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ここは深い森の奥。 精霊たちの住処。 精霊たちには属性があり、その属性が失われる時、精霊は消える。 ここにも、今にも消えそうな火の精霊がいた。 -
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よく聞く言葉 「自分がされて嫌なことを他人にするな。」 裏を返せば 「自分がされて嬉しいことを他人にしろ。」 となる。 嬉しいことを互いにし合える仲になれたら、それはとても良い関係なのではないだろうか。 ここにも、純粋な心で、他人に嬉しいことをしてあげようとする子がいた。 -
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この世界は、人の上に鬼がいる世界。 それらは、人を食べる性質上 「人喰い鬼」 と呼ばれていた。 人は人喰い鬼から逃れるために閉鎖空間を作り、その中で暮らしていた。 しかし、時間が経つにつれ、食糧問題が発生。 人同士が争う事態となっていった。 中には、争いが起きる前に人口を減らそうと、子供を外に捨てるものも現れ始めた。 そして。ここにも。 人に捨てられた子供が一人。 あてもなく森をさまよっていた。 -
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僕は不幸な人間だ。 彼女もいなければ、熱中できる趣味もない。 ただ仕事をして、毎日を生きているだけ。 最近は不運に不運が続いて、業績も上がらず、ますます不幸になるばかり。 僕ってなんでこうも不幸なんだ。 -
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今日は、やけに騒がしいな。 あそこにいるのは、幼女? でも、浮いてる(物理) なんかみんなから無視されて、ふてくされてないか? 何してんだろう。 あ。目が合っちゃった。 こっそり見てるの、バレたかも。 -
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年が明けて少したった頃。 神社に向かうと、以前出逢ったお狐様がいた。 なにやら、せかせかと動き回っている様子。 何があったのだろうか。 -
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いつものように高校に通い、いつものように部活をし、いつものようにバイトに行く。 そんないつもの日常が、今日、突然壊れる。 僕の事を呼ぶ声がする。 姿は見えない。 -
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この神社に人は滅多に来ない。 とても静かで、穏やかに時が流れる、そんな場所。 そんな静かな神社にも、神様はいる。 神様は、ちゃんと見守ってくれている。 この少年は、そんな神社にいた。 うとうとと、昼寝中な様子。