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半分こ 俺のことを好きな双子の姉妹の片方を受け入れた結果……
written by 泣きんぎょ
  • 告白
  • 幼なじみ
  • ヤンデレ
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
2995文字(約 9分59秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
近所に住む双子の女の子
その片方に告白をされて付き合うことにしたあなた。
しかし、それはもう片方の想いを否定することにも繋がり、あなたは告白をされなかったもう一人……彼女にした女の子の双子の妹に呼び出されてしまう。
鍵の閉まった密室状態
そこであなたはその子に想いを打ち明けられる。
 しかし、もう姉の方の告白を受け入れてしまったあなたはその告白を受け入れない。
 だが、その子はまるで意に介したふうもなくただ淡々と「そっか」といい
 いつも通りにしようと言い出すのだった。
 姉妹で喧嘩したときの協定……それは、半分こ。
「……うん、上半身にしよ。お姉ちゃんには下半身があれば、いいよね?」
本編
扉の閉まる音

「来てくれてありがと、お兄ちゃん……お兄ちゃんのことだから、多分、もうわたしが言おうとしてること分かってる、よね?」

 少しの間

「好き、大好き……ずっとずっと好きだったの。お兄ちゃんの、お嫁さんになりたい」

 間を開けて

「でも……お兄ちゃんは、お姉ちゃんと付き合うことにしたんだよね?昨日、聞いた。お姉ちゃんに自慢されたから……ずるい」

 近寄って

「わたしだってお兄ちゃんのこと好きだったのに……どうしてお姉ちゃんばっかりわたしの欲しいものを先に持っていくの?」

 耳元で

「ねぇ?」

 少し間を開けて

「お姉ちゃんじゃなきゃ、駄目?」

 呼吸音を二回

「わたしとお姉ちゃん、双子の姉妹なんだよ?」

 更に呼吸音を二回

「わたしだって、お兄ちゃんのお嫁さんになりたい……お姉ちゃんじゃなきゃ、駄目なの?」

 少しだけ間を開けて

「わたしでも、いいと思う」

「わたしとお姉ちゃん、どこに違いがあるの?」

「わたしは……妹。でも、お姉ちゃんはわたしよりもちょっとお母さんのお腹から生まれてくるのが早かっただけで……わたしもお姉ちゃんもずっとずっと同じ人生を歩いてきたんだよ?」

「お兄ちゃんと一緒に居て、お兄ちゃんと笑い合って……お兄ちゃんと同じ道を歩いて……ねぇ?」

 ここで少しだけ間を開けて
 囁き

「わたし、お兄ちゃんが好き。だって、双子だから……お姉ちゃんが好きなのに、わたしが好きにならないはずないんだよ……ずっと一緒に居たい……お嫁さんになりたい……なのに」

 囁き終了
 片側から

「ねぇ?わたしじゃ、駄目?」

「お姉ちゃんと変わらない愛を注ぐことを約束するよ?だって、わたしたち双子だもん……きっと全てが同じになるよ?」

「それなのに……なんで、わたしじゃ駄目なの?」

「ずっと三人で一緒に居たのに……どうして、わたしだけ一人にされちゃうの?」

「ねぇ?」

少し間を開けて

「…………そう、そういうこと言うんだ。先に言ったのはお姉ちゃんだったからって……後になって言ってきたわたしが悪いって、そんなこと言っちゃうんだ」

 離れて

「うん、分かった。わたしじゃ、駄目なんだ……そうなんだ」

「……ずるいな、お姉ちゃん」

 ここの部分はぼそりと呟く感じで

「でも、いいよ。言ってもらったら何だかスッキリしたから。好きな人は一人、告白をしたのは二人……早いか、遅いかの違い……うん。要するに先に言ったのがわたしだったらわたしでもよかったってことなんだよね?」

 少し闇を覗かせる感じで↑

「いいよ、別に言い訳しなくても。責めてるわけじゃないから」

「お兄ちゃんの答えがそれなら、わたしのやることは決まってる。嫌いじゃないのなら、いつも通り……一つのもので取り合いになった時にやることは一つだから」

 耳元で

「半分こ」

離れて

「わたしもお姉ちゃんも好みは一緒だから、ずっとそうしてきた。だから、今回もそう」

「お姉ちゃんと、わたしでお兄ちゃんを仲良く半分こ」

「ん……どっちが、いいかな? お姉ちゃんってエッチだから、ん~」

 少し考え込むような感じで言って
 次

「ん、決めた。わたし、上半身にしよ。お姉ちゃんには下半身があれば、いいよね?」

 チェーンソーの音

「それじゃ、お兄ちゃん?ちょっと我慢してね。綺麗に分けるから」

 耳元で

「これからも……お姉ちゃんとわたしとお兄ちゃん、三人で仲良くしようね?」

 チェーンソーが何かを切断するような振動音



 猟奇的な終わりにしたい方はここで終了
 コメディ的な終わり方でもよくてなおかつ、一人二役の演じ分けに自信がある方は追加

 扉が乱雑に開かれる音

姉「駄目だよっ!それじゃあ!」

妹「お姉、ちゃん?……どうして?」

姉「どうしても何もないよっ!上半身と下半身で半分こ?そんなことしたら子作りが出来なくなるじゃないっ!」

妹「……そっか。うん、それは、ちょっと困るかも」

姉「でしょ!?だから今まで通り二人で仲良く共有しましょ!他の女に色目を使われてないか、目を光らせなくちゃいけないし!」

妹「……ふぅん、わたしは、いいんだ?」

姉「いいのよ!だって、私たち双子じゃない?同じ思考回路をしている妹より信じられるものなんてお兄ちゃん以外に居ないもの!」

妹「そっか……わたしも、お姉ちゃんなら、いいよ?だって」

「「双子だから」」 ハモリ演出無理な方は以下に差し替え→( 姉「双子だから、でしょ?」妹「うん」)

妹「ふふ、ふふふふっ」

姉「あはははは、はっ」

 マイクの右から

姉「じゃあ、お兄ちゃん?そういうことだから!お兄ちゃんは私たち姉妹の共有財産になりましたっ!」

 左から

妹「裏切っちゃヤダよ?一人だけがいいってのも、駄目……絶対に、離れないから」

 右から

姉「お兄ちゃん?逃げられると思わないでよ?だって、二人居るんだもの!四六時中、どっちか片方が張り付くから!浮気なんてしようものなら……」

 チェーンソーの音

姉「へへっ、っていうのは、冗談だけど、ね?痛みよりも酷いお仕置きをしてあげる」

姉「私たち」

 左から

妹「二人で」

 右から

姉「朝から晩まで骨抜きになるまで愛し抜いてあげる!」

 右から囁き

姉「許して、って言っても聞いてあげないから」

 左から

妹「上半身も下半身もくっついたまま、半分こ……でも、変わらない愛を注いで?」

 左から囁き

妹「お姉ちゃんの方が濃かったら、許さない」

 何が濃いのか、あえて主語をぼかして
 左から

姉「大変だねぇ、お兄ちゃん?でも、わたしは告白したときからずっとそのつもりだったから」

 ここの会話はマイクの正面から
 
妹「え?そうだったの?お姉ちゃん」

姉「そうだよ~、私たちがバラバラになってどうするのさ?ただでさえ手が足りないっていうのに……お兄ちゃんを守るための防衛網の建設、あんたも手伝ってよ~」

妹「……具体的、には?」

姉「監視カメラと盗聴器!それからお兄ちゃんが女と接触した場合に知らせてくれるアプリとかお兄ちゃんのスマホにインストールして欲しいなっ」

妹「そう、分かった……やってみる」

姉「さっすが双子の妹~!話がわかる~」

 右から

姉「そういうわけだから!お兄ちゃんは私たちだけを愛してね~」

 左から

妹「お兄ちゃん……これでも、お姉ちゃんだけがいいって、言う?」

 少しの間

妹「そっか……急なことだから、整理がつかないんだ」

妹「わたし?わたしは、お姉ちゃんならいいよ?お姉ちゃんとわたし、そこに区別なんてないってずっと思ってたから……」

 左から囁き

妹「両手に花だよ?よかったね」

 離れて

妹「……それじゃあ、お姉ちゃん?やることはたくさんあるけど、まず先に」

 少し間を開けて

姉「ふっふっふ~、愛する男女が一つの部屋に……そして、密室で誰も来ないとなれば」

妹「うん、やることは一つ」

 少しだけ間を開けて
 右の耳元から

姉「お兄ちゃ~ん、イチャイチャ、しよ?」

 左から

妹「蕩けるほどに甘美な、天国よりも幸せな時間」

 両側から

「「大好きだよ、お兄ちゃん」」 

 ハモリ演出無理な方の代用分↓

 右から

姉「お兄ちゃん、大好きっ」

左から

妹「わたしも……お姉ちゃんよりもずっと」

 右から

姉「ええ?それはないでしょ?双子だものっ」

 左から

妹「……そうだね。でも、誰にも負けない自信はあるから」
 
 少し間を開けて
 変わらず左から

妹「ねぇ?お兄ちゃん……わたしとお姉ちゃん、二人でお兄ちゃんのお嫁さんになるから。だから」
 
 右から

姉「私たち以外に目を向けたら許さないからっ♪」

 楽し気に↑
 左から

妹「地の果てまで追いかけても、連れ戻すから」

右から

姉「だから、ね?そんなことにならないように」

左から

妹「大切に、してね?お兄ちゃん」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
半分こ 俺のことを好きな双子の姉妹の片方を受け入れた結果……
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
泣きんぎょ
ライター情報
 ASMR、シチュボ台本を主に書いています。
 細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
 また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
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