ほれ、人間よ。
触らせてやろう。
くれぐれも丁寧にな。

う〜ん
貴様、撫でるの下手くそだな。
もう下がって良いぞ。

さらばだ。

ん？なんだ。
まだ触り足りないとでも？
ﾊｧ
人間よ。
そんな身勝手をこっちに押し付けてくるでないわ。
余が望んだ時だけにしろ。
あくまで撫でさせてやっているという事を、ゆめゆめ忘れるでないぞ？

分かればよろしい。

ではな。


おい、貴様、今日はどうした？
なにやら落ち込んでいるようだが。

仕方あるまい。
ほれ、好きに撫でて良いぞ。
それで少しでも気が晴れるなら、そうすると良い。
貴様に落ち込んでいられると、余も困るからな。
別に、心配なわけでは無いぞ？
すべては余のためだ。
貴様のためなんかでは無い。断じて無い。

ふむ。今日の撫で方はいつもとは違うな。。
やはり、何かあったのだろう。
人間が世を生き抜くのも、なかなか難しいようだな。

しばらく、撫でられていてやるかな。





おい。
おい。寝るな。
飯を寄越せ。
貴様、いつまで寝る気だ。
おい！
余は腹が減ったんだ。
はよ起きんか！

お、起きたな。
飯はよ。
飯をくれ。

そうだ。それでいい。
分かってるじゃないか。

ん？
おお！
今日のは豪華だな。
ありがたくいただくぞ。

美味い！
これは、最高だ。
こんな美味いものを隠し持っていたとは。
こやつ、やりおるな。

今度、隠し場所を暴いてやるか。
まだあるかもしれん。

よし。そうと決まれば、こやつの行動をマークするか。

・台本（ゆるボイ！）
ネコとのひととき。
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・台本制作者
kaman_zora