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悪の組織の女怪人がなんだかんだ言いながら触手耳かきしてくれる話
written by えむおーおー
  • からかい
  • 耳かき
  • 甘々
  • 友情
  • お姉さん
  • 人外 / モンスター
公開日2024年09月06日 20:20 更新日2024年09月06日 20:20
文字数
3519文字(約 11分44秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
悪の組織の女怪人(人間体→怪人)
視聴者役柄
ヒーローの能力者
場所
カフェテリア→見知らぬアパートの一室
あらすじ
ヒーローである主人公はカフェテリアで休日を楽しむ女怪人と遭遇する。
余裕ありげな女怪人は主人公に一時休戦を求め、自分の家(アパートの一室)に招待。
女怪人はそこで親睦の証にと、主人公に耳かきをさせてくれないかと提案する。
それを主人公は素直に受け入れるが、気に入らない怪人は手を触手に変えて触手で耳かきをすると言い始める。

それでも平気で耳かきを受ける主人公。
耳かきしながら怪人が理由を問うと、女怪人が人を殺していないからだと答える。
怪人はあなたのそういう感情に流されないところが気に入ってると言い、
組織の怪人たちがわざわざ人を殺すのが気に入らないと愚痴り始める。

片側の耳かきが終わると、平然としてる主人公をビビらせたくなり怪人の姿に変貌する。
それでもなお耳かきを受けるか?と聞くが、中身が一緒なら変わらないと主人公は変わらず受ける。
耳かきしながらも、怪人の姿を受け入れられたことに驚いている女怪人。
女怪人が本当は組織にいるのは嫌だが運命なので仕方ない、とつぶやくと
なら自分のところに来ればいいと主人公は答える。
怪人は驚愕しつつも、主人公と共に行くことを決める。
本編
(雑踏の音)
(グラスの氷をかき回す音)

ーーあら?ずいぶんと見慣れた顔。奇遇ですね。

……どうして私なんかが街中のカフェにって?もちろん休暇ですよ。この姿を見てわかりませんか?

毎日あなた方と戦うなんて疲れてしまいますから。

組織の他のメンバーはともかく、仕事の合間にはしっかりと休息を取るのが私のやり方なんです。

(氷をかき回す音)

ーー今日は一時休戦ということで、あなたも座ってくださいな。ヒーローさん♪

(椅子を引く音)

ーーへえ、素直に座ってくれるんですね。

なら、せっかくなので何か頼みませんか?…いらない?

んー、付き合いの悪い人ですね。でも、私はあなたのそういう所、気に入ってるんですよ。

……あら?嬉しくありませんか?

ーーこのあいだ私が毒を撒き散らして、そこらじゅうの人間を洗脳した事、根に持ってるんでしょうか?

――……フフ。結局あなたに私の力は効かなかったじゃないですか。

私もまだ次の遊びは思いついていませんし?

今日はせっかくこうして会えたんです。互いに一時休戦ということで、怪人と人間の親睦でも深めるのはいかがでしょう。

……何がしたい、ですか。言ったではありませんか。あなたのことが気に入ってるんですよ。

ーーそうですねえ…。では、これから私の家に来ませんか?ここから歩いてすぐなので。

ーーフフ、嫌なら断ってもいいんですよ?

……へえ、いいのですか。

わかりました。では、怪人の住処にご案内しましょうか。

(場面転換)


(ドアの開く音)

ーーさあ、入ってくださいな。

ーー怪人がワンルームに住んでるなんて意外ですか?

私は人間の文明というものを気に入ってるんですよ。

……え?元の住民?あれ、どうしてバレちゃいました?

…明かりのスイッチが壊れてる…ああ、力加減を間違えてしまいまして。

私には見えてるので気にしていませんでした。

ーーでも、いい部屋でしょう?

元の持ち主は「唐突に新しい生活がしたくなった」そうで、先月私にこの部屋をまるごとくれたのです。

彼女はそのまま笑顔で去っていきましたから、今どこで暮らしてるかは知りませんね。

ーー薄暗くてすみませんが、客人に突っ立ってもらってるのも失礼でしょうか。

とりあえずそのソファにおかけください。

(ソファに座る音)
(またソファに座る音)

……あら、横に座るのが不思議ですか?

仕方ないじゃありませんか。ソファは一つしかないのですから。

……そっちのテーブルの椅子に座る?いえいえ、ぜひこのままでお願いします。

この位置じゃないと私もやりたいことが出来ないのですよ。

ーーああ、何をするのか言ってませんでしたね。

ーー耳かき、ですよ。

仲のいい人間同士というのは耳かきをするものでしょう?

……あれ?そんなことはない?おかしいですね…。

ここの住民のPCには、人間同士が仲良さげに耳かきしている動画ばかり聴いてた形跡がありましたが…。

ーーまあとにかく、あなたに耳かきをして差し上げようと思うのですよ。

フフ、もし人間のあなたが、怪人の私に耳かきされても恐ろしくなければ、ですが。

……へえ……、構わないと。そうあっさり返されるとは意外でしたね。

でしたら、私の太ももに頭を乗せてください。

(頭を乗せる音)

(声片側から)

ーーんー、この部屋にあった耳かき棒で耳かきしようかと思っていましたが…、そうあっさり受け入れられると、なんだか癪ですね。

ーーこれで耳かきしてみますか。

(触手の音)

……フフ、さすがに驚いたでしょう。毒を放つ私の触手。これであなたの耳の汚れを取ってあげようじゃありませんか。


(触手が耳に入る音)

(片側耳かき始まる)

ーー洗脳のために耳に触手を入れたことはありますが、掃除のためというのは初めてですね。

ーーあなたはどんな気分ですか?普段敵対している相手の、引きちぎった事もある触手に、こうして仲良く耳かきされているというのは。

再生するとはいえ、触手を失うのは結構痛いのですよ?特にこのように繊細な動きをする手先の触手などは。

親睦のためとは言いましたが、少し間違えれば触手の先端から毒がこぼれてしまうかもしれません。

いくら普段は私の毒が効かないあなたでも、もし生身のまま、この耳から直接毒を入れられれば、簡単に洗脳したり、殺せてしまうかも知れませんね。

ーーあれだけ組織が苦戦してるヒーローがこんなところで死んでしまう。

フフ、試してみる価値はありそうですよ?


……なぜ、そんなに平然としてるのですか?

この状況でも私に負けるはずがないという余裕でしょうか?

……違う?どういうことでしょう?

……私が人を殺してるのを見たことがない、と。

ーーへえ、よく見ていますね。まあ、あなたの一時の感情に流されない、そういうところが私も気に入ってるのですが。

ーー確かに人を殺したことはありませんよ。

だって下らないじゃありませんか。いくら怪人が人間より上の生命体とはいえ、下の生命をわざわざ殺すだなんて。

毒を振り撒いて感情を支配し、人間の恐怖や喜びを己の好きなように見る。それだけで楽しいではありませんか。

……悪趣味?フフ、それは自分でも理解しています。けれど趣味でやるだけで十分でしょう?

本気で殺し合いなんて、怪人と呼ばれる我々も、あなた方人間も、双方何も得ることがありませんよ。

――……あなたのせいで、真面目な話をしすぎてしまったではありませんか。

ーーほら、触手による耳かきを存分に味わってください。

耳が敏感なのですか?真面目ぶってても時折表情がとろけていますよ。

こうして他人を弄ぶのが、私は一番楽しいのです。

(片側触手耳かき続く)

(片側耳かき終わり)


ーーどうでしたか?怪人の触手に耳かきされる感触は。

ずいぶんと気持ち良さそうなお顔でしたねえ。

当然、このまま反対側もやりますよ?そちらの掃除はまだ終わってませんので。

ですから反対側を向いてください。

(寝返りを打つ音)

(声反対側から)

ーーんー……、そう素直に言った通りにされると、なんだか面白くありませんね。

敵対する怪人に耳かきされて、あなたが途中で怖がって逃げ出していく姿を期待していたのに。

ーーでは、これでも私に耳かきされたいと思いますか?

(触手が蠢く音)

(声に一瞬エコーがかかる)
……そうですよ。人間などではない、私の本当の姿です。

望めば人を簡単に死に至らしめる、怪人と呼ばれるもの。

あなたはその上に、無防備に寝転がっているのですよ。

……え?

……中身が同じなら、怖くない?

ーーへえ…………、そうですか。

ではいつまでそう言っていられるのか、試してみましょうか。

(反対側の耳に触手が入る音)

(反対側触手耳かき始まる)

ーーこの姿だとやはり、昂ってしまいますね。逃げ惑う人間。彼らの感情が己の手にある、その楽しみをどうしても思い出してしまいます。

ーーあなたもこの姿に恐怖して……いない、ですね。

……何回か見てる?薄暗くて見づらい?ああ、そうですか…。

ーーですが、あなたのその余裕そうな表情を崩す方法はもうわかっているのですよ。

ほら、ほら。触手の耳かきが、どうやらあなたはお気に入りのようですね。

なんのことはない。耳かきが気持ちいいから受け入れているだけ。

でしたらもっとして差し上げましょう。

ーーほら、顔がとろりととけてしまった。

こうしてあなたの隠せない喜びを見るのも、なかなか楽しいものです。

(触手耳かき続く)

ーー……ふう。ずっとこうして楽しんでいられればいいのですが、そうは行かないのが運命というものですね。

仲間…いえ、組織に言われてしまいましたよ。次に人間と戦うときは殺せ、と。

この身に生まれたことを呪うしかありませんね。人間には恐怖して受け入れられず、かと言って組織にひとり反逆して生き残るほどの力もない。

ただ惑わせるだけの生命体である私を。

……何を真面目な顔で見ているのですか。人間ならば人間らしく、触手の耳かきの喜びに翻弄されていればいいのです。

耳かきは止めてあげませんよ。

……は?

……自分のところに来ればいい?

ーー私を受け入れるというのですか。

あなたが良くても、他の人間が私の所業をどう思うか…。

……なんとかする、ですか。

……なるほど。だからあなたは人間たちに信頼されてるのですね……。

ーーですがその余裕の表情が気に入らないので、触手で崩して差し上げます。

(触手耳かき続く)

(触手耳かき終わり)


ーー終わりましたよ。すっかり情けない顔を晒して♪

もう怪人の姿でいる意味はありませんね。

(触手が蠢く音)

フフ、やはりあなたは耳かきに弱いのですね。いい弱点を知りました。

その惚けた顔、人間を喜ばせるのも楽しいものとわかりましたよ。さっきの話、乗ってあげましょう。

(起き上がる音)

(声正面から)

……あなたの連絡先、ですか。用意ができたらここに連絡すればいいと。

フフフ、何を言ってるのですか。善は急げが、人間の言葉でしょう?

さあ、私を連れて行ってください。あなたのところへ。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
悪の組織の女怪人がなんだかんだ言いながら触手耳かきしてくれる話
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
えむおーおー
ライター情報
ファンタジー系ASMRが好き。
耳かきしながらずっと話してるタイプの作品が好きなので、文章長くなりがちです。
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