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レンタルお姉ちゃんが本物のお姉ちゃんになろうと迫ってくる
written by 松平蒼太郎
  • 添い寝
  • お姉さん
  • ヤンデレ
  • 年上
  • 自称姉
  • レンタル姉
  • ハグ
公開日2023年02月15日 08:38 更新日2023年02月15日 08:38
文字数
1184文字(約 3分57秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
レンタル姉
視聴者役柄
少年
場所
レンタル姉宅→少年宅
あらすじ
貴方は血のつながった本物の姉には愛情を注いでもらえず、半分レンタルの姉に依存していた。しかし、本物の姉に対する愛情も捨てられず、レンタルの姉に本物の関係になるよう迫られるも、これを拒否。しかし、レンタルの姉は本物の姉に男を当てがうことで彼女を家から追い出し、自分がその家に居座り、貴方と本物の家族になろうと目論むのであった…
本編
弟くん…寝た?


あ、起きてた…よかった。


うん…ちょっとだけお話ししない?


その、さ…弟くん、本当にわたしのこと、お姉ちゃんにする気はない?


わたしはいいよ。弟くんが本当の弟くんになるのは大歓迎だから。


だって…君はこんなにも可愛いから。


可愛いよ。わたしに甘えにきてくれて、わたしにギューってされると、照れながらも嬉しそうな顔して…


わたし、ずっと弟くんを弟くんとして可愛がりたい…ダメ?


…ッ、そう、なんだ…


まだあの女をお姉ちゃんだって思ってるんだね…


弟くん…酷いことを言っちゃうかもだけど、あの女は血が繋がってるだけの赤の他人だよ。


そう。だってアイツは弟くんのこと、全く顧みないじゃない。


弟くんはいつか振り向いてもらえるって思ってるかもしれないけど…そんなのは無理だよ。夢物語に決まってる。


ねぇ…もう諦めよ?あの女をお姉ちゃんだって思うのは…


わたしをお姉ちゃんにしよ?そうした方が弟くんも幸せになれるよ?ね?


…ここまで言ってもお姉ちゃんをお姉ちゃんだって認めてくれないの…?


嫌だよ…そんなの無理。


君に認めてもらえないなんて絶対嫌。


ねぇ…教えてよ。なんでわたしよりその女をお姉ちゃんだって思ってるの?


わたしの方がその女よりずっと君のお姉ちゃんしてるよね?


なのにおかしいよね?あんな偽者をお姉ちゃんとして選ぶなんて…


…ッ、もういい…!どうしてもあの女を庇うってんなら、わたしにも考えがある…!


このままわたしが大人しく諦めると思わないでね?おやすみ…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あ、弟くん、おかえり♡


弟くんが帰ってくるの、待ってたよ♡


ふふふ…本物のお姉ちゃん?


今目の前にいるのが、君の本物のお姉ちゃんだよ♡


あぁ、あの女?邪魔だから出てってもらった。


あ、でも安心して?手荒な真似はしてないから。


そ。いい感じの男当てがったらすぐ出てったよ?


君のことなんて、一顧だにしなかったよねー。


ホント、クズっていうか…君の姉である資格ないよねー。


あんな偽者のことなんて忘れてさ…わたしを本物だって認めなよ?絶対そっちのが幸せだよ?


もぅ…男の子が泣かないの。


ほら、お姉ちゃんがギューって抱きしめてあげる。おいで?


…そっちから来ないなら、こっちから行くね?ギュー…


(抱きしめる)


はぁぁ…やっぱり弟くんの抱き心地は最高だぁ…


弟くんも嬉しいよね?お姉ちゃんに抱きしめられて…


いいの。もうお金なんて要らない。


レンタルのお姉ちゃんは今日でおしまい。


今日からはわたしが、君の本当のお姉ちゃんになるからね。


ご両親は最初からいなくて、唯一の拠り所だったあの女ももういない。


わたしだけが君の本当の家族…でしょ?


怖がらなくていいよ…弟くんに酷いことはしないから。


うん、絶対。弟くんのことはたっぷり甘やかしてあげる。


これから弟くんには、お姉ちゃんにたくさん溺れてもらわなきゃだから…今度こそお姉ちゃんのこと、お姉ちゃんだって認めてね?


わたしも可愛い弟を手放したりしないから…約束だよ?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
レンタルお姉ちゃんが本物のお姉ちゃんになろうと迫ってくる
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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