- 色仕掛け
- 耳かき
- インモラル
- 拘束
- ボクっ娘
- サイコパス
- サディスト
公開日2024年04月19日 01:26
更新日2024年04月21日 19:55
文字数
3516文字(約 11分44秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ドSな女勇者
視聴者役柄
真面目な若い魔王
場所
王城の一室
あらすじ
王城の一室、他国との外交で疲れた顔で帰ってきた女勇者を魔王が出迎える。
勇者の耳かきに敗北した魔王は、魅了魔法によって勇者に従うようになっていた。
しかし勇者は、魔王への魅了魔法が完全ではないことに気づいていた。
魔王に再び服従の魔法をかけた勇者は、魔王の魂の中にある多重障壁を見つけ出す。
勇者は多重障壁を解除して魂を完全に掌握するため、ふたたび耳かき責めによる攻略を始める。
勇者は魔王の多重障壁を解除するため、魔法により耳かきで障壁を解除した平行世界の自分を召喚。
二つの世界から二人の勇者で同時に耳かきを行う。
二人がかりで一つ目の障壁を解除した勇者は、今度は梵天耳かきをしながら時空を操り、魔王に障壁を解除された瞬間を何度も体験させる。
それにより魔王の障壁は次々に解除されてしまう。
最後の障壁が解除される前に、勇者は魔王に問う。
このまま負けるか、それとも時間を巻き戻して再び耳かきされるか。
魔王が答えると、勇者は満足し――。
勇者の耳かきに敗北した魔王は、魅了魔法によって勇者に従うようになっていた。
しかし勇者は、魔王への魅了魔法が完全ではないことに気づいていた。
魔王に再び服従の魔法をかけた勇者は、魔王の魂の中にある多重障壁を見つけ出す。
勇者は多重障壁を解除して魂を完全に掌握するため、ふたたび耳かき責めによる攻略を始める。
勇者は魔王の多重障壁を解除するため、魔法により耳かきで障壁を解除した平行世界の自分を召喚。
二つの世界から二人の勇者で同時に耳かきを行う。
二人がかりで一つ目の障壁を解除した勇者は、今度は梵天耳かきをしながら時空を操り、魔王に障壁を解除された瞬間を何度も体験させる。
それにより魔王の障壁は次々に解除されてしまう。
最後の障壁が解除される前に、勇者は魔王に問う。
このまま負けるか、それとも時間を巻き戻して再び耳かきされるか。
魔王が答えると、勇者は満足し――。
本編
(室内を歩いてくる音)
――つ、疲れたぁ……。
――魔王様、よくこんな会議を何時間もやって平気でいられるね……。
……ええ?侵略中は何時間でも軍議が続いてたって?
――はあ……。他国との交渉の会議、魔王様に同席してもらっておいて良かったよ。
ボクみたいなただの勇者に出来るのは冒険して悪い奴を倒したり魔法の研究するぐらいで、
こういう国の王様とか偉い人たちとの会議は苦手だよぉ……。
――魔王を魅了魔法で手に入れて王国に平和を取り戻したのはいいけど、その先までボクがやらないといけないなんて……。
(剣を取り出す音)
――この伝説の剣(つるぎ)も、魔王倒した後は使い道とかないし。
はあ……一緒に旅した仲間とも最近会えてないしなあ……。
(剣をしまう音)
……うん、そうだね。魔王様。
みんなを快楽で幸せな世界に連れていくって言い出したのはボクだもんね。
――……でも思ってたより全然地味だし大変だよぉー!
――ふう。それで、さっきの会議の文書見せてもらえるかな?途中から寝ちゃってて……。
……国を救った英雄が会議中に寝るのはいかがなものでしょうか?
仕方ないじゃん。昨日も遅くまで古代魔法の研究してたんだし。
(書類を渡す音)
……ありがと。ふむふむ。
……ねえ魔王様。
――そうしてボクの後ろに立ってるのは、ボクを殺すためかな?
――服従の魔法。
(静かな鎖の音)
――命令。その椅子に座れ。
――残念だったね?きっと今のが唯一のチャンスだったのに♪
――ふふ♪ボクも隣に座らせてもらうね。
(声片側から)
――おひさしぶりだね♪魅了されてない魔王様♪
……まさか気付かれるとは?
――いやー、最初は気付かなかったよ。
――ボクが魔王様にかけた魅了魔法が完全じゃなかったこと。
――魔王様が魂の一番深くの奥底では、まだボクに抗おうとしてたこと。
――さすがは魔王だよ。
(耳元で囁く)
――けれど、そんな悪ーい魔王には、勇者がお仕置きしないとね♪
――命令♪ 手足の力を抜いて。ボクを受け入れて。
――それじゃあ今日も……
――癒しと快楽の耳かき、始めちゃおっか♪
(片側耳かき始まる)
――魔王様ってほんとにお耳弱いよねー♪
かりかりかりかり♪
――あはは♪気持ち良さそうな顔♪
こうやって囁かれながら耳かきされるの、魔王様はとっても大好きだもんね。
――健気だよねえ、魔王様。
今も魔王様はボクのことが大好きで仕方なくって、
魅了魔法が弱くなるのはせいぜい一日に数秒だろうに、その瞬間を狙って大好きなボクを倒そうなんて。
――命令。魔法防御の秘密を教えろ。
……うーん、効かないか。
じゃあボクも頑張っちゃおうかな♪
――解析魔法。
(モニター的なものが開く音)
――わーお。こんなの見たことない。さすがは魔王の防御魔法。
――魂の最深部が何重もの障壁で護られてる。
――この力で君は今も頑張って魅了魔法に抗ってるわけだ。
……無駄?貴様には突破できない?
――はーい♪お耳の奥をぞりぞりぞりー♪
――そして敏感になったお耳に息を……。
(耳にふーっと息を吹きかける)
――……んー。確かにこの障壁、魔王様を気持ちよくしても全然突破できないね?
――じゃあここは、とっておきの魔法の出番かな。
――ボクもちょっと大変なんだけどね。
――破局の魔法、発動。
(ページが無数にめくれる音が聴こえ続ける)
――ふふ、魔王様も知らない魔法かな?
――大丈夫だよ、魔王様はただ癒されて気持ち良くなっていくだけだから。
耳かきに集中しようね♪
(ページのめくれる音がフェードアウトして消えていく)
(反対側からも耳かきの音が聴こえ始める)
(反対側からもう一人の勇者(勇者2)が耳かきしながら話し始める)
(勇者2)――あれれ、こっちに呼ばれちゃったか。
やあ、ボク。それに魔王様。こっちの魔王はまだまだ耐えてるみたいだね?
(勇者1)――そっちの魔王はもう終わったの?
(勇者2)まだ耐えてるけど、もう魔法障壁は残り数枚。とろっとろに蕩けた良い顔になってる。
こっちの魔王様もボクの耳かきでとろとろにしてあげないといけないね♪
(勇者1)魔王様、びっくりした?これが破局の魔法。
あらゆる確率を操作して、君の障壁が破られた世界のボクを連れてきたんだ。
(勇者2)そうそう。ボクがずっと研究してた、とっておきの古代魔法。
でも今はそんな話は置いといて。
魔王様は左右から挟まれて耳かきされるのにすごーく弱いから、
ボク達二人で、囁きながら耳かきして両耳を挟んであげるね♪
(左右で同時に別々の耳かきが始まる)
(勇者1)こしこし♪こしこし♪魔王様の弱ーいところを優しくかいてあげるね。
魔王様の、そのとろけながらも快楽に耐えようとする顔、ボク大好きなんだ。
誰かを喜ばせるのってこんなに楽しいだね。
(耳にふーっと息を吹きかける)
耳ふーも大好きだよね、魔王様。耳の中をこしこししながら、好きなだけ耳ふーしてあげるよ♪
(勇者2)くりくり♪くりくり♪魔王様の敏感なところをゆっくりかいてあげるね。
抵抗しちゃだめだよ、魔王様。ボクの理想の世界を作るためには、魔王様の力が必要なんだ。
(耳にふーっと息を吹きかける)
誰もがこんな快楽に癒されて安らぎを得られる世界。
くりくり♪くりくり♪魔王様にも好きなだけ味わわせてあげるよ♪
(両側から耳かき続く)
(両側から二人で同時に囁き)
――魔王様、心を開いてよ♪
(耳かき終わり)
(元の片側から囁く)
――あいちゃったね、一つ目の魔法障壁♪
これで一番外側の魔法障壁は、魂を守れる確率がゼロになっちゃった。
(囁きを止める)
――魔王様、蕩け切っちゃって話す余裕もなさそうだねー。
でも障壁はまだいくつも残ってるから、全部開けるのは骨が折れるなあ。
ほんとに強かったんだね、魔王様♪
(声が反対側に移動する)
――じゃあ今度はこっちに座って。
(両耳で梵天耳かき始まる)
――魔王様が大好きな両耳梵天で、心の壁をどんどん開いていっちゃおうか♪
――ふーわふーわ♪
――はーい♪ 頭も心もどんどんふわふわにしちゃいましょうねー。
……あれ、魔王様まだ喋れるんだ?
んー。こんな魔法は世界の理(ことわり)を外れてる、か。
――確かにそうかもしれないね。
――これは世界そのものを書き換えちゃう魔法だもんね。
――でもボクは勇者だから。ボクに出来る方法で世界を救いたいんだ。
世界の法則が乱れても、みんなが幸福になるならそれでいいんだよ。
誰もがとっても気持ちいい世界になるならね♪
――まずは魔王様に、この世界の気持ち良さを味わってもらおうかな♪
(反対側から囁き声)
――あいちゃったね、心の壁♪確率がゼロになっちゃった♪
ほら、あっけなく開いちゃった。今度は別世界のボクは呼んでないよ。
(同じ側から囁き声)
――あいちゃったね、心の壁♪確率がゼロになっちゃった♪
ふふ、何をしてると思う?
(反対側から囁き声)
――あいちゃったね、心の壁♪確率がゼロになっちゃった♪
これはね、破局の魔法で確率を操作して、さっきの魔法障壁が開いた時間をもう一度生み出してるんだ。
一回開けるのに成功したんだから、時間の流れをいじって何度でも同じ体験をさせちゃえばいいわけ。
(――あいちゃったね、心の壁♪) (――あいちゃったね、心の壁♪)
(――あいちゃったね、心の壁♪) (――あいちゃったね、心の壁♪)
(――あいちゃったね、心の壁♪) (――あいちゃったね、心の壁♪)
(後ろで左右から交互に囁き声が聴こえ続ける)
――障壁が剝がれるたび、びくびくしちゃって可愛いなー♪
ほら、また確率がゼロになっちゃった♪
何十枚も重なってた魂を守る障壁が、ボクに囁かれるたびにどんどんほぐれてとけていく。
――魔王様、本当はボクに敗北するのが好きなんだよね?
……ふふふ♪答えなくてもわかるよ。これまでいろんな人を快楽に堕としてきたんだから。
――魔王様はボクの耳かきに負けた時、敗北っていう初めての体験に密かな快感を覚えちゃった。
――だから君が望むなら、耳かきと一緒に何度でも敗北を味わわせてあげる♪
――とろとろ♪とろとろ♪
――障壁が剝がされるほど魅了魔法が染み渡って、
心の奥底の深ーいところが、何度も何度もボクに溶かされていく♪
(左右からの囁きと梵天耳かき続く)
――もうあと少しだよ、魔王様♪
その蕩け切った顔じゃもう聴こえないかな?
――そういえば、ボクがここまで必死に誰かを喜ばせたいと思うなんて君が初めてかも。
――これが誰かを好きになるってことなのかな。
(左右からの囁き声がフェードアウトして消えていく)
(梵天耳かきだけが続く)
――これで最後の一枚。
この障壁が解除されたら、君は今度こそ完全に魅了魔法にかかって、ボクが好きになってしまう。
――君に選ばせてあげるよ。
――このまま障壁を解除されるか。
――それとも、全ての時間を巻き戻して、初めからもう一度ボクに耳かきされるか。
次こそはボクに勝てるかもしれないもんね?
――ううん、違うか。
――時間を巻き戻せば、もう一度ボクに敗北できる。
――ボクは再びこの部屋に入ってきて、君はボクの耳かきと無数の敗北を、最初から味わうことができる。
――…………ねえ、どうする?
――魔王様。
(梵天耳かき止まる)
――やっぱり♪
――魔王様ならそうすると思った♪
――つ、疲れたぁ……。
――魔王様、よくこんな会議を何時間もやって平気でいられるね……。
……ええ?侵略中は何時間でも軍議が続いてたって?
――はあ……。他国との交渉の会議、魔王様に同席してもらっておいて良かったよ。
ボクみたいなただの勇者に出来るのは冒険して悪い奴を倒したり魔法の研究するぐらいで、
こういう国の王様とか偉い人たちとの会議は苦手だよぉ……。
――魔王を魅了魔法で手に入れて王国に平和を取り戻したのはいいけど、その先までボクがやらないといけないなんて……。
(剣を取り出す音)
――この伝説の剣(つるぎ)も、魔王倒した後は使い道とかないし。
はあ……一緒に旅した仲間とも最近会えてないしなあ……。
(剣をしまう音)
……うん、そうだね。魔王様。
みんなを快楽で幸せな世界に連れていくって言い出したのはボクだもんね。
――……でも思ってたより全然地味だし大変だよぉー!
――ふう。それで、さっきの会議の文書見せてもらえるかな?途中から寝ちゃってて……。
……国を救った英雄が会議中に寝るのはいかがなものでしょうか?
仕方ないじゃん。昨日も遅くまで古代魔法の研究してたんだし。
(書類を渡す音)
……ありがと。ふむふむ。
……ねえ魔王様。
――そうしてボクの後ろに立ってるのは、ボクを殺すためかな?
――服従の魔法。
(静かな鎖の音)
――命令。その椅子に座れ。
――残念だったね?きっと今のが唯一のチャンスだったのに♪
――ふふ♪ボクも隣に座らせてもらうね。
(声片側から)
――おひさしぶりだね♪魅了されてない魔王様♪
……まさか気付かれるとは?
――いやー、最初は気付かなかったよ。
――ボクが魔王様にかけた魅了魔法が完全じゃなかったこと。
――魔王様が魂の一番深くの奥底では、まだボクに抗おうとしてたこと。
――さすがは魔王だよ。
(耳元で囁く)
――けれど、そんな悪ーい魔王には、勇者がお仕置きしないとね♪
――命令♪ 手足の力を抜いて。ボクを受け入れて。
――それじゃあ今日も……
――癒しと快楽の耳かき、始めちゃおっか♪
(片側耳かき始まる)
――魔王様ってほんとにお耳弱いよねー♪
かりかりかりかり♪
――あはは♪気持ち良さそうな顔♪
こうやって囁かれながら耳かきされるの、魔王様はとっても大好きだもんね。
――健気だよねえ、魔王様。
今も魔王様はボクのことが大好きで仕方なくって、
魅了魔法が弱くなるのはせいぜい一日に数秒だろうに、その瞬間を狙って大好きなボクを倒そうなんて。
――命令。魔法防御の秘密を教えろ。
……うーん、効かないか。
じゃあボクも頑張っちゃおうかな♪
――解析魔法。
(モニター的なものが開く音)
――わーお。こんなの見たことない。さすがは魔王の防御魔法。
――魂の最深部が何重もの障壁で護られてる。
――この力で君は今も頑張って魅了魔法に抗ってるわけだ。
……無駄?貴様には突破できない?
――はーい♪お耳の奥をぞりぞりぞりー♪
――そして敏感になったお耳に息を……。
(耳にふーっと息を吹きかける)
――……んー。確かにこの障壁、魔王様を気持ちよくしても全然突破できないね?
――じゃあここは、とっておきの魔法の出番かな。
――ボクもちょっと大変なんだけどね。
――破局の魔法、発動。
(ページが無数にめくれる音が聴こえ続ける)
――ふふ、魔王様も知らない魔法かな?
――大丈夫だよ、魔王様はただ癒されて気持ち良くなっていくだけだから。
耳かきに集中しようね♪
(ページのめくれる音がフェードアウトして消えていく)
(反対側からも耳かきの音が聴こえ始める)
(反対側からもう一人の勇者(勇者2)が耳かきしながら話し始める)
(勇者2)――あれれ、こっちに呼ばれちゃったか。
やあ、ボク。それに魔王様。こっちの魔王はまだまだ耐えてるみたいだね?
(勇者1)――そっちの魔王はもう終わったの?
(勇者2)まだ耐えてるけど、もう魔法障壁は残り数枚。とろっとろに蕩けた良い顔になってる。
こっちの魔王様もボクの耳かきでとろとろにしてあげないといけないね♪
(勇者1)魔王様、びっくりした?これが破局の魔法。
あらゆる確率を操作して、君の障壁が破られた世界のボクを連れてきたんだ。
(勇者2)そうそう。ボクがずっと研究してた、とっておきの古代魔法。
でも今はそんな話は置いといて。
魔王様は左右から挟まれて耳かきされるのにすごーく弱いから、
ボク達二人で、囁きながら耳かきして両耳を挟んであげるね♪
(左右で同時に別々の耳かきが始まる)
(勇者1)こしこし♪こしこし♪魔王様の弱ーいところを優しくかいてあげるね。
魔王様の、そのとろけながらも快楽に耐えようとする顔、ボク大好きなんだ。
誰かを喜ばせるのってこんなに楽しいだね。
(耳にふーっと息を吹きかける)
耳ふーも大好きだよね、魔王様。耳の中をこしこししながら、好きなだけ耳ふーしてあげるよ♪
(勇者2)くりくり♪くりくり♪魔王様の敏感なところをゆっくりかいてあげるね。
抵抗しちゃだめだよ、魔王様。ボクの理想の世界を作るためには、魔王様の力が必要なんだ。
(耳にふーっと息を吹きかける)
誰もがこんな快楽に癒されて安らぎを得られる世界。
くりくり♪くりくり♪魔王様にも好きなだけ味わわせてあげるよ♪
(両側から耳かき続く)
(両側から二人で同時に囁き)
――魔王様、心を開いてよ♪
(耳かき終わり)
(元の片側から囁く)
――あいちゃったね、一つ目の魔法障壁♪
これで一番外側の魔法障壁は、魂を守れる確率がゼロになっちゃった。
(囁きを止める)
――魔王様、蕩け切っちゃって話す余裕もなさそうだねー。
でも障壁はまだいくつも残ってるから、全部開けるのは骨が折れるなあ。
ほんとに強かったんだね、魔王様♪
(声が反対側に移動する)
――じゃあ今度はこっちに座って。
(両耳で梵天耳かき始まる)
――魔王様が大好きな両耳梵天で、心の壁をどんどん開いていっちゃおうか♪
――ふーわふーわ♪
――はーい♪ 頭も心もどんどんふわふわにしちゃいましょうねー。
……あれ、魔王様まだ喋れるんだ?
んー。こんな魔法は世界の理(ことわり)を外れてる、か。
――確かにそうかもしれないね。
――これは世界そのものを書き換えちゃう魔法だもんね。
――でもボクは勇者だから。ボクに出来る方法で世界を救いたいんだ。
世界の法則が乱れても、みんなが幸福になるならそれでいいんだよ。
誰もがとっても気持ちいい世界になるならね♪
――まずは魔王様に、この世界の気持ち良さを味わってもらおうかな♪
(反対側から囁き声)
――あいちゃったね、心の壁♪確率がゼロになっちゃった♪
ほら、あっけなく開いちゃった。今度は別世界のボクは呼んでないよ。
(同じ側から囁き声)
――あいちゃったね、心の壁♪確率がゼロになっちゃった♪
ふふ、何をしてると思う?
(反対側から囁き声)
――あいちゃったね、心の壁♪確率がゼロになっちゃった♪
これはね、破局の魔法で確率を操作して、さっきの魔法障壁が開いた時間をもう一度生み出してるんだ。
一回開けるのに成功したんだから、時間の流れをいじって何度でも同じ体験をさせちゃえばいいわけ。
(――あいちゃったね、心の壁♪) (――あいちゃったね、心の壁♪)
(――あいちゃったね、心の壁♪) (――あいちゃったね、心の壁♪)
(――あいちゃったね、心の壁♪) (――あいちゃったね、心の壁♪)
(後ろで左右から交互に囁き声が聴こえ続ける)
――障壁が剝がれるたび、びくびくしちゃって可愛いなー♪
ほら、また確率がゼロになっちゃった♪
何十枚も重なってた魂を守る障壁が、ボクに囁かれるたびにどんどんほぐれてとけていく。
――魔王様、本当はボクに敗北するのが好きなんだよね?
……ふふふ♪答えなくてもわかるよ。これまでいろんな人を快楽に堕としてきたんだから。
――魔王様はボクの耳かきに負けた時、敗北っていう初めての体験に密かな快感を覚えちゃった。
――だから君が望むなら、耳かきと一緒に何度でも敗北を味わわせてあげる♪
――とろとろ♪とろとろ♪
――障壁が剝がされるほど魅了魔法が染み渡って、
心の奥底の深ーいところが、何度も何度もボクに溶かされていく♪
(左右からの囁きと梵天耳かき続く)
――もうあと少しだよ、魔王様♪
その蕩け切った顔じゃもう聴こえないかな?
――そういえば、ボクがここまで必死に誰かを喜ばせたいと思うなんて君が初めてかも。
――これが誰かを好きになるってことなのかな。
(左右からの囁き声がフェードアウトして消えていく)
(梵天耳かきだけが続く)
――これで最後の一枚。
この障壁が解除されたら、君は今度こそ完全に魅了魔法にかかって、ボクが好きになってしまう。
――君に選ばせてあげるよ。
――このまま障壁を解除されるか。
――それとも、全ての時間を巻き戻して、初めからもう一度ボクに耳かきされるか。
次こそはボクに勝てるかもしれないもんね?
――ううん、違うか。
――時間を巻き戻せば、もう一度ボクに敗北できる。
――ボクは再びこの部屋に入ってきて、君はボクの耳かきと無数の敗北を、最初から味わうことができる。
――…………ねえ、どうする?
――魔王様。
(梵天耳かき止まる)
――やっぱり♪
――魔王様ならそうすると思った♪
クレジット
ライター情報
ファンタジー系ASMRが好き。
耳かきしながらずっと話してるタイプの作品が好きなので、文章長くなりがちです。
pixivにも同じ内容で投稿しています。
耳かきしながらずっと話してるタイプの作品が好きなので、文章長くなりがちです。
pixivにも同じ内容で投稿しています。
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