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俺を控え室に呼んだダウナー美人アイドルの正体は昔助けたヤンデレ人魚だった。
written by ヒナタ
  • ファンタジー
  • 年上
  • 人外 / モンスター
  • ヤンデレ
  • アイドル
  • 人魚
  • ダウナー
  • 洗脳
公開日2024年07月23日 23:25 更新日2024年07月23日 23:25
文字数
1458文字(約 4分52秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
アイドル(元人魚)
視聴者役柄
アイドルオタク
場所
握手会場→控え室
あらすじ
俺が最近推しているアイドルは、ファンに対するその塩対応っぷりが有名なダウナー美人である。
そんな彼女の握手会のチケットを運良く勝ち取った俺は早速握手会に参加。
すると彼女は俺にだけ神対応をしてくれ、さらに控え室にも呼ばれて……?
本編
――ああ…そう……。よかったわね……。はい次…。

ふーん…だから何……?はい次…。

へー…そう……。無駄な努力ご苦労様……。はい次……っ!?

あ、貴方は……!ふふ…よくいらしてくれたわね……。どう……?憧れのアイドルの手を握った感触は……。手入れは欠かしていないから…すべすべで心地いいでしょう……?

ねぇ…私……貴方の事…一瞬だって忘れた事…なかったのよ……?もちろん…貴方のこの手の感触も覚えていた……ずっと変わらない…暖かな…この感触を……。

――時間……?あら…そう……。やはり…楽しい時間は…あっという間に過ぎてしまうものね……。

ふふ……ねぇ……?貴方…私の控え室の場所…分かる……?そう…そこよ……。そこで…待っていてくれないかしら……?握手会が終わったら…直ぐに会いに行くから……。

ふふ……ありがとう……。じゃあ…待っててね……?

『数十分後』

お待たせ……。あら…ふふ……寛いでくれていて…よかったのに……。やはり貴方は…変わっていないわね……。

さて……私が貴方をここに呼んだのは…少し…昔話をしたいなと思って……。聞いてくれるかしら……?ふふ…ありがとう……。

私はね…昔…人魚だったのよ……。ふふ……驚いたかしら……?目が…点のようになってるわよ……。

でもね……ずっと…海の中で歌い続けるのもなぁ……って思って……だから…里に伝わる禁呪を使って…人になったのよ……。

けど……その禁呪…副作用があって……私一度…完全に…言語能力を失ったのよね……。

これには…流石の私も困ったわ……。私達…人魚の存在意義を…消されてしまったようなものだったから……。禁呪だったのも…納得ね……。

でも…今だから言えるけれど…これは…私の生涯で1番の幸福だったとも言えるわ……。

なんでって……。貴方に会う…きっかけに…なったからよ……。

どうする事もできず…ただ街を彷徨っていた不審者同然の私に…貴方は声を掛けて…家にあげてくれた……。

「海外の人かな……?」なんて…的外れな事も言っていたけれど…少なくとも私は…貴方に…救われたのよ……。

それからは…貴方も知っての通り……。貴方は私に…「日本語」を…教えてくれた……。言語能力自体を失った私に……手探りで色々な方法を試しながら…少しずつ…されど確実に…私は「ことば」を取り戻す事ができた……。

それから暫くして…私は貴方の友人の…アイドル事務所に通うようになったわ……。私の容姿や声が優れているのは…人魚だった頃から知っていたし…アイドル活動を通じて…貴方に恩返しをしたいと思ったから……。

でも……ある時を境に…貴方は家に…帰ってこなくなった……。

ええ…知っているわ……。仕事の都合で引っ越すついでに…私に元の家を譲ったのよね……。

私は…貴方の優しさに嬉しくなると共に…とても悲しくなったわ……。もう…貴方に会えないんじゃないかって……。

でも……今日…こうして私と貴方は再会した……。ふふ……これはきっと…運命で決まっていた事なのね……!

だからこそ……私は…もう二度と…貴方を手離さない事を決めたわ……。

ふふ……もう…まともに思考もできなくなっちゃったみたいね……。

私達人魚の声には…他の生物の思考能力を…著しく低下させる効果があるのよ……。

私の話を真剣に聞いていてくれて…本当にありがとう……。おかげで…楽に貴方を…捕まえられる……。

――ぎゅっ……。ふふ……人間って…こういうのが…好きなんでしょ……?

それじゃあ……このまま貴方を…完全に…堕としちゃいましょうか……。ほら……私の声に…集中して……?

――貴方は今…広い海に一人…ぷかぷか…ぷかぷか…浮かんでいるわ……。

他のみんなはもう…海に潜っていっちゃったの……。だったら…追いかけないと…いけないわよね……?

さぶーん…ぶくぶく…ぶくぶく……。どんどん…どんどん……深く……深く潜っていく……。

ほら……海の底で……みんなが手を振っているのが見える……?あそこまで……深く…深く……潜らないといけないわよね……?

もっと……深く……深く……底の……底まで……ずぅっと…下まで……。

ふふ……底についたわね……。心地いいでしょう……?幸せでしょう……?覚めたく…ないでしょう……?

いいのよ……ずっと…ここにいて……。私も…それを…望んでいるから……。

ふふ……幸せに満ちた…悠久の時を……共に過ごしましょうね……?私だけの……貴方……。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
俺を控え室に呼んだダウナー美人アイドルの正体は昔助けたヤンデレ人魚だった。
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
ヒナタ
ライター情報
耳かき好きなただの一般人。台本はpixivにも並行して投稿中。
投稿した台本のミスはご愛嬌、ということでお願いします。
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