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お断りします 大切にし過ぎて恋人になってくれない可笑しな女の子
written by 泣きんぎょ
  • 告白
  • ヤンデレ
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1708文字(約 5分42秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
本編
「え……好き? わたし、が?」

相手の反応を待つくらいの間

「そうなんだ……わたしと、恋人に……そうなんだ……ありがとう」

 嬉しそうに
 それから申し訳なさそうに

「でも、ごめん……わたし、恋人には、なりたくない……嬉しいん、だけど、でも」

 それから躊躇うように

「恐れ多い、から……」

「だから、ごめん……なさい。このままで、居よ?」

それから間を開けて


「どうしたの?」

 少しの間

「辛そうな、顔してるけど?……うん、そっか、分かった」

 腰を下ろす音

「うん?何? わたしが……ここに居たら、何かマズい?」

 少しの間

「……んぅ?告白を断られたから、気まずい?」

考えるような息遣いを少し入れて

「そうなんだ……わたしは別にそんなことないけど」

 近くで

「そんなに、嫌?」

少し間を開けて

「……そっか。うん……でも、わたしは傍に居るよ。わたしは気まずくないし……傍に、居たいから」

耳元で

「一緒に、居よ?」

間を開けて

「……今の女の子、誰?」

 不思議そうな感じで
 それから少し待って

「へぇ……落ち込んでるから、声を掛けに、か。そんな人、居るんだね」

 少し間を開けて

「……わたしは、そういうの要らないと思うけど」

 耳元で

「まだ、落ち込んでるの?」

 まだ耳元で

「……そっか。分かった」

離れて

「でも、わたしは傍に居るから。気分転換したかったらいつでも言ってね? わたしたち、友達、なんだから……ね?いつもみたいに、一緒に遊ぼ」

「きっと、気も晴れるよ?」

少し間を開けて

「……そっか……そんな気分じゃない、か。分かった、じゃあ待ってるから。また、いつもみたいに一緒に遊ぼうね?」

 間を開けて

「最近、溜息多いね。どうしたの?」

相手の言葉を聞くくらいの間を開けて

「……んぅ?わたしが、居るから?」

 考えるくらいの間を開けて

「……そうなんだ。でも、わたしはあんまり思い当たる節がないなぁ……どうしてなの?」

 間を開けて

「え?告白を……断った、こと?」

 不思議そうに

「それ、まだ気にしてたんだ。あれについてはもう謝ったから終わったものだと思ってたんだけど……そっか、まだ気にしてたんだ」

 特に悪いとは思って無さそうに

「えと……ごめん、ね?」

間を開けて

「……駄目、かな?わたし、このままがいいから……わたしなんかじゃ到底釣り合わないから……あんなふうに答えたんだけど……そんなに、つらい?」

 少し待って

「……ずっと、居るから傷口が塞がらない?」

「へぇ……そうなんだ。ん~……一人にして欲しいってそんなこと言われても」

「ごめん。わたし、傍に居たいから」

耳元で

「ごめんね?」

間を開けて

「ねぇ?告白、されたんだって?」

「…………よかったね。それで、どうしたの?」

「……ん、そう。受けたんだ……その子のこと、好き?」

間を開けて

「そっか……そうなんだ。慰めて、くれたんだ……ふ~ん」

間を開けて

「……うん?な~に?」

相手の言葉を聞くくらいの間を入れて

「え?もう、一緒に帰るの、やめる?」

「……彼女と、一緒に帰るから?」

「………………やだ」

「わたしが一緒じゃ……不都合が、あるの?」

哀しそうに言って
 それから少し間を開けて

「…………そう、そうなんだ。分かった……じゃあ、今日はここで、帰るね?」

「遠回りだけど……そうしたいって言うから」

 悲しそうな声で

「それじゃ、バイバイ」

間を開けて


「あ、こんなところに居た。どうしたの?そんなに辛そうな顔して……」

「……うん、知ってる。別れたん、だよね?あの子と?」

「そっか……そんなに辛かったんだ……ごめんね」

 少し間を開けて

「ねぇ、一緒に、帰ろうよ?久しぶりに」

「辛くても……一緒に喋って帰れば元気になるかもしれないから、ね?」

耳元で

「今日は、一緒に帰ろ?」

間を開けて

「ねぇ……その子のこと、そんなに好きだった?」

「……そっか。うん、そうなんだ。振られたこと自体が、つらかったんだ」

「…………でも、ね。わたし、前も言ったと思うんだけど。そういうこと自体があなたには必要ないと思う」

「だって……君は、わたしのヒーローだから」

「つらいときを救ってくれた、永遠の憧れだから」

「傍に居て。話してくれて……わたしに笑顔をくれた、神様みたいな凄い人だから」

「そのままでいて欲しい」

「ずっとずっと、わたしの傍で……あなたのままで居て欲しい」

「汚したくないんだ」

「だから……あなたに女なんて要らない。恋人なんて要らない」

「ずっとずっとそのままで……わたしの傍に居てくれればいいから、ね?」

耳元で囁く

「一緒に、居よ?」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
お断りします 大切にし過ぎて恋人になってくれない可笑しな女の子
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
泣きんぎょ
ライター情報
 ASMR、シチュボ台本を主に書いています。
 細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
 また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
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