- ヤンデレ
- ボクっ娘
公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年06月05日 18:00
文字数
6532文字(約 21分47秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女
視聴者役柄
彼氏
場所
指定なし
あらすじ
可愛いから付き合ってみた……ただそれだけの関係。
そんな彼女があなたには居た。
付き合ってみたはいいものの、趣味が合わず、気性が合わず……方向性が合わず……いい加減別れるかな~、と軽く考える今日この頃。
その雰囲気を彼女は感じ取っていて、甲斐甲斐しく接してくるも……
それがあなたには鬱陶しく感じられ、また恋愛感情もとっくに無くなってしまっているものだからぞんざいに扱い……ある日、当然のように別れを切り出す。
彼女はとても従順で、気弱な……例えるなら犬のような気質の少女だった。
しかし、あなたはそんな気性の女性ではなく、荒々しく自分を支配してくれる人と激しく痛めつけあいたいという……世間一般ではあまり受け入れられないだろう趣味の持ち主で。
彼女は、あなたにとっては鬱陶しいだけの目障りな存在でしかなかったから。
だから、当然のようにその別れも受け入れてくれるものだろうと思うのだが……
そんな彼女があなたには居た。
付き合ってみたはいいものの、趣味が合わず、気性が合わず……方向性が合わず……いい加減別れるかな~、と軽く考える今日この頃。
その雰囲気を彼女は感じ取っていて、甲斐甲斐しく接してくるも……
それがあなたには鬱陶しく感じられ、また恋愛感情もとっくに無くなってしまっているものだからぞんざいに扱い……ある日、当然のように別れを切り出す。
彼女はとても従順で、気弱な……例えるなら犬のような気質の少女だった。
しかし、あなたはそんな気性の女性ではなく、荒々しく自分を支配してくれる人と激しく痛めつけあいたいという……世間一般ではあまり受け入れられないだろう趣味の持ち主で。
彼女は、あなたにとっては鬱陶しいだけの目障りな存在でしかなかったから。
だから、当然のようにその別れも受け入れてくれるものだろうと思うのだが……
本編
おどおどと気弱な感じで
「あ、あの……今日、ね。僕、君のためにお弁当つくったんだ。その、一生懸命、作ってきたから……食べてくれると、嬉しいな、なんて……えへへ」
「わっ、ご、ごめんね?こういうの、鬱陶しかった? あうぅぅ、ごめんなさい、ごめんなさいっ!僕、一生懸命頑張るから!君に尽くしていくから!だから……」
「あ、食べて、くれるんだぁ……えへへ、ありがと」
足音を数回
座る音
「ど、どうかな?僕としては結構自信作、なんだけど……君が、喜んでくれるかな~って思って作ったの。美味しいって、褒めてくれるかな~って、えへへ」
咀嚼音
「えと、美味しい?」
少しホッとするように
「そ、そうなんだぁ、良かったぁ……ちゃんと美味しく作れてたんだねぇ。良かったぁ……他にもいっぱいあるよ!例えばほら?このきんぴらとか!ほうれん草のお浸しもおすすめだよっ!それからそれからぁ」
楽しそうに言って
それから不安そうに
「……あの、どうしたの?浮かない、顔だけど……何か、嫌いなものあった?」
言葉を聞くくらいの間
「……え?こういうのじゃ、ない? それって、どういうこと? 僕は……こういうのしたかったんだけど……好きな人に、お弁当を作って、一緒に食べて、美味しいねって一緒に笑い合って……嫌なの?」
「……?嫌じゃないなら、何で? 僕としたいことが違うの? 君は、その、恋人とどんなことしたかった、の?」
「…………え?暴力を、振るわれたい? 鞭で、叩かれたい? 馬鹿に、されたい?……え?」
「……えと、そう、なんだ……え?それって、どういうこと、なの?僕、嫌だよ……そんなの、したくない」
「駄目なの?楽しく過ごして、一緒に笑い合って、心がポカポカするような感じになってさ……それで、あぁ幸せだねぇってそう言い合うんじゃ、駄目なの?」
「それだけじゃ、ぬるい?」
「…………激しく、傷つけあうような感じじゃないと、燃えない?」
「……グスン……無理だよ、だって、好きなんだもん。酷いこと、言いたくない。叩きたくない、暴力なんて、振るいたくないよぅ」
「ねぇ?それより、一緒に褒めあお?お互いにお互いを褒めて、好きだよって言い合うの。そっちの方がきっと温かいし、気持ちいいよ?」
耳元で
「ね?そうしよーよ。大好き……だから、僕のことも大好きって、言って?」
離れて
少し間を開けて
「……あの、どうして、溜息を吐くの?僕のこと……好きって、言って、くれないの?」
少し間を開けて
「……あ、うん。ありがと……良かった、僕のこと、好きって言ってくれた……でも、もう少し感情を込めていってくれた方が……あ、うん、ごめん。何でもない。また、お昼一緒に食べよーね?」
パンと手を合わせる音
「ごちそうさまでした」
場面転換
「わぁ、綺麗な景色……へへ、来て良かったね?ありがと、僕をこんな素敵なところに連れてきてくれて。大好き」
「僕、君の彼女になれてよかった……毎日が輝いて見えて……心がポカポカしてすっごく幸せなの。君も、そうだよね?」
少し間を開けて
心配そうに
「……そうだって、言って欲しいな」
少し間を開けて
「…………そっか、不満、あるんだ。ごめんね、駄目な彼女で……でも、好きだから……大好きだから、そんな酷いことなんてしたくないんだ」
「馬鹿って言うより、好きって言いたい」
「暴力を振るうより抱き締め合いたい」
「鞭で叩くより、唇を這わせたい……」
「人から見たら気持ち悪いって言われるくらいにドロドロの甘々の……砂糖に蜂蜜をかけてケーキに載せて食べるような……甘い時間を過ごしたいの」
「……僕、君とイチャイチャしたいの」
「…………これって、我がままかな?」
「僕は君が大好き。だから、告白したんだよ?好きだって毎日言うんだよ? 今だってそう。僕はね、君のためならどんなことだって出来るって言える、君のために尽くしたいって心の底から言える。命だって捧げられるよ?」
「だから、ね……君を、傷つけたくないんだ……君が僕に何かをしたいって言うのはいいの、何だってしてあげる。でも……傷つけるようなことを言って欲しいって言うのは、僕は嫌。君が言うなら何でもしてあげられるけど……僕が君に何かをするのは嫌。暴力なんて絶対ヤダ、馬鹿になんてしたくない」
「……好きなんだもん、いくら君の頼みでも……それだけはやりたくないよ」
「どうして傷つけあわなきゃいけないの? 僕たち、好きあってる同士なんだよ? そんなことで愛を確認しあうなんて、おかしいよ……お願いだから、目を覚まして。痛いことなんて何にもしなくても人は愛し合える、大好きなことを確認できる、暴言も暴力も必要ない、大好きなんだから……ギュッと抱きしめあお? 酸欠になるくらいにとろけるようなキスをしよ?誰かに見られてたって構わない、皆に見せつけて、さ。馬鹿にされても気にしないで、貪るようにキスをしよ?」
少し待って
「……嫌、なの?」
「…………そっか。分かった、ごめんね……僕も、ちょっと理解が足りなかったかも……でも!今のは、えと、僕の偽らざる本当の気持ちだから……だから、その、えへへ」
最後は照れるように笑って
それから優しい声で
「大好きなのは、変わらないから……お互いに、ゆっくり歩み寄っていこ?」
「これからの人生、まだまだ僕たちの時間はたっぷりあるんだから。恋人として……それから、その……出来たら、だけど、あっ!僕はもう絶対にそうなるって信じてるけど!その……夫婦として、さ。ゆっくりと理解し合うのがいいと、僕は思うなぁ」
「あ、はは、ちょっと、恥ずかしいね?でも、本心だから! だから……」
不安そうに
「ゆっくり……ゆっくり、やっていこ。ね?」
場面転換
「こんばんは。珍しいね?こんな時間に……声が聞きたいから、僕に会いに来て欲しいなんて……えへへ、嬉しいけど」
「もしかして、君もようやく分かってくれたのかな?傷つけ合う必要なんて、ないって……そうだったら、嬉しいな」
「そうだよ、こういうのでいいんだよ。声が聞きたかったらさ、電話をして、呼び出して……顔が見たかったら、どんな時でも素直にそう言って……僕たち、恋人同士なんだもん。そういうのって、きっと迷惑って言わないと思うから」
「へへ……温かいなぁ」
嬉しそうに言ってから
少し気を取り直すように
「えと、それで、今日はどうして僕を呼び出したのかな? 真夜中の、こんな……誰も居ない公園に、呼び出して……ん、へへへっ、もしかして、そういうこと、かな?」
耳元で
嬉しそうに
「僕と、ドロドロになるほどイチャイチャ甘々……お外でしたくなっちゃった?」
とびきり甘い声で囁き
「いいよ、とびっきりエッチなこと、しよ?」
ドン、と突き飛ばす音
「……え?な、に?」
「……………え?もう、たくさんだって、どういう、こと? 僕は……」
言葉を遮られたように不思議そうに
「え? 別れ……よう?」
信じられないかのように
長めの間
それから段々と理解するような感じで泣きそうな感じで
「え……え?……い、や……嫌だよぅ……やだっ!別れたくなんかないっ!僕は……僕はねっ!君の奥さんになるのっ!お嫁さんになるのっ!幸せな家庭を築き上げるのっ!やだ、やだよっ!こんなところで別れないっ!終わらせないっ!結婚するって決めたんだっ!」
「なんで……何で、そういうこというのっ?も、もしかして、あ、あれかな?僕に、暴力を振るったり酷いことを言って欲しいって、言ってたよね? じゃあ、これってつまりそういうこと? 君なりの愛情表現? 自分の好きなことを好きな人にもしてあげたいからってそういう!でも、ごめんっ!僕は嫌なのっ!そんな言葉聞きたくないっ!言われたくないっ!そうならそうって今すぐ言ってっ!」
「…………言って、くれ、ないの?」
間を開けて
「……………………言って、くれないんだ」
そして泣きそうな感じで鼻を鳴らして
「グスッ……どうして?僕の、何が不満だったの? 僕は、君に尽くしたよ?どんな時だって大好きだって言ってきた……君も、その言葉を真正面から受け止めてくれてたよ?なのに、何で?」
「…………そういうのじゃ、ない? また……また、そういうこと言うんだ」
「じゃあ、どうすれば、良かったの?君のために、僕は何をすればよかったの?」
「暴力を振るえばよかったの?」
「暴言を吐けばよかったの?」
「鞭で叩けば、よかったの?」
「それは嫌だって……あんなに伝えたのに、それでも僕は、そうするべきだったって、そう、言うの?」
それから気落ちしたように
「…………そっか。そうなんだ」
「僕のこと……理解して、くれなかったんだね……そっか」
更に気落ちしたように
「……そうだね、方向性が違ったかもね……趣味が合わなかった……恋人になれるような関係じゃ、なかった……か。ふふ、へへへへへっ」
「だから、別れたい、か……そっかぁ、そう、なんだ……分かった……君が言いたいことは全部、全部分かったよ……うん」
静かに毅然と
「……別れないよ。僕は絶対に別れない……僕の気持ちを言ってなかったよね?」
「それでも君が大好き。何を言われようと何をされようと……僕は君が大好きだよ?」
「だから……」
少し溜めて
それから段々と壊れるように
「ふふ、へへへっ、あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!なら望む通りにしてあげる!望み通りの僕になってあげるっ!」
耳元で
囁き声
「大好きだよ?」
それからそのままの状態で大声で
「この屑がああっ!」
電撃音
倒れる音
場面転換
鎖の音
「あぁ、起きたぁ? やっと起きたんだね? 僕の大切な塵屑彼氏さん?」
塵屑 読み ごみくず
「君の支配者になってあげようっていうのに、その僕を待たせてどういうつもりぃ? 謝りなよ? 最低な塵屑ですみませんでした。私にあなた様の愛を恵んでくださいって……さっ!」
殴りつける音
「ん~?な~に?こういうのが良かったんでしょ? 屑人間。君みたいな最低の塵屑は細切れて踏みにじられるのがお似合いだよ?一回ミキサーの中にでも入ってひき肉にでもなってきたら?」
叩く音
「ふんっ、ほらほら?どうしたのさ?謝るんじゃなかったの?僕が言ったことはまだ終わってないよ~?謝罪するんだよ、生まれてきてすみませんでしたって言うんだよ!塵みたいな人間性で本当にすみませんでしたって、謝るんだよおおおっ!」
鞭で叩く音×2
「ふふ、ふふふふふふっ、君がいけないんだよ?僕の愛を素直に受け入れてくれないから、叩かれたいとか、罵倒されたいとか……下らないことを言うからこうなるんだからね?」
耳元で
「この、屑人間が。お前なんか生きてる価値もない、死んで土に帰ったら? まあ、お前みたいな塵の身体なんか地球にとっても有害だろうから、宇宙にでも放り出した方がいいとは思うけどね~。生きてても死んででも害でしかない無価値な存在だね?」
そして、甘い声で
「でも、大好きだよ?」
それから侮蔑するように
「この、塵屑が」
離れて
「で、君はいつまでそうしてう~う~唸ってるのかな?謝罪の言葉は教えてあげたでしょ?さっさと謝れって言ってるんだけど? それとも、言葉が理解できないほどに頭の方もお粗末なのかな?」
少々の間
「ん?何?それだけじゃ、何を言ってるのか分からないよ。人間なんだから、ちゃんとはっきりと言葉を発さなきゃ。猿ぐつわを噛まされてるからってそれが何なの?努力しなよ?この僕に、こういうことを要求したようにさっ!」
叩く音×2
「ふんっ、理解できない……何で、こんなことがいいのかな? でも、僕は頑張るよ?君がやって欲しいって言ったからね?だから、やってあげる。君を塵のように扱ってあげる。屑だって吐き捨ててあげる、暴力を振るってその身体に支配の証を与えてあげる。塵にはちょうどいいよね?」
鞭の音
「ふふ……でも、そっかぁ~。君はこんなにも僕のことが好きだったんだね?この服、僕の身体にピッタリだったよ? 大事なところを何も隠してくれない馬鹿みたいなボンテージ服」
耳元で
「変態だね?」
吐き捨てるように
「気持ち悪い……反吐が出そうだよ」
離れて
「あぁ、でも……僕が吐いたらそれはそれで君にとってはご褒美なのかな? 頭の上からゲロまみれ、それを口の中に流し込まれて……僕に詰られて、さ」
少し待って
「……どうしたの?興奮してるの? こんな……やりたくもない汚いことを言われて、さ」
「最低」
「でも、僕は優しいから君を愛してあげる。支配してあげる。痛いことがいいって言うんなら君の身体を痛みで支配してあげる。汚い暴言でその頭を満たしてあげる」
「死ねっ、死ね死ねっ!最低の塵屑風情がっ!君みたいなゲロ以下の存在、この世で生きてる価値もないんだよっ!バ~カッ!」
「でも、僕の所にだけは居ていいからね?」
「生涯を通して痛めつけてあげる……その身体に所有物の証を付けてあげる。こんなふうに、ねっ!」
刃物を突き立てる音
「痛い?痛いかな? へへへ、血がい~っぱい……これで僕の愛も少しは伝わったかな?望まれればこうすることが出来るくらいに愛してるって分かってくれたかなぁ?」
刃物でなぞる音
「ふふふふ、自分のものには……ちゃ~んと名前を書いておかなくっちゃね? どれだけ時間がたっても消えないほどに深く深く……何度も何度もなぞって」
刃物でゾリゾリとなぞる音
「うん♪で~きた♪ これで君は一生を渡って僕のものだよ? 僕に虐げられるためだけに存在するんだからね? 僕の望まない言葉をかけたりなんかしたら駄目だよ? 心のこもらない大好きも許さない……こういうのじゃないなんて言葉も許さない」
耳元で
「君は…僕だけを目に入れてればいいんだよ」
「そして……それ以上は、何も見えないように目をくり抜いてあげる」
甘い声で
「ねぇ?もう、僕の姿は、その目に焼き付けた?」
少し待って
「じゃあ……もう、この目は要らないよね?」
ダンッ!と強く刃物を叩きつける音
「ふふ、はは、あはははははははっ!みっともない声ぇ~、何?望むとおりにしてあげてるってのに、汚い声をあげてさ?僕に感謝したらどうなの? 大好きだって言ってみたらどうなの~?ねぇ?ねぇ、ねぇ、ねぇ?」
耳元で
「でも、安心して。機会はもう一度あるから。僕、君のことが大好きだから……僕のことを好きだって言える機会を残しておいたよ?だって……」
甘く優しい声で
「目は、もう一つあるもんね?」
離れて
「ほら、好きだって、いいなよ?」
刃物が突き立つ音
「ふふ、はははははっ、なんで逃げるのかなぁ?こういうのが好みだったんでしょ?望みだったんでしょ?こうやって痛めつけられたかったんでしょ?痛めつけ合おうよ~。僕はすっごく傷ついてるよ~? 心がズタボロで悲鳴を上げてる……なのに君は、君が望んだことでそうやって逃げるんだ?」
「駄目だよ、許さない。君が望んだことなんだから……しっかりと、受け入れてくれなくっちゃさああっ!」
強く殴りつけられる鈍い音
「お、ぐ、ごぇぁっ……え?なん、で、うごけ、て……あぐっ」
首を絞められる感じで
「ぅ、うぅ、そ、っか……拘束が、甘かった、んだ……はじ、めて、だから……うぅ」
「……く、くるしい、よ……おも、たい……やめ、て、死んじゃうよ……やめ、て……う、うぅぅ」
ヒューヒューと苦しそうに喉を鳴らして
「ころ、すの? 僕を……ころす、の? ここ、まで、したのに? やりたい、ことを、し、てあ、げた、のに? どう、して?」
ペッと猿ぐつわを吐き出す音
「……え、こう、いうのじゃ、ない? ゆる、さない?……そん、な、そん、なのって」
「あぐぅぅ……う、うぅ、そ、っか……そう、なんだ……ここまで、しても、駄目なんだ……こんなに、まで、しても、駄目、なんだ……な……ら」
ドスリと刃物を突きさす音
首絞めから解かれた感じで
「カハッ、げほげほっ、ごほっ、ぇほっ……はぁ、はぁ……う、ん、気持ちは、分かったよ……僕も、理解した」
「や、っぱり、慣れないことしても、駄目……だよね?」
息を整えるように呼吸をして
それから普通の調子で
「なら、いいよ?」
「こんなに頑張ったのに……こんなに傷つけたのに……君は要らないって言うんだ?」
「分かった。だったら、そんな君は、僕も要らない。きっと少し間違えてしまったんだよ、僕たちは。だから……来世ではお似合いの恋人同士になれるように生まれ直そうね?」
シャキンと刃物の音
「ただ、そうだね……ここで、最後のチャンスをあげる。死にたくなければ、僕のことを好きだっていってごらん? そうしたら、君の命を助けてあげる」
「1,2,3……」
待つようにカウントをして
それから少し間を開けて
「そっか、ありがと。好きだって、言ってくれるんだね?」
耳元で
「嘘つき」
刃物を突き立てる音
「さようなら……すぐに後を追うから、来世で待っててね?」
「あ、あの……今日、ね。僕、君のためにお弁当つくったんだ。その、一生懸命、作ってきたから……食べてくれると、嬉しいな、なんて……えへへ」
「わっ、ご、ごめんね?こういうの、鬱陶しかった? あうぅぅ、ごめんなさい、ごめんなさいっ!僕、一生懸命頑張るから!君に尽くしていくから!だから……」
「あ、食べて、くれるんだぁ……えへへ、ありがと」
足音を数回
座る音
「ど、どうかな?僕としては結構自信作、なんだけど……君が、喜んでくれるかな~って思って作ったの。美味しいって、褒めてくれるかな~って、えへへ」
咀嚼音
「えと、美味しい?」
少しホッとするように
「そ、そうなんだぁ、良かったぁ……ちゃんと美味しく作れてたんだねぇ。良かったぁ……他にもいっぱいあるよ!例えばほら?このきんぴらとか!ほうれん草のお浸しもおすすめだよっ!それからそれからぁ」
楽しそうに言って
それから不安そうに
「……あの、どうしたの?浮かない、顔だけど……何か、嫌いなものあった?」
言葉を聞くくらいの間
「……え?こういうのじゃ、ない? それって、どういうこと? 僕は……こういうのしたかったんだけど……好きな人に、お弁当を作って、一緒に食べて、美味しいねって一緒に笑い合って……嫌なの?」
「……?嫌じゃないなら、何で? 僕としたいことが違うの? 君は、その、恋人とどんなことしたかった、の?」
「…………え?暴力を、振るわれたい? 鞭で、叩かれたい? 馬鹿に、されたい?……え?」
「……えと、そう、なんだ……え?それって、どういうこと、なの?僕、嫌だよ……そんなの、したくない」
「駄目なの?楽しく過ごして、一緒に笑い合って、心がポカポカするような感じになってさ……それで、あぁ幸せだねぇってそう言い合うんじゃ、駄目なの?」
「それだけじゃ、ぬるい?」
「…………激しく、傷つけあうような感じじゃないと、燃えない?」
「……グスン……無理だよ、だって、好きなんだもん。酷いこと、言いたくない。叩きたくない、暴力なんて、振るいたくないよぅ」
「ねぇ?それより、一緒に褒めあお?お互いにお互いを褒めて、好きだよって言い合うの。そっちの方がきっと温かいし、気持ちいいよ?」
耳元で
「ね?そうしよーよ。大好き……だから、僕のことも大好きって、言って?」
離れて
少し間を開けて
「……あの、どうして、溜息を吐くの?僕のこと……好きって、言って、くれないの?」
少し間を開けて
「……あ、うん。ありがと……良かった、僕のこと、好きって言ってくれた……でも、もう少し感情を込めていってくれた方が……あ、うん、ごめん。何でもない。また、お昼一緒に食べよーね?」
パンと手を合わせる音
「ごちそうさまでした」
場面転換
「わぁ、綺麗な景色……へへ、来て良かったね?ありがと、僕をこんな素敵なところに連れてきてくれて。大好き」
「僕、君の彼女になれてよかった……毎日が輝いて見えて……心がポカポカしてすっごく幸せなの。君も、そうだよね?」
少し間を開けて
心配そうに
「……そうだって、言って欲しいな」
少し間を開けて
「…………そっか、不満、あるんだ。ごめんね、駄目な彼女で……でも、好きだから……大好きだから、そんな酷いことなんてしたくないんだ」
「馬鹿って言うより、好きって言いたい」
「暴力を振るうより抱き締め合いたい」
「鞭で叩くより、唇を這わせたい……」
「人から見たら気持ち悪いって言われるくらいにドロドロの甘々の……砂糖に蜂蜜をかけてケーキに載せて食べるような……甘い時間を過ごしたいの」
「……僕、君とイチャイチャしたいの」
「…………これって、我がままかな?」
「僕は君が大好き。だから、告白したんだよ?好きだって毎日言うんだよ? 今だってそう。僕はね、君のためならどんなことだって出来るって言える、君のために尽くしたいって心の底から言える。命だって捧げられるよ?」
「だから、ね……君を、傷つけたくないんだ……君が僕に何かをしたいって言うのはいいの、何だってしてあげる。でも……傷つけるようなことを言って欲しいって言うのは、僕は嫌。君が言うなら何でもしてあげられるけど……僕が君に何かをするのは嫌。暴力なんて絶対ヤダ、馬鹿になんてしたくない」
「……好きなんだもん、いくら君の頼みでも……それだけはやりたくないよ」
「どうして傷つけあわなきゃいけないの? 僕たち、好きあってる同士なんだよ? そんなことで愛を確認しあうなんて、おかしいよ……お願いだから、目を覚まして。痛いことなんて何にもしなくても人は愛し合える、大好きなことを確認できる、暴言も暴力も必要ない、大好きなんだから……ギュッと抱きしめあお? 酸欠になるくらいにとろけるようなキスをしよ?誰かに見られてたって構わない、皆に見せつけて、さ。馬鹿にされても気にしないで、貪るようにキスをしよ?」
少し待って
「……嫌、なの?」
「…………そっか。分かった、ごめんね……僕も、ちょっと理解が足りなかったかも……でも!今のは、えと、僕の偽らざる本当の気持ちだから……だから、その、えへへ」
最後は照れるように笑って
それから優しい声で
「大好きなのは、変わらないから……お互いに、ゆっくり歩み寄っていこ?」
「これからの人生、まだまだ僕たちの時間はたっぷりあるんだから。恋人として……それから、その……出来たら、だけど、あっ!僕はもう絶対にそうなるって信じてるけど!その……夫婦として、さ。ゆっくりと理解し合うのがいいと、僕は思うなぁ」
「あ、はは、ちょっと、恥ずかしいね?でも、本心だから! だから……」
不安そうに
「ゆっくり……ゆっくり、やっていこ。ね?」
場面転換
「こんばんは。珍しいね?こんな時間に……声が聞きたいから、僕に会いに来て欲しいなんて……えへへ、嬉しいけど」
「もしかして、君もようやく分かってくれたのかな?傷つけ合う必要なんて、ないって……そうだったら、嬉しいな」
「そうだよ、こういうのでいいんだよ。声が聞きたかったらさ、電話をして、呼び出して……顔が見たかったら、どんな時でも素直にそう言って……僕たち、恋人同士なんだもん。そういうのって、きっと迷惑って言わないと思うから」
「へへ……温かいなぁ」
嬉しそうに言ってから
少し気を取り直すように
「えと、それで、今日はどうして僕を呼び出したのかな? 真夜中の、こんな……誰も居ない公園に、呼び出して……ん、へへへっ、もしかして、そういうこと、かな?」
耳元で
嬉しそうに
「僕と、ドロドロになるほどイチャイチャ甘々……お外でしたくなっちゃった?」
とびきり甘い声で囁き
「いいよ、とびっきりエッチなこと、しよ?」
ドン、と突き飛ばす音
「……え?な、に?」
「……………え?もう、たくさんだって、どういう、こと? 僕は……」
言葉を遮られたように不思議そうに
「え? 別れ……よう?」
信じられないかのように
長めの間
それから段々と理解するような感じで泣きそうな感じで
「え……え?……い、や……嫌だよぅ……やだっ!別れたくなんかないっ!僕は……僕はねっ!君の奥さんになるのっ!お嫁さんになるのっ!幸せな家庭を築き上げるのっ!やだ、やだよっ!こんなところで別れないっ!終わらせないっ!結婚するって決めたんだっ!」
「なんで……何で、そういうこというのっ?も、もしかして、あ、あれかな?僕に、暴力を振るったり酷いことを言って欲しいって、言ってたよね? じゃあ、これってつまりそういうこと? 君なりの愛情表現? 自分の好きなことを好きな人にもしてあげたいからってそういう!でも、ごめんっ!僕は嫌なのっ!そんな言葉聞きたくないっ!言われたくないっ!そうならそうって今すぐ言ってっ!」
「…………言って、くれ、ないの?」
間を開けて
「……………………言って、くれないんだ」
そして泣きそうな感じで鼻を鳴らして
「グスッ……どうして?僕の、何が不満だったの? 僕は、君に尽くしたよ?どんな時だって大好きだって言ってきた……君も、その言葉を真正面から受け止めてくれてたよ?なのに、何で?」
「…………そういうのじゃ、ない? また……また、そういうこと言うんだ」
「じゃあ、どうすれば、良かったの?君のために、僕は何をすればよかったの?」
「暴力を振るえばよかったの?」
「暴言を吐けばよかったの?」
「鞭で叩けば、よかったの?」
「それは嫌だって……あんなに伝えたのに、それでも僕は、そうするべきだったって、そう、言うの?」
それから気落ちしたように
「…………そっか。そうなんだ」
「僕のこと……理解して、くれなかったんだね……そっか」
更に気落ちしたように
「……そうだね、方向性が違ったかもね……趣味が合わなかった……恋人になれるような関係じゃ、なかった……か。ふふ、へへへへへっ」
「だから、別れたい、か……そっかぁ、そう、なんだ……分かった……君が言いたいことは全部、全部分かったよ……うん」
静かに毅然と
「……別れないよ。僕は絶対に別れない……僕の気持ちを言ってなかったよね?」
「それでも君が大好き。何を言われようと何をされようと……僕は君が大好きだよ?」
「だから……」
少し溜めて
それから段々と壊れるように
「ふふ、へへへっ、あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!なら望む通りにしてあげる!望み通りの僕になってあげるっ!」
耳元で
囁き声
「大好きだよ?」
それからそのままの状態で大声で
「この屑がああっ!」
電撃音
倒れる音
場面転換
鎖の音
「あぁ、起きたぁ? やっと起きたんだね? 僕の大切な塵屑彼氏さん?」
塵屑 読み ごみくず
「君の支配者になってあげようっていうのに、その僕を待たせてどういうつもりぃ? 謝りなよ? 最低な塵屑ですみませんでした。私にあなた様の愛を恵んでくださいって……さっ!」
殴りつける音
「ん~?な~に?こういうのが良かったんでしょ? 屑人間。君みたいな最低の塵屑は細切れて踏みにじられるのがお似合いだよ?一回ミキサーの中にでも入ってひき肉にでもなってきたら?」
叩く音
「ふんっ、ほらほら?どうしたのさ?謝るんじゃなかったの?僕が言ったことはまだ終わってないよ~?謝罪するんだよ、生まれてきてすみませんでしたって言うんだよ!塵みたいな人間性で本当にすみませんでしたって、謝るんだよおおおっ!」
鞭で叩く音×2
「ふふ、ふふふふふふっ、君がいけないんだよ?僕の愛を素直に受け入れてくれないから、叩かれたいとか、罵倒されたいとか……下らないことを言うからこうなるんだからね?」
耳元で
「この、屑人間が。お前なんか生きてる価値もない、死んで土に帰ったら? まあ、お前みたいな塵の身体なんか地球にとっても有害だろうから、宇宙にでも放り出した方がいいとは思うけどね~。生きてても死んででも害でしかない無価値な存在だね?」
そして、甘い声で
「でも、大好きだよ?」
それから侮蔑するように
「この、塵屑が」
離れて
「で、君はいつまでそうしてう~う~唸ってるのかな?謝罪の言葉は教えてあげたでしょ?さっさと謝れって言ってるんだけど? それとも、言葉が理解できないほどに頭の方もお粗末なのかな?」
少々の間
「ん?何?それだけじゃ、何を言ってるのか分からないよ。人間なんだから、ちゃんとはっきりと言葉を発さなきゃ。猿ぐつわを噛まされてるからってそれが何なの?努力しなよ?この僕に、こういうことを要求したようにさっ!」
叩く音×2
「ふんっ、理解できない……何で、こんなことがいいのかな? でも、僕は頑張るよ?君がやって欲しいって言ったからね?だから、やってあげる。君を塵のように扱ってあげる。屑だって吐き捨ててあげる、暴力を振るってその身体に支配の証を与えてあげる。塵にはちょうどいいよね?」
鞭の音
「ふふ……でも、そっかぁ~。君はこんなにも僕のことが好きだったんだね?この服、僕の身体にピッタリだったよ? 大事なところを何も隠してくれない馬鹿みたいなボンテージ服」
耳元で
「変態だね?」
吐き捨てるように
「気持ち悪い……反吐が出そうだよ」
離れて
「あぁ、でも……僕が吐いたらそれはそれで君にとってはご褒美なのかな? 頭の上からゲロまみれ、それを口の中に流し込まれて……僕に詰られて、さ」
少し待って
「……どうしたの?興奮してるの? こんな……やりたくもない汚いことを言われて、さ」
「最低」
「でも、僕は優しいから君を愛してあげる。支配してあげる。痛いことがいいって言うんなら君の身体を痛みで支配してあげる。汚い暴言でその頭を満たしてあげる」
「死ねっ、死ね死ねっ!最低の塵屑風情がっ!君みたいなゲロ以下の存在、この世で生きてる価値もないんだよっ!バ~カッ!」
「でも、僕の所にだけは居ていいからね?」
「生涯を通して痛めつけてあげる……その身体に所有物の証を付けてあげる。こんなふうに、ねっ!」
刃物を突き立てる音
「痛い?痛いかな? へへへ、血がい~っぱい……これで僕の愛も少しは伝わったかな?望まれればこうすることが出来るくらいに愛してるって分かってくれたかなぁ?」
刃物でなぞる音
「ふふふふ、自分のものには……ちゃ~んと名前を書いておかなくっちゃね? どれだけ時間がたっても消えないほどに深く深く……何度も何度もなぞって」
刃物でゾリゾリとなぞる音
「うん♪で~きた♪ これで君は一生を渡って僕のものだよ? 僕に虐げられるためだけに存在するんだからね? 僕の望まない言葉をかけたりなんかしたら駄目だよ? 心のこもらない大好きも許さない……こういうのじゃないなんて言葉も許さない」
耳元で
「君は…僕だけを目に入れてればいいんだよ」
「そして……それ以上は、何も見えないように目をくり抜いてあげる」
甘い声で
「ねぇ?もう、僕の姿は、その目に焼き付けた?」
少し待って
「じゃあ……もう、この目は要らないよね?」
ダンッ!と強く刃物を叩きつける音
「ふふ、はは、あはははははははっ!みっともない声ぇ~、何?望むとおりにしてあげてるってのに、汚い声をあげてさ?僕に感謝したらどうなの? 大好きだって言ってみたらどうなの~?ねぇ?ねぇ、ねぇ、ねぇ?」
耳元で
「でも、安心して。機会はもう一度あるから。僕、君のことが大好きだから……僕のことを好きだって言える機会を残しておいたよ?だって……」
甘く優しい声で
「目は、もう一つあるもんね?」
離れて
「ほら、好きだって、いいなよ?」
刃物が突き立つ音
「ふふ、はははははっ、なんで逃げるのかなぁ?こういうのが好みだったんでしょ?望みだったんでしょ?こうやって痛めつけられたかったんでしょ?痛めつけ合おうよ~。僕はすっごく傷ついてるよ~? 心がズタボロで悲鳴を上げてる……なのに君は、君が望んだことでそうやって逃げるんだ?」
「駄目だよ、許さない。君が望んだことなんだから……しっかりと、受け入れてくれなくっちゃさああっ!」
強く殴りつけられる鈍い音
「お、ぐ、ごぇぁっ……え?なん、で、うごけ、て……あぐっ」
首を絞められる感じで
「ぅ、うぅ、そ、っか……拘束が、甘かった、んだ……はじ、めて、だから……うぅ」
「……く、くるしい、よ……おも、たい……やめ、て、死んじゃうよ……やめ、て……う、うぅぅ」
ヒューヒューと苦しそうに喉を鳴らして
「ころ、すの? 僕を……ころす、の? ここ、まで、したのに? やりたい、ことを、し、てあ、げた、のに? どう、して?」
ペッと猿ぐつわを吐き出す音
「……え、こう、いうのじゃ、ない? ゆる、さない?……そん、な、そん、なのって」
「あぐぅぅ……う、うぅ、そ、っか……そう、なんだ……ここまで、しても、駄目なんだ……こんなに、まで、しても、駄目、なんだ……な……ら」
ドスリと刃物を突きさす音
首絞めから解かれた感じで
「カハッ、げほげほっ、ごほっ、ぇほっ……はぁ、はぁ……う、ん、気持ちは、分かったよ……僕も、理解した」
「や、っぱり、慣れないことしても、駄目……だよね?」
息を整えるように呼吸をして
それから普通の調子で
「なら、いいよ?」
「こんなに頑張ったのに……こんなに傷つけたのに……君は要らないって言うんだ?」
「分かった。だったら、そんな君は、僕も要らない。きっと少し間違えてしまったんだよ、僕たちは。だから……来世ではお似合いの恋人同士になれるように生まれ直そうね?」
シャキンと刃物の音
「ただ、そうだね……ここで、最後のチャンスをあげる。死にたくなければ、僕のことを好きだっていってごらん? そうしたら、君の命を助けてあげる」
「1,2,3……」
待つようにカウントをして
それから少し間を開けて
「そっか、ありがと。好きだって、言ってくれるんだね?」
耳元で
「嘘つき」
刃物を突き立てる音
「さようなら……すぐに後を追うから、来世で待っててね?」
クレジット
ライター情報
ASMR、シチュボ台本を主に書いています。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
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