公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年06月05日 18:00
文字数
2865文字(約 9分33秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
ある日、落ち込んだあなたのもとに非通知での着信が届く
不審に思いながらも出てみるあなた。
聞こえてきたのはやはり知らない声……しかし、聞こえてきた声の主はこちらのことを知っている様子だった。
話していく内に次第に元気づけられ、調子を取り戻していくあなた。
それは、自分が最もよく知る存在からの未来からの贈り物だった。
不審に思いながらも出てみるあなた。
聞こえてきたのはやはり知らない声……しかし、聞こえてきた声の主はこちらのことを知っている様子だった。
話していく内に次第に元気づけられ、調子を取り戻していくあなた。
それは、自分が最もよく知る存在からの未来からの贈り物だった。
本編
着信音
躊躇うように少し待ってから、出る
「やっほ~、こんにちは。……こんにちは、で合ってるよね?確かそのくらいの時間だったはずだもの」
少しの間
「あたしが誰か?シオレ!シオレ・菅・インヘリウム! 分からない? まぁ、分からないわよね。でもあたしはあなたのことをよく知っている。あなた以上にあなたのことを知っているって言っていいかもね♡」
意識的に可愛い声で最後
「だから、知ってるよ。今日、すっごく落ち込むことがあったんだよね?つらくて、苦しくって、家にも帰る気力をなくすくらいに落ち込んで……公園のベンチに座り込んで、胸の内の苦しみに耐えてる」
ちょっと待って
「分かるよ~、だってあたしはそんなあなたを励ますために電話しに来たんだから」
少しの無音
それから喧騒などのちょっとした環境音を入れて
「うん、うん……分かってる。だから、非通知なのに、電話取っちゃったんだよね?いつもなら取らないのに、何かに縋るような……そんな心細さがあって、うん、あたしはね。そんなあなたの辛さを埋めるために声を届けたんだよ?大丈夫、あなたは絶対に、大丈夫だから、ね?楽しいお話しよ?」
「うん、うんうん!だよね~、あたしも分かる!だって、その作品もあたしも大好きだもの!まぁ、当たり前なんだけど、ね。あたしとあなた、好みが一緒なのよ。だから、こんなことも分かる」
ちょっと考え込むようなかんじで小声で
「ん~、あの頃は……確か~、あっ!髪の毛の長い貧乳の女の子が好みだったわよね!特に、ツンデレが大好きで、デレる前の刺々しい時期がたまんないって、そればっかり見て……で、終いにはそれがライフワークになっちゃってツンデレじゃなくてツンツンだけ見てニヤニヤしてぇ、ほら~図星でしょ~?」
「あなたのことは何でも分かっちゃうんだから!他には~、うぅん、鼠径部を露出している女の子が好きなんだっけ?……あれ?それはもうちょっと後だったかな?」
また小声で、遠くで呟くような感じで
「ん~、流石に覚えてないなぁ……まぁいいや」
最後だけは普通の声で元気に
「どう?楽しいことを喋って少しは元気でたでしょ?あたし、知ってる。何せあなたのことであたしが知らないことなんて一つもないんだから。シオレには全部お見通しだよっ」
最後は媚び媚の甘い声で決め台詞のように
「な~んちゃって、ね。ふふ、でも大体分かるのは本当だよ?だって、あたしも同じこと経験してるもの。つらくって、苦しくって、心が挫けそうになった時……こんなふうに一人の女の子の優しさに……プフッ、あぁ、ちょっとごめんなさい。何だか可笑しくなっちゃって」
それから少しの足音
気体が放出されてるようなスプレーの音
「んんっ、ごめんね。ちょっと限界に近づいてたもんで……ん?何がって?ダ~メ、秘密。こういうのは秘密の方が楽しめるんだからね」
語尾を上げて言い切る感じで
仕切り直しをするように
「まぁ、あんたの気持ちが分かるってのはつまりそういうこと。あたしもこれと同じ経験をしたから分かるのよ。あなたの抱えるつらさも、それから、あなたはまだ前に進むために立ち上がれる強さを持ってるってことを」
「頑張って、あなたは、こんなことでは負けないから。他ならない私が保証するから。絶対に前に進めるから」
それから相手の言葉を聞くように少し間を開けて
「うん、うん……そう、分かった。そうよね、あなたってそういう現金な性格だったもんね。いいよ、やってあげる。何して欲しいの?」
最後は囁くような感じで
そして離れて
「んっふふっ!そっかぁ、そういえばそういうの好きだったよね。うん、OKOK、言ってあげる」
小さく咳払い
それから媚び媚の声で
「元気にな~れっ♡萌え萌えキュンッ♡」
それから堪え切れずに吹き出すような感じで
「ブフッ、それにしてもこれ、その時代でも時代遅れじゃない?センスが古いよ……あ~、あ~あ~、ごめん、ごめんって!分かってるわよ、あなたは好きなのよね。分かってる分かってる、もう言わないから。ね?ほら?頼み事ももうこれで終わりでいいの?元気になった?」
相手の反応を待つように
「え?もう一回?同じのを?ブフッ、いや、あたしはいいけどあなた後で後悔することになるわよ?いいの?自分を大事にした方がいいと思うけどなぁ~、あっはは」
「まぁ、いいわよ。やってあげる。じゃあ、心して聞いてよ~?」
もう一度息を吸って
またとびっきりの甘々声で
「ご主人様~、元気ないとシオレまで元気なくなっちゃう~。ねぇ?ご主人様?シオレもつらいから、元気出して?」
ここで一度切って、もう一回、今度は耳の近くで
「元気にな~れ♡萌え萌えキュンッ♡」
それから数秒の無音。
間を意識してから、そして語り出すように
「どう?元気出た?」
ノイズの音
「そう、それなら……よかった。未来が変わらずに済む」
最後の部分にノイズを混ぜるような感じで
「え?どうして自分にこんなに優しくしてくれるのかって? あたしは結局誰なのかって?ん~……後悔しない?」
少し待って
「そう、じゃあ言っちゃおっかな~。って言ってもまぁ、あたしが誰かなんて名乗った通りなんだけどね。簡単なアナグラムよ」
「シオレ・菅・インヘリウム。シオレのシをレの後ろに持ってきて、菅のガとスを入れ替えて、ムの後ろに持ってきて……」
相手に考えさせるような感じで少し間を開けてから
「俺氏・イン・ヘリウムガス……要するにヘリウムガスを吸って声を高くした未来のあなた自身よ」
「実は、未来では過去に電話をする技術が確立されていてね。こうして一番つらい日の自分に電話をしてきたってわけ。どう?可愛いでしょ?」
「これからね、あなたは女声を出す練習を始めるのよ。そこに更にヘリウムガスを併用して、今のあたしの声を手に入れるってわけ。それで、あたしが名乗ったあの名前で男たちにちやほやされる日々を送るようになる、と……だから言ったでしょ?あなたのことであたしに分からないことは一つもない、ってね」
「理解が追い付かない?ふむ、まぁ、そうかもしれないけれど、これは現実で……うん?まずはその気持ち悪い女口調をやめろ? 無理言わないでよ。女声を研究する一環で口調も研究してね。今ではこっちが普通になっちゃった、昔の自分みたいな口調が一番違和感感じるもの」
間を開けてから
「うわ~、おっきな溜息。そんなに落胆した? うん?タイムパラドックスが起きないのかって?大丈夫よ、あたしの時も同じ電話あったもの。だから、電話をしない方がむしろパラドックスが起きるってわけ」
「あ、そうだそうだ!落ち込んでるならもう一回言ってあげようか?元気になるじゅ・も・ん」
ガシャンと何かを叩きつけるような音
「あっはっはっはっ、ごめん!ごめんって!だからそんな後で自分が困るようなことしないでよ。あたしはあなたの味方だから」
足音
それからそっと拾い上げる音
そして耳元でそっと囁いて
「あんたは……ううん、あたしはこの程度のことで挫けたりなんかしない。胸を張って、信じた道を行きなさい、頑張って」
離れて
「じゃあね、バイバーイ♪」
躊躇うように少し待ってから、出る
「やっほ~、こんにちは。……こんにちは、で合ってるよね?確かそのくらいの時間だったはずだもの」
少しの間
「あたしが誰か?シオレ!シオレ・菅・インヘリウム! 分からない? まぁ、分からないわよね。でもあたしはあなたのことをよく知っている。あなた以上にあなたのことを知っているって言っていいかもね♡」
意識的に可愛い声で最後
「だから、知ってるよ。今日、すっごく落ち込むことがあったんだよね?つらくて、苦しくって、家にも帰る気力をなくすくらいに落ち込んで……公園のベンチに座り込んで、胸の内の苦しみに耐えてる」
ちょっと待って
「分かるよ~、だってあたしはそんなあなたを励ますために電話しに来たんだから」
少しの無音
それから喧騒などのちょっとした環境音を入れて
「うん、うん……分かってる。だから、非通知なのに、電話取っちゃったんだよね?いつもなら取らないのに、何かに縋るような……そんな心細さがあって、うん、あたしはね。そんなあなたの辛さを埋めるために声を届けたんだよ?大丈夫、あなたは絶対に、大丈夫だから、ね?楽しいお話しよ?」
「うん、うんうん!だよね~、あたしも分かる!だって、その作品もあたしも大好きだもの!まぁ、当たり前なんだけど、ね。あたしとあなた、好みが一緒なのよ。だから、こんなことも分かる」
ちょっと考え込むようなかんじで小声で
「ん~、あの頃は……確か~、あっ!髪の毛の長い貧乳の女の子が好みだったわよね!特に、ツンデレが大好きで、デレる前の刺々しい時期がたまんないって、そればっかり見て……で、終いにはそれがライフワークになっちゃってツンデレじゃなくてツンツンだけ見てニヤニヤしてぇ、ほら~図星でしょ~?」
「あなたのことは何でも分かっちゃうんだから!他には~、うぅん、鼠径部を露出している女の子が好きなんだっけ?……あれ?それはもうちょっと後だったかな?」
また小声で、遠くで呟くような感じで
「ん~、流石に覚えてないなぁ……まぁいいや」
最後だけは普通の声で元気に
「どう?楽しいことを喋って少しは元気でたでしょ?あたし、知ってる。何せあなたのことであたしが知らないことなんて一つもないんだから。シオレには全部お見通しだよっ」
最後は媚び媚の甘い声で決め台詞のように
「な~んちゃって、ね。ふふ、でも大体分かるのは本当だよ?だって、あたしも同じこと経験してるもの。つらくって、苦しくって、心が挫けそうになった時……こんなふうに一人の女の子の優しさに……プフッ、あぁ、ちょっとごめんなさい。何だか可笑しくなっちゃって」
それから少しの足音
気体が放出されてるようなスプレーの音
「んんっ、ごめんね。ちょっと限界に近づいてたもんで……ん?何がって?ダ~メ、秘密。こういうのは秘密の方が楽しめるんだからね」
語尾を上げて言い切る感じで
仕切り直しをするように
「まぁ、あんたの気持ちが分かるってのはつまりそういうこと。あたしもこれと同じ経験をしたから分かるのよ。あなたの抱えるつらさも、それから、あなたはまだ前に進むために立ち上がれる強さを持ってるってことを」
「頑張って、あなたは、こんなことでは負けないから。他ならない私が保証するから。絶対に前に進めるから」
それから相手の言葉を聞くように少し間を開けて
「うん、うん……そう、分かった。そうよね、あなたってそういう現金な性格だったもんね。いいよ、やってあげる。何して欲しいの?」
最後は囁くような感じで
そして離れて
「んっふふっ!そっかぁ、そういえばそういうの好きだったよね。うん、OKOK、言ってあげる」
小さく咳払い
それから媚び媚の声で
「元気にな~れっ♡萌え萌えキュンッ♡」
それから堪え切れずに吹き出すような感じで
「ブフッ、それにしてもこれ、その時代でも時代遅れじゃない?センスが古いよ……あ~、あ~あ~、ごめん、ごめんって!分かってるわよ、あなたは好きなのよね。分かってる分かってる、もう言わないから。ね?ほら?頼み事ももうこれで終わりでいいの?元気になった?」
相手の反応を待つように
「え?もう一回?同じのを?ブフッ、いや、あたしはいいけどあなた後で後悔することになるわよ?いいの?自分を大事にした方がいいと思うけどなぁ~、あっはは」
「まぁ、いいわよ。やってあげる。じゃあ、心して聞いてよ~?」
もう一度息を吸って
またとびっきりの甘々声で
「ご主人様~、元気ないとシオレまで元気なくなっちゃう~。ねぇ?ご主人様?シオレもつらいから、元気出して?」
ここで一度切って、もう一回、今度は耳の近くで
「元気にな~れ♡萌え萌えキュンッ♡」
それから数秒の無音。
間を意識してから、そして語り出すように
「どう?元気出た?」
ノイズの音
「そう、それなら……よかった。未来が変わらずに済む」
最後の部分にノイズを混ぜるような感じで
「え?どうして自分にこんなに優しくしてくれるのかって? あたしは結局誰なのかって?ん~……後悔しない?」
少し待って
「そう、じゃあ言っちゃおっかな~。って言ってもまぁ、あたしが誰かなんて名乗った通りなんだけどね。簡単なアナグラムよ」
「シオレ・菅・インヘリウム。シオレのシをレの後ろに持ってきて、菅のガとスを入れ替えて、ムの後ろに持ってきて……」
相手に考えさせるような感じで少し間を開けてから
「俺氏・イン・ヘリウムガス……要するにヘリウムガスを吸って声を高くした未来のあなた自身よ」
「実は、未来では過去に電話をする技術が確立されていてね。こうして一番つらい日の自分に電話をしてきたってわけ。どう?可愛いでしょ?」
「これからね、あなたは女声を出す練習を始めるのよ。そこに更にヘリウムガスを併用して、今のあたしの声を手に入れるってわけ。それで、あたしが名乗ったあの名前で男たちにちやほやされる日々を送るようになる、と……だから言ったでしょ?あなたのことであたしに分からないことは一つもない、ってね」
「理解が追い付かない?ふむ、まぁ、そうかもしれないけれど、これは現実で……うん?まずはその気持ち悪い女口調をやめろ? 無理言わないでよ。女声を研究する一環で口調も研究してね。今ではこっちが普通になっちゃった、昔の自分みたいな口調が一番違和感感じるもの」
間を開けてから
「うわ~、おっきな溜息。そんなに落胆した? うん?タイムパラドックスが起きないのかって?大丈夫よ、あたしの時も同じ電話あったもの。だから、電話をしない方がむしろパラドックスが起きるってわけ」
「あ、そうだそうだ!落ち込んでるならもう一回言ってあげようか?元気になるじゅ・も・ん」
ガシャンと何かを叩きつけるような音
「あっはっはっはっ、ごめん!ごめんって!だからそんな後で自分が困るようなことしないでよ。あたしはあなたの味方だから」
足音
それからそっと拾い上げる音
そして耳元でそっと囁いて
「あんたは……ううん、あたしはこの程度のことで挫けたりなんかしない。胸を張って、信じた道を行きなさい、頑張って」
離れて
「じゃあね、バイバーイ♪」
クレジット
ライター情報
ASMR、シチュボ台本を主に書いています。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
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