- 姉
- ヤンデレ
公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年06月05日 18:00
文字数
3632文字(約 12分7秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
姉
視聴者役柄
弟
場所
指定なし
あらすじ
あなたは今とある学園の更衣室に侵入するために全身タイツで潜入を行っていた。
それもこれもアホな姉があなたの大事なものを人質に取ったせい。
協力をしなければこっそり買っていたエロゲーをリビングに並べると酷いことをいうのだからこちらとしては協力せざるを得ない。
昔から何かとこき使ったりしてくる姉だが、なんだかんだと付き合ってしまうのはその姉が内弁慶でどうしようもないほどに外では委縮してしまうタイプだからで、家族の情も相まってついつい協力をしてしまう。
それは今日とて例外ではなかった。
いい、弟?準備はいい?
耳から嵌めた機材から聞こえてくる声に頷く以外に術はなかった
それもこれもアホな姉があなたの大事なものを人質に取ったせい。
協力をしなければこっそり買っていたエロゲーをリビングに並べると酷いことをいうのだからこちらとしては協力せざるを得ない。
昔から何かとこき使ったりしてくる姉だが、なんだかんだと付き合ってしまうのはその姉が内弁慶でどうしようもないほどに外では委縮してしまうタイプだからで、家族の情も相まってついつい協力をしてしまう。
それは今日とて例外ではなかった。
いい、弟?準備はいい?
耳から嵌めた機材から聞こえてくる声に頷く以外に術はなかった
本編
片側の耳から話しかけよう
「弟、準備はいい?」
「無事に潜入は出来たみたいね?でも、これからが本番よ?」
「まず機材の確認からよ。あたしの声は正常に聞こえてる? 聞こえてるなら小さく頷きなさい」
少し待って
「ん、よろしい。スコープの調子は?ちゃんとモニターは機能してる?」
「……そう。ならいいわ。これより作戦を開始するわよ」
「目標は分かってるわね?」
「あんたはこれから男子更衣室に忍び込んで、あの人のパンツを取ってくるのよ」
「シッ、やる気がないのは構わないけどもっと小声で喋りなさい」
「別にあんたが見つかるのは構わないけど、こっちまで辿られたりでもしたら厄介だわ。捕まったら全部自分一人の犯行だったって言うのよ?罪を被って姉を救いなさい」
「いいわね?」
「拒否権? あると思ってるの? 弟の分際で」
「別に拒否をするのならそれはそれで構わないけれど……その時は……くくく」
「あんたがこっそり買ってたスケベグッズがリビングにきっちり並べられることになるわねぇ?そうなったら……くくくっ、父さんと母さんはどんな反応するかしらね?」
「ええ、分かればいいのよ……ったく、所詮はあたしの劣化コピーみたいな分際のくせして……あたしに逆らうんじゃないのよ?」
「運動だって勉強だって、あたしより出来た試しがないじゃないの?あんた」
「姉を超える弟なんてこの世には存在しないのよ」
「分かったら、黙ってあたしの言うことを聞いてるのよ?」
「……よし、頃合いね。ミッションスタートよ、今なら更衣室には誰も居ないわ。あたしに、あの人のパンツを取ってきてちょうだい」
「……ん?何よ?」
「は?この勢いで告白しろって……あんたね、人の恋愛だと思って無責任なこと言うんじゃないわよ!断られたらどうするのよ?」
「それに……その……まだ、その、そういうの早いって思うし……ほら?子供を作るのもまだ早すぎるじゃない?」
「結婚には、まだちょっと……早過ぎると思うし……恥ずかしいし」
「……ちょっと、何よ?その溜息は?」
「はぁ?告白することと子供を作ることの因果関係が分からないですって?」
「ったく、まだまだおこちゃまね……好きあった男女同士が一緒にいたらすることするに決まってるじゃない?こんなのは当然の理よ」
「……ちょっと、聞こえてるわよ?」
「何?その、思い込みが激しい、ってのは?」
「言いたいことがあるんならはっきりと言いなさいよ!はっきり、と……ちょっと待ちなさい」
「壁に横に張り付くのよ……先生だわ」
「チッ……何やってるのよ、あの先生は……この時間は授業のはずじゃない?サボり?」
「いいわ。そのまま通り過ぎるまで待ちなさい」
「どうやら、先生の目的はトイレのようね」
「先生が入って少ししてから更衣室に突入よ、合図を待ちなさい」
「……今っ!」
「…………よし、上手くいったわね。弟?彼の使ったロッカーは左から三番目よ、手早くね」
「どうしたの?」
「……携帯?いらないわ、そんなもの。それよりパンツよ、パンツ!あたしは彼のパンツが欲しいのよ、早くしなさい」
「目的は達したわね?じゃ、速やかに撤収……っ、ロッカーに隠れなさい!」
「チッ……こんな時に……忘れ物した奴が居るみたいね。その中で少し待機してなさい。大丈夫、脱出タイミングはあたしが指示するから。信じて待ってなさい」
間を空けて
「…………マズいわね。どんどん人が集まってくる。どうなってるのよ?」
「…………授業中止? これは……予想外だわ。弟、そっちの状況はどう?こっちでもモニターしているけど、何か変わった点は?」
「校内放送ですって? 校内に不審者が侵入?」
「チッ、誰よ……この肝心な時に」
「まずいわね。このままではジリ貧になる一方よ」
「じきに彼も戻ってくるわ。そのロッカーを開けられたらいよいよアウトね……ふむ」
「仕方ないわね……こうなったら、強行突破でいくわよ」
「弟、あんた足の調子はどう?全速力で走れそう?」
「ええ、そうよ。出ると同時に全速力で逃げるの」
「この際、もう身体を見られるのは仕方がないわ。あんた、彼のパンツを被って外まで出てきなさい。顔さえ見られなければどうとでも言い訳が出来るわ」
「何よ?それ以外にどうしろっていうのよ?」
「あんた、潜入のために全身タイツを着てるのよ?周囲に紛れるのは不可能だわ、走って逃げるしかない」
「大丈夫、あたしの居るところまで来てくれれば後はこっちで何とかするわよ。お姉ちゃんを信じなさい、いいわね?」
「それじゃ、あたしの合図と同時に飛び出しなさい。3・2・1……」
「今!」
片側から話しかけるのをここで終了
間を空けて
「おかえり~。戦利品は持ってきてくれた?」
「ふふっ、そう!これこれ!」
「ん~!よくやったわね?褒めて遣わすわ!ふふっ」
「大金星ね!パンツともなれば彼の匂いも沢山……」
大きく息を吸う
「……しないわね。あんた、持って来るもの間違えたんじゃないの?」
「まぁいいわ。彼の私物であることに変わりはないもの、ふふ、ふふふふふっ!」
「ほれほれ、弟~?近くに寄りなさい。お姉ちゃんが労ってやろう」
「う~ん、よ~しよし。あんたにしては上出来だわ、ありがと」
「いっつもあたしの頼みを聞いてくれるんですもの……あんたって、本当に姉想いのいい子よね?」
「うんっ!じゃあ、あたしちょっと部屋で楽しんでくるから!ご褒美は期待しててね?」
「ふんふんふん♪」
楽しそうに鼻歌まじりに遠ざかる感じで↑
それから間を空けて
深呼吸
「さ、さ、ささ、さて、弟? あの、あたし、これから、その、彼に話しかけに行くわ」
「……何、他人事みたいな顔してるのよ?あんたも来るのよ」
「何でって、そんな……一人だと、心細いじゃないの?」
「そ、それに、ほら?あんた、あたしのことよく知ってるし、何かあったときに上手いことフォローしてくれるんじゃないかなぁって……うぅ、と、とにかく、いくわよ!」
間を空けて
「あ、あ、あ、あ、あのっ!あたしっ!」
「……え?あ、これから、用事が、ある、ですか……そう、ですか……分かりました、ごめんなさい……」
間を空けて
「……何よ?」
「そうよ、この前あんなことやった割には本人の前では緊張しちゃってこのザマよ」
「うぅ、度を越えた大胆なことをしたら度胸も付くと思ったけど……やっぱり駄目だったみたいね」
「はぁ……こういう物怖じしないところだけは、何でも勝っているあたしでもあんたに負けるわ。あたしにも、あんたの社交性の十分の一でもあればよかったのに……」
「まぁ、くよくよしてても埒が明かないわ。戻って作戦会議しましょ。何か、最近、あの人に仲の良い女の子が出来たって噂もあるし……まだ早いと思うけど、負けてはいられないわ」
「告白、するわよ」
間を空けて
「うぇぇぇぇぇぇぇっ、えぐっ、うぐっ……弟~、だめだったぁ~。あたし、と、づぎあっでぐれないってぇぇぇぇっ、うぅぅぅぅぅっ」
「うん、うん……なんかね、ずっと前から、付き合ってた人が居たとかって言って……うんうん」
泣きそうな感じで↑
「あたしのこと、何とも思って、ないって……うぅぅぅ」
「パンツだってちゃんと返したのにぃぃぃぃぃっ」
「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇん、うぅ、あぅうっ」
「あたし……あた、しっ、勇気、だしたのにっ、がん、ばったのにぃっ!ひぐっ、えぐっ」
「うぇぇぇぇぇぇぇんっ」
間を空けて
「ぐすっ、ぐすっ……何?」
「やだ、ここに居る」
「だって、今一人になったら、つらくなるもん」
「弟なんだからっ、お姉ちゃんを慰めなさいよぉっ」
涙声で
「ぐすっ、ぐすっ……もっと頭撫でてぇ。頑張ったって言ってぇぇぇぇ、うぐっ、えぐっ」
「うんっ、うん……ありがと……うん、うん」
「……駄目ぇ、ギュウって抱き締めてぇ。あたし、今、一人になりたくないぃ」
「……はぁ、あったかい……ごめん……ごめんね?もう少しだけ……もう少しだけ、このまま、で」
スゥスゥとゆっくりと穏やかな息を挟んで
寝そうな感じの声で
「もう、少しだけ……」
間を空けて
「おはよ」
「あ、っはは……結局、あのまま同じ布団で寝ちゃったのね? あはは」
照れ臭そうに最後
「でも、ありがと」
「おかげで元気出たわ」
「大丈夫になった。今日からはいつも通りの、あんたの姉よ」
それから少し考え込むように
「……ん~、そう、思ったんだけど、ね」
「ねぇ?あたしの理想の恋人……どんなのか知ってる?」
「まぁ、そうね……言ったことなかったもの。知らないのも無理はないわね」
「……それは、ね?」
「優しい声の人、なの」
「そうね……分かりやすく言うと、お父さんみたいな優しい声の人」
「あたしが我が儘を言っても何だかんだと受け入れてくれて、つらいときには傍に居てくれて、優しく慰めてくれて……そういう人」
「そうなのよね……何で、気付かなかったのかしら?」
「弟、あんた、お姉ちゃんの婿になりなさい」
「ごめんね、今まで邪険に扱って……でも、お姉ちゃんは目覚めたわ」
「偽りの愛が終わり、真実の愛に気付いたの!」
耳元で↓
「大好き……大好きだよ……愛してる」
「ずっとずっと、傍に居てくれた……ずっとずっと、酷いことを言うあたしに呆れずに付き合ってくれていた……幸せの青い鳥は、すぐ傍に居たってこういうことを言うのね、きっと」
「あたしの大好きな、大好きな、弟……二人で、幸せになろう、ね?」
「ふふ、ふふふふふふふふふっ」
「弟、準備はいい?」
「無事に潜入は出来たみたいね?でも、これからが本番よ?」
「まず機材の確認からよ。あたしの声は正常に聞こえてる? 聞こえてるなら小さく頷きなさい」
少し待って
「ん、よろしい。スコープの調子は?ちゃんとモニターは機能してる?」
「……そう。ならいいわ。これより作戦を開始するわよ」
「目標は分かってるわね?」
「あんたはこれから男子更衣室に忍び込んで、あの人のパンツを取ってくるのよ」
「シッ、やる気がないのは構わないけどもっと小声で喋りなさい」
「別にあんたが見つかるのは構わないけど、こっちまで辿られたりでもしたら厄介だわ。捕まったら全部自分一人の犯行だったって言うのよ?罪を被って姉を救いなさい」
「いいわね?」
「拒否権? あると思ってるの? 弟の分際で」
「別に拒否をするのならそれはそれで構わないけれど……その時は……くくく」
「あんたがこっそり買ってたスケベグッズがリビングにきっちり並べられることになるわねぇ?そうなったら……くくくっ、父さんと母さんはどんな反応するかしらね?」
「ええ、分かればいいのよ……ったく、所詮はあたしの劣化コピーみたいな分際のくせして……あたしに逆らうんじゃないのよ?」
「運動だって勉強だって、あたしより出来た試しがないじゃないの?あんた」
「姉を超える弟なんてこの世には存在しないのよ」
「分かったら、黙ってあたしの言うことを聞いてるのよ?」
「……よし、頃合いね。ミッションスタートよ、今なら更衣室には誰も居ないわ。あたしに、あの人のパンツを取ってきてちょうだい」
「……ん?何よ?」
「は?この勢いで告白しろって……あんたね、人の恋愛だと思って無責任なこと言うんじゃないわよ!断られたらどうするのよ?」
「それに……その……まだ、その、そういうの早いって思うし……ほら?子供を作るのもまだ早すぎるじゃない?」
「結婚には、まだちょっと……早過ぎると思うし……恥ずかしいし」
「……ちょっと、何よ?その溜息は?」
「はぁ?告白することと子供を作ることの因果関係が分からないですって?」
「ったく、まだまだおこちゃまね……好きあった男女同士が一緒にいたらすることするに決まってるじゃない?こんなのは当然の理よ」
「……ちょっと、聞こえてるわよ?」
「何?その、思い込みが激しい、ってのは?」
「言いたいことがあるんならはっきりと言いなさいよ!はっきり、と……ちょっと待ちなさい」
「壁に横に張り付くのよ……先生だわ」
「チッ……何やってるのよ、あの先生は……この時間は授業のはずじゃない?サボり?」
「いいわ。そのまま通り過ぎるまで待ちなさい」
「どうやら、先生の目的はトイレのようね」
「先生が入って少ししてから更衣室に突入よ、合図を待ちなさい」
「……今っ!」
「…………よし、上手くいったわね。弟?彼の使ったロッカーは左から三番目よ、手早くね」
「どうしたの?」
「……携帯?いらないわ、そんなもの。それよりパンツよ、パンツ!あたしは彼のパンツが欲しいのよ、早くしなさい」
「目的は達したわね?じゃ、速やかに撤収……っ、ロッカーに隠れなさい!」
「チッ……こんな時に……忘れ物した奴が居るみたいね。その中で少し待機してなさい。大丈夫、脱出タイミングはあたしが指示するから。信じて待ってなさい」
間を空けて
「…………マズいわね。どんどん人が集まってくる。どうなってるのよ?」
「…………授業中止? これは……予想外だわ。弟、そっちの状況はどう?こっちでもモニターしているけど、何か変わった点は?」
「校内放送ですって? 校内に不審者が侵入?」
「チッ、誰よ……この肝心な時に」
「まずいわね。このままではジリ貧になる一方よ」
「じきに彼も戻ってくるわ。そのロッカーを開けられたらいよいよアウトね……ふむ」
「仕方ないわね……こうなったら、強行突破でいくわよ」
「弟、あんた足の調子はどう?全速力で走れそう?」
「ええ、そうよ。出ると同時に全速力で逃げるの」
「この際、もう身体を見られるのは仕方がないわ。あんた、彼のパンツを被って外まで出てきなさい。顔さえ見られなければどうとでも言い訳が出来るわ」
「何よ?それ以外にどうしろっていうのよ?」
「あんた、潜入のために全身タイツを着てるのよ?周囲に紛れるのは不可能だわ、走って逃げるしかない」
「大丈夫、あたしの居るところまで来てくれれば後はこっちで何とかするわよ。お姉ちゃんを信じなさい、いいわね?」
「それじゃ、あたしの合図と同時に飛び出しなさい。3・2・1……」
「今!」
片側から話しかけるのをここで終了
間を空けて
「おかえり~。戦利品は持ってきてくれた?」
「ふふっ、そう!これこれ!」
「ん~!よくやったわね?褒めて遣わすわ!ふふっ」
「大金星ね!パンツともなれば彼の匂いも沢山……」
大きく息を吸う
「……しないわね。あんた、持って来るもの間違えたんじゃないの?」
「まぁいいわ。彼の私物であることに変わりはないもの、ふふ、ふふふふふっ!」
「ほれほれ、弟~?近くに寄りなさい。お姉ちゃんが労ってやろう」
「う~ん、よ~しよし。あんたにしては上出来だわ、ありがと」
「いっつもあたしの頼みを聞いてくれるんですもの……あんたって、本当に姉想いのいい子よね?」
「うんっ!じゃあ、あたしちょっと部屋で楽しんでくるから!ご褒美は期待しててね?」
「ふんふんふん♪」
楽しそうに鼻歌まじりに遠ざかる感じで↑
それから間を空けて
深呼吸
「さ、さ、ささ、さて、弟? あの、あたし、これから、その、彼に話しかけに行くわ」
「……何、他人事みたいな顔してるのよ?あんたも来るのよ」
「何でって、そんな……一人だと、心細いじゃないの?」
「そ、それに、ほら?あんた、あたしのことよく知ってるし、何かあったときに上手いことフォローしてくれるんじゃないかなぁって……うぅ、と、とにかく、いくわよ!」
間を空けて
「あ、あ、あ、あ、あのっ!あたしっ!」
「……え?あ、これから、用事が、ある、ですか……そう、ですか……分かりました、ごめんなさい……」
間を空けて
「……何よ?」
「そうよ、この前あんなことやった割には本人の前では緊張しちゃってこのザマよ」
「うぅ、度を越えた大胆なことをしたら度胸も付くと思ったけど……やっぱり駄目だったみたいね」
「はぁ……こういう物怖じしないところだけは、何でも勝っているあたしでもあんたに負けるわ。あたしにも、あんたの社交性の十分の一でもあればよかったのに……」
「まぁ、くよくよしてても埒が明かないわ。戻って作戦会議しましょ。何か、最近、あの人に仲の良い女の子が出来たって噂もあるし……まだ早いと思うけど、負けてはいられないわ」
「告白、するわよ」
間を空けて
「うぇぇぇぇぇぇぇっ、えぐっ、うぐっ……弟~、だめだったぁ~。あたし、と、づぎあっでぐれないってぇぇぇぇっ、うぅぅぅぅぅっ」
「うん、うん……なんかね、ずっと前から、付き合ってた人が居たとかって言って……うんうん」
泣きそうな感じで↑
「あたしのこと、何とも思って、ないって……うぅぅぅ」
「パンツだってちゃんと返したのにぃぃぃぃぃっ」
「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇん、うぅ、あぅうっ」
「あたし……あた、しっ、勇気、だしたのにっ、がん、ばったのにぃっ!ひぐっ、えぐっ」
「うぇぇぇぇぇぇぇんっ」
間を空けて
「ぐすっ、ぐすっ……何?」
「やだ、ここに居る」
「だって、今一人になったら、つらくなるもん」
「弟なんだからっ、お姉ちゃんを慰めなさいよぉっ」
涙声で
「ぐすっ、ぐすっ……もっと頭撫でてぇ。頑張ったって言ってぇぇぇぇ、うぐっ、えぐっ」
「うんっ、うん……ありがと……うん、うん」
「……駄目ぇ、ギュウって抱き締めてぇ。あたし、今、一人になりたくないぃ」
「……はぁ、あったかい……ごめん……ごめんね?もう少しだけ……もう少しだけ、このまま、で」
スゥスゥとゆっくりと穏やかな息を挟んで
寝そうな感じの声で
「もう、少しだけ……」
間を空けて
「おはよ」
「あ、っはは……結局、あのまま同じ布団で寝ちゃったのね? あはは」
照れ臭そうに最後
「でも、ありがと」
「おかげで元気出たわ」
「大丈夫になった。今日からはいつも通りの、あんたの姉よ」
それから少し考え込むように
「……ん~、そう、思ったんだけど、ね」
「ねぇ?あたしの理想の恋人……どんなのか知ってる?」
「まぁ、そうね……言ったことなかったもの。知らないのも無理はないわね」
「……それは、ね?」
「優しい声の人、なの」
「そうね……分かりやすく言うと、お父さんみたいな優しい声の人」
「あたしが我が儘を言っても何だかんだと受け入れてくれて、つらいときには傍に居てくれて、優しく慰めてくれて……そういう人」
「そうなのよね……何で、気付かなかったのかしら?」
「弟、あんた、お姉ちゃんの婿になりなさい」
「ごめんね、今まで邪険に扱って……でも、お姉ちゃんは目覚めたわ」
「偽りの愛が終わり、真実の愛に気付いたの!」
耳元で↓
「大好き……大好きだよ……愛してる」
「ずっとずっと、傍に居てくれた……ずっとずっと、酷いことを言うあたしに呆れずに付き合ってくれていた……幸せの青い鳥は、すぐ傍に居たってこういうことを言うのね、きっと」
「あたしの大好きな、大好きな、弟……二人で、幸せになろう、ね?」
「ふふ、ふふふふふふふふふっ」
クレジット
ライター情報
ASMR、シチュボ台本を主に書いています。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
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