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天才博士は惚れ薬を開発したそうです 博士の本音、ヤンデレな告白
written by 泣きんぎょ
  • 告白
  • ラブラブ
  • 甘々
  • ヤンデレ
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
3318文字(約 11分4秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
天才博士
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
 知り合いの博士が惚れ薬を開発した。
 その実験に付き合って欲しいと呼ばれたあなたは博士の研究所へ。
 そこは山奥、誰の助けも期待できないところではあるが、彼女には信頼があった。
 何か妙なことは起きっこないだろうと。
 何故なら天才だから。
 彼女の実験にこれまで幾度も付き合ってきたあなたは、また安全な実験に協力するようなつもりで彼女の元へ。
 そしてやってきた研究所で彼女はいつもの調子であなたを迎えるのだった。
 やぁ、よく来たね。と
本編
 クールな感じで

「やぁ、よく来たね。今日も僕の実験に協力するために遠路はるばるご苦労様だ。報酬は弾むことを約束しよう。そこに掛けてくれたまえ」

 椅子に座る音

「さて、今日事前に何を行うかは説明をしたと思うがここで君に再度説明をしておこうと思う。理由はこれだ」

 コトリ、と容器を置く音

「この度、僕は予てより研究を重ねていた惚れ薬の開発に成功した。人類がその存在を夢見ながら終ぞ完成させることの叶わなかった夢の薬をとうとう、この僕の手で作り出せたわけだ」

予て 読み かねて 終ぞ 読み ついぞ

 チャプチャプと水を揺らす音

「ついては、君にこの実験に協力してもらいたい。本当に効果があるのかどうか、実際に試してみなければならないからな。既に動物実験は済ませてある。良好な実験結果を得られたし、成分的に人体に悪影響がないことも確認済みだ。君には安心してこの実験に参加して欲しい」

 ガサリと、白衣を脱ぐ音

「では、実験開始だ。君はそこに座ってくれてるだけでいい。今回この薬を摂取するのはこの僕だからな、その効果をしかと確認してくれ」

 少しの間

「ん?何だ?その不思議な顔は?僕が言ったことが何かおかしかったか?」

 相手の言葉を聞くくらいの間

「あぁ、そういうことか。君に投与するわけにはいかないさ。万が一何かあったら困るからな。安全な実験だと言っただろう?少なくとも君の安全は確保しなければ」

「例えばこの薬が僕の想定をはるかに超えて常軌を逸した効果を発揮した場合、君の意志を捻じ曲げてしまうことになる可能性があるからな。それは好ましくない、僕に惚れてくれるのは大歓迎だが薬で勝ち取るなどごめんだ。僕自身の魅力で君を落としたいからな」

 相手がぼんやりとした状態で言葉をゆっくり理解するくらいの長めの間
 それから冷静な感じで

「うん?何だ?気付いてなかったのか?僕は、君のことが大好きだぞ?一生を添い遂げたいと思っている。そのために研究に研究を重ねてお金を稼いでいるのだし、君を事あるごとにこんな山奥まで呼びつけてるわけだ。君だけをな」

 少し考え込むように

「ん……まさか、欠片も気付いてなかったとでも言うのではあるまいな? 少なからず好意を抱いているであろうことは当然察しているものだと僕は随分前から思っていたのだが?」

 相手の言葉を聞くくらいの間

それから少し気落ちした感じで

「……ほう、そうか。それは……ショックだな。言葉では言い表せないくらいの衝撃だ。まさか特に理由もなく呼びつけているものだと思われているとは流石の僕も思っていなかった。いや、確かに人心を掌握する術や人とのコミュニケーションの類は僕の専門外……苦手な部類に入るが」

術 読み すべ
 それから気を取り直すように

「ふっ、まぁいい。ここは今このタイミングで君に僕の好意が伝わったのだと前向きに捉えるとしよう。うん、では今一度言うとしよう」

 少しだけ間を開けて次の言葉を強調するようにはっきりと

「僕は君が好きだ。愛してる、結婚したいとも思うし。この生涯を君だけのために捧げたいと思う。僕の全てを君に支配して欲しい、何もかもを捧げたい」

 告白するような感じでハッキリと
 それから普通の調子に戻って

「まぁ、そういうわけだ。だから、だ。この薬は僕が飲む。万が一に何かがあっても元から君のことが好きだからな。何か被害を被るわけでもない。君を好きだという気持ちがなおさら強くなるという、ただそれだけだ。だから、君は安心してそこで見ているといい」

「協力をして欲しい、というのは今日に限ってはそういうことだ。君以外の人間を対象に、僕はこんな薬を飲みたくはないからな……元から好きな人が居るんだから、好きな人で試したいだろう?」

 軽く笑いかけるような感じで言って
 また冷静に

「この部屋の状態は常にモニターで記録してある。実験結果に関してはそちらを参照するので、君は特に何をする必要もない。ただ、そこに居て、僕の気持ちの矛先になってくれればそれでいいんだ」

矛先 読み ほこさき
 優しい声で安心させるように言って
 それから冷静に

「では、実験を開始するとしよう」

 何かを飲む音(水でも口にしておこう
 それから少し息を荒くする感じで

「っ、はぁ……はぁ……んっ、我ながら、凄いな。見ているだけで胸がドキドキする……呼吸が熱を帯びているみたいだ……胸の内からどんどん幸せな気持ちが溢れてきて……あぁ」

 最後は感極まった感じで

「す、すごい……甘い痺れが、全身に広がっていく……大好きな気持ちが心の奥から溢れ出てきて全身を支配する……愛の感情だけで心が満たされるのがこんなにも幸せだったなんて」

 抱き着く音

「っ、すまない……すまない……この薬には多少の発情作用があってね。最初から分かっていたことだったのだが、まさか、これほどまでだったとは……んあっ」

 耳元から
 甘い声で

「すごい……すごすぎる……こんなの、人間が耐えられっこない……感情が溢れてくる、愛しさに支配される……気持ち、良すぎる……」

 そして、甘く囁くように

「好きだ、君が好き……大好きだ……もう片時も離れたくない……ずっとこの研究所で一緒に暮らしてくれ、家になんか帰らないでくれ……僕を……私を、一人にしないで」

「ずっと、ずっと、強がってたんだ……一人で寂しいのを誤魔化すために強く冷静な振りをしていたんだ……本当の私は、幼い頃からなんら変わっていない……寂しがりの小さな女の子。大好きな人とずっと一緒に居たくてたまらない、幼い女の子が私の真実なんだ……あぁ……ぁぁあ!」

 最初のあぁ、は下がる感じで最後のぁぁあ!は上がる感じで

「好き……大好きぃ……結婚して……結婚してよぅ……私を一人にしないで……置いてかないで」

 耳元で

「抱き締めて……」

 ギュッと抱きしめる音

「もう離さない……離すもんか……君は、私の……私だけのっ」

 そこそこ間を開けて
 それから我を取り戻した感じで

「っ、はは、まいったな……僕としたことが、醜態を晒してしまったみたいだね。でも」

 抱きしめる音

「本音だ。離れたくない、放したくない、傍に居て欲しい」

「外の世界には僕以外の女がたくさん居るだろう?僕以外の女になど目を向けないで欲しい、何かの間違いで他の女と君が恋に落ちたらと思うと……」

 それから少し躊躇う感じで

「怖いんだ」

 ここで切って
 次を普通に

「君が居なくなったら僕の存在意義がなくなってしまう。僕が僕で無くなってしまう、生きてきた意味が無くなってしまう……そうなったら」

 それからまた躊躇うように、しかしはっきりと

「僕はきっと壊れてしまう」

 この一文で切って
 少しの間

「きっと君が望まないことをしてしまう。僕の好き勝手にしてしまう……君の傍に居る女を排除して、望まない手段で君の心を僕の心に向けてしまうだろう。ちょうど、そうだな」

「僕が今飲んだ惚れ薬のように……強烈な催淫効果と共に心を支配するような恐ろしい薬を使ってな。ふふ……ふふふふっ」

 最後の笑いは次第に嬉しそうにする感じで

「あぁ、この薬は駄目だ。一般には流すことが出来ない。とんでもないことになる。何より、今の僕はさっき語ったようなことを実際に行うことを魅力的に思うくらいには可笑しくなっている。心を支配されている」

「それを想像して、幸せな気持ちになれるくらいには、善悪の境界が揺らいでしまっている」

 耳元で

「だから、これはお願いだ」

「今から言う言葉にどうか頷いて欲しい」

「僕は、君に酷いことをしたくない……大好きな人に酷いことをしたくないから、普段の……君を心から思う『僕』の状態のままで受け入れて欲しい」
 
 少し間を開けて
 意を決するように

「じゃ、言うよ?」

 耳元で甘い声で囁き

「僕の全てを君に捧げます、生涯を尽くすことをここに誓います、どんなときも君だけを愛し、君だけを好きで居ます……だから、君も僕だけを生涯愛すると誓って僕だけを好きでいて」

 そして殊更に甘い囁きを一つ

「大好きだよ♡」

 それから少し冷静な感じで耳元で普通に

「受け入れてくれるならこのまま僕の唇を受け入れて、僕の愛を思うさま享受して欲しい。僕の舌を感じて、その唾液を口に含んで欲しい……お互いを貪り合おう」

 そして最後

「さて、それじゃあ誓いのキスだ。受け入れてくれるって、信じてるよ?」

 最後、少しだけ不安そうな声で言って終了
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
天才博士は惚れ薬を開発したそうです 博士の本音、ヤンデレな告白
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
泣きんぎょ
ライター情報
 ASMR、シチュボ台本を主に書いています。
 細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
 また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
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