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才色兼備な学園のボクっ娘王子様は唯一のライバルである俺を逃がさない。
written by ヒナタ
  • 告白
  • 別れ話
  • 学校/学園
  • 学生
  • ボクっ娘
  • ヤンデレ
公開日2024年12月18日 00:47 更新日2024年12月18日 00:47
文字数
1701文字(約 5分41秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
学園の王子様
視聴者役柄
王子様のライバル
場所
学園
あらすじ
俺は頭の良さだけが取り柄の、学園に通う一般男子生徒。
俺の通う学園には“王子様”と呼ばれている才色兼備の女子生徒が居て、俺はそいつとライバル関係にあった。
だが俺が勝てたことは一度もなく、彼女の親衛隊にも色々と嫌がらせを受けていたのもあり、俺は彼女のライバルの座を降りる事にした。
しかし、彼女に俺の事を諦める気は更々ないようで……?
本編
【学園/ざわざわ】

ボクの順位は、っと――

――ふふん、やっぱりボクは天才だ!今回も見事、学年一位!ああ親衛隊の諸君、そんなに騒がない!ボクを褒め称えるのは大いに結構だが、人に迷惑をかけるのはボクの顔に泥を塗るようなものだって事を忘れないようにね!

あっ、ボクのライバルじゃないか!ごめんね、ボクの親衛隊が煩くしちゃって……。

キミの順位はどうだい?……おお、学年二位!流石はボクのライバル、凄いじゃないか!

ん?何を言うかと思えば……まったく、謙遜する必要なんてないさ。なんたって、君はボクのライバルなんだからな!むしろ誇るべきだよ!

――どうしたんだい?いつもより元気がないようだけど……。悩み事があるなら、このボクが聞いてあげようじゃないか!

むぅ、つれないなぁ……ボクのライバルが心を痛めているというのは、ボクとしても無視できる事ではないのだけれど……まぁ、キミがそういうのなら良いだろう。でも、困ったらいつでも言うんだぞ?

なんたってキミは、ボクのライバルなんだからな!

【数日後/足音】

――まさか、放課後にボクを呼び出すなんて……しかも場所は校舎裏。

もしやこれは……告白、というやつなのかな?

いい、いいんだ、皆まで言わなくて良い……そうか、キミが悩んでいたのはこの事だったんだね。分かるさ、なんたってキミはボクのライバルなんだからね!

いいや、ここはボクに、先に告白させてくれ。

その、実はね……君が、ずっとボクのライバルでいてくれたこと……ボクは、本当に嬉しかったんだ。完璧ではあるが孤高なボクの、唯一のライバルにして、初めてボクの心を動かした人……それがキミだ。だから、ボクはキミの事が――

――こ、告白じゃないのかい!?

もうっ、それならボクがただ恥をかいただけじゃないか……!だったら、一体どんな用で呼び出し――

――ライバルの座を、降りたい……?

……っ、ま、待ってくれ、それって……どういう意味だい?

キミがボクに相応しくない……?っそんなの、ボクが決めることじゃないか!

――ボクとキミが月と鼈だと言うなら、ボクは月の光で君を照らす!天と地ほどの差だって言うなら、天の風を地に吹かせて、一緒に進もうじゃないか!

……だから頼むよ、ボクを……ボクを、置いて行かないでくれ……!

【足音】

あ、あぁ……ボクは、ボクはどうすれば……。

――あ、キミは……親衛隊の子、だよね……?だ、大丈夫さ、ボクはどうって事――

――キミ、今、なんて言った?

【次の日/校舎前/ざわざわ】

――おはよう、みんな。

今日は……キミたちに、どうしても言わなければならないことがあるんだ。

【一呼吸おいて】

ボクはこれまで、学園の“王子様”として過ごしていた。そしてボクの親衛隊は、そんなボクを支え、共に歩んでくれる存在だ……いや、そのはず、だった。

――ボクの親衛隊の一人が、ある生徒に……“王子様に関わるな”と、悪質な嫌がらせをしていたと……本人から、聞いた。

【ざわざわ】

――これは、決して許されて良いことではない!だから……親衛隊は、今日限りで解散とする!

そして、親衛隊の子の責任はボクにもある……だからボクは、学園の“王子様”を辞める!

――悲しむ気持ちは分かる……でも大丈夫。ボクは、ただの一人の生徒だったとしても輝けるさ!

だって……これからは、ボクの元・ライバルが、恋人としてボクを支えてくれるのだから!

【彼女が側に駆け寄ってくる/甘えるフリをしながらこっそり耳元で囁く】

――これで、対等になっただろう?ボクは“元・学園の王子様”……キミは、“元・王子様のライバル”。そして今は、お互いただの一人の生徒なのだから。

ああ、そんな顔をしないで……ボクとしても、ずっと思っていたんだよ。キミと本当の意味で対等になりたかった、って……だから、ボクとしても、これで肩の荷が下りたんだ。だから、キミが罪悪感を感じる必要なんてないのさ。

ふふっ……こんなに大勢の人の前で宣言したんだ……逃げられるだなんて、思わないでね?

それにさ……ねぇ、気づいていたかい?キミはさ、ボクに相応しくないなんて言っていたけれど……ボクは、ずっとキミを追いかけていたんだよ?

キミがいるから、ボクはボクでいられた……“王子様”としてのボクで、いる事ができたんだ。

そんなボクを、また一人にするだなんて……そんな酷い事、キミに出来るのかい?

ふふっ……決まり、だね。

それじゃあ、これからもよろしくね?ボクの、ボクだけのライバル……いや、彼氏くん♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
才色兼備な学園のボクっ娘王子様は唯一のライバルである俺を逃がさない。
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
ヒナタ
ライター情報
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