽく映ってたりするのかな?
あ、今、イラッてした? イラッてしたよね?
あはは、はじめましてなのに、随分嫌われちゃったみたいだね。悲しいな〜。
ていうか、元はと言えば、きみがいきなり攻撃してきたのが悪いんだからね?
きみって、普段からあんな対応の仕方してるの? いくらぼくが怪しかったからって、ちょっと野蛮すぎると思うよ。
ぼくだって、ちゃんと会話から入ったのにさー、それこそ、動けなくして耳かきするよりもひどいと思うなー。
……へぇ。そっか、"視えてる"んだ。
なるほどね、だからすぐに敵と判断できたのか……。やっぱりぼくの見立て通り、きみは只者じゃないみたいだ。
ぼくは、いつかきみと本気で戦うことになるんだろうね。
でも、きみは肝心なところが見えていないな。目の前にいるのが、自分に勝てるような相手か、ってこと。
何にでも食ってかかると、いつか取り返しのつかないことになる。さっきも言ったけど、いのちだいじに、だよ。
わかった? じゃ、ちゃんとこの教訓を忘れないように~、もっと悶えるところ見せてもらおっと。
うりうり~。悔しいかな? この屈辱を心に刻め~。
……なんか、相変わらず口では反抗してるけど、声が震えてるっていうか……。
どうも、もうちょっとで落とせちゃいそうな感じがするな~。
大丈夫? このあたりで命乞いでもしとく? それともまだ平気?
……ほらほらぁ、黙ってちゃわからないよ〜。
……へぇ~。許してほしいんだ。それってぇ、
(耳元で囁く)
負けちゃいそう、ってこと? ねぇねぇ、聞かせてよ。
あはは! そっかー、耳かきだけで負けちゃいそうだったんだ~。
じゃ、このぐらいにしてあげよう。耳かきに屈して冒険が終わってしまうなんて、恥ずかしすぎるもんね〜。
あはっ、ちゃんと言えたじゃん。命拾いしたね。屈辱的ではあるだろうけど。
あ、でも、これはやっとかないと。
(耳に息を吹きかける)
ふーっ……。
油断してた?
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あー、楽しかった! 次に会うまでに、耳、鍛えときなよ? もしかしたら、またフラッと耳かきしに来るかもしれないしね。
それじゃね~。
クレジット
ライター情報
名義変更しました。(普段のHNと表記変えてたけどややこしくなるだけだったので統一します)
くるっくぅ→くるっくー
耳かきで負ける、屈服させられるシチュエーションが大好きです。
・台本を使用される場合について
ご不明点等あればお気軽にご連絡ください。
トラブル回避目的で、有償販売はとりあえず△にしています。
PixivID:28917751
注意!R18のSSも投稿しています
Twitter:@kurukkuuuu
DM開放してます。
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ご不明点等あればお気軽にご連絡ください。
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