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弟を管理したい姉
written by kaman_zora
  • ヤンデレ
  • 拘束
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
2632文字(約 8分47秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
家庭の事情で、姉弟で過ごすようになって何年経っただろうか。
家にはいつもお姉ちゃんと僕だけ。
単身赴任しているお父さんからは、一応生活費が振り込まれるが、それだけ。

お姉ちゃんは学校をやめて、家事をやってくれるようになっていた。
僕のことを誰よりも心配してくれる、とっても優しい、自慢の姉だ。

ちょっと心配しすぎな気もするけど。。
本編
起きて。

ねえってば。

ほら起きて。弟くん。


あ。おはよう。弟くん。
早く朝ごはん食べないと、学校に遅れちゃうよ?

今日は卵焼きを作ってみたの。
おいしく出来たから、食べようね。

ほら。
冷めないうちに食べよ?

いただきます。

あむっ
うん、おいしい。
弟くんはどう?

そう。おいしいのね。
よかった。
お姉ちゃんがちゃんと栄養価を管理してるから。
残さず食べてね。


あ。それと。
はい。
今日のお弁当。

いつも言ってるけど、お弁当以外の物は絶対に食べちゃダメだよ?
弟くんが健康じゃなくなっちゃうんだから。

そう。
分かってるならいいの。
お弁当も、残さず食べてね。


はい、お粗末さまでした。

あ。お皿は今日はそのままでいいよ?
時間ないんでしょう?

早く着替えてらっしゃい。
お姉ちゃんが片付けておくから。


行ってらっしゃい。





おかえり。
弟くん。

いつもより6分遅かったね。
何かあったの?

。。え。
お友達と、コンビニに寄った...?

まさか。
そこで何か買って食べたんじゃないよね!?

。。。

ウソ。。
そんな。
スナック菓子、食べたの。。?


どうして!!?

どうしてそんなことしたの!!

弟くんが不健康になっちゃうんだよ!?
私の大切な弟くんが!

どうしてそんなことができるの!
弟くん、おかしいよ!


。。こっちに来なさい。

早く来るの!

そこにかがみなさい。
口を開けて。

開けろ!

そう。
それでいいの。

動かないでね。

(ズボッ)
(嘔吐)

うん。
上手に吐けたね。
(安堵)

ごめんね。
でも、弟くんの健康のためだから。
許してね。


よし!
それじゃ。
晩ごはんにしよっか。

多分お昼の分も少し吐いちゃったから、バランスを考えて、料理を増やさなきゃね。

先にお風呂入っちゃって?



。。ハァ

困ったものね。
弟くんのお友達。

そろそろ、処理しなきゃいけないかな 。

私の弟くんを穢すお友達なんて。
弟くんのお友達に相応しくないもんね。

消しちゃって、いいよね。

うん。そうしよう!
弟くんのためだもの。
弟くんが元気に育つためだもの。
悪い虫は、二度と近づかないようにしてあげなきゃ。

うーん。
なるべく早い方がいいよね。
今日の夜かな。

あ。でも。確実にやるなら、情報を集める時間がいるし。
明後日かな。

明日は、弟くんに、早く帰ってくるように強く言っておけば大丈夫かな。
最悪、また絡まれたとしても、今日みたいにトイレに吐いてもらえばいいけど。
できるだけ、そんな事態は避けたいもんね。

よし。
じゃあ晩ごはん作ろっと。




あ。おかえり。
さっぱりした?

よかった。

あ。晩ごはんできたよ。
食べよっか。

いただきます。


どう?
美味しい?

そっか。
おいしいのね。
よかった。


ん?
なぁに?
弟くん。


。。え。

お姉ちゃんが怖い?

何言ってるの?
何も怖いことなんてないよ?

お姉ちゃんは弟くんを愛してるもの。
どこも怖いことなんてないじゃない。


。。へぇ。
さっきの独り言、聞いちゃったんだ。

ふふふっ

そうなのね。

それで?

どうしたいの?

私を止める?

それとも、今後二度とあのお友達とは付き合わない?


。。へぇ。
私を止めたいのね。

それならこんな回りくどいことしないで、不意をついて私を気絶させて、拘束すれば良かったのに。
弟くんは甘いね。

どうして直接私に伝えようなんて思ったの?


あぁ。
なるほど。
言葉でどうにかなる、なんて思ってるのね。

弟くん。
本当に甘いね。

私、弟くんのためなら何でもするのよ?
弟くんのためにならないものは排除して。
弟くんのためになるものだけにするの。

これまでずっとそうしてきたし。
これからもずっとそうするの。

弟くんのために、
食べ物を管理して。
人間関係を管理して。
生活リズムを管理して。

そうやって。
弟くんを護って。
弟くんを愛していくの。

私はそのためにいるんだもの。


でも。
私も甘かったね。
もっと徹底して管理しておくべきだった。

弟くんの自由を奪ってしまうかな、って思って、今までそうしてこなかったけれど。

もういいよね。

私が、弟くんの全部、管理してあげるね。

ほら。こっちに来て。
お姉ちゃんのお部屋に行きましょう?
これからは、そこで暮らすの。

ほら!早く!!

...ハァ
逃げるのね。

なんで逃げるのかなぁ。

お姉ちゃんに管理されていれば、弟くんは、安全に、健康に暮らせるのに。
弟くんのためなら、何でもしてあげるのに。
どうして逃げるのかなぁ?

お姉ちゃんに教えてよ。
なんで?
弟くんは自分を大切にしてないの?

あ。そっか。
自己肯定感が低いのかな?
大丈夫だよ。弟くん。
弟くんはとっても優しくていい子なんだから。
お姉ちゃん、ちゃんと知ってるから。
ね?
だから大丈夫だよ?
安心して?

安心して、お姉ちゃんに管理されて?
お姉ちゃんに愛されて?

ねぇ。
早くこっちに来てよ。
ねぇねぇ。
弟くん。
怖くないよ?
ほら。
来て?


早くしろよ。

早く来いって言ってるの!

来ない理由がないでしょう!?

こっちに来い!


弟くん。
さっきから何してるの。

それ。
フォークよね。

なんでこっちに向けてるのかな?

お姉ちゃんにそんな危ないもの向けないでよ。
弟くんは優しい子でしょう?

そんなものを人に向ける悪い子じゃないよね?


...ハァ

またなのね。
またお友達のせいか。
弟くんはそんな悪い子じゃなかったのに。
アイツのせいでそんな子になっちゃったのね。

大丈夫。
私が必ず更生させるから。
アイツを消して。
優しい弟くんに戻してあげるからね。

だから。
ほら。
こっちに来るの。

フォークを捨てて。
こっちに来て?


。。。

困ったものね。
まったく。
ここまで毒されていたなんて。
お姉ちゃん知らなかったなぁ。

できれば手荒なマネはしたくなかったのにね。

今、そっちに行くね。。


ほら。
かかってこないの?

そのフォークで、私を攻撃するんでしょう?

逃げるんでしょう?

弟くん。
やっぱり甘いね。
(ビリビリ)

こんなに接近されちゃうなんてね。

(ドサッ)






おはよう。弟くん。

早く朝ごはん食べないとダメだよ?

今日は鮭を焼いたの。

ほら。
冷めないうちに食べようね。

いただきます。

あむっ
うん、おいしい。

はい、あーん。

どうかな?

そう。おいしいのね。
よかった。
全部食べさせてあげるから、残さず食べてね。


え?
拘束をやめてほしい?

ごめんね。
ちょっとの辛抱だから。
許してね。

弟くんのためだから。
ね?


え?
学校?

大丈夫。
勉強なら私が教えてあげるから。
安心して。

運動は、拘束されたままだと大変かもしれないけど、ちゃんとお姉ちゃんが手伝ってあげるから。
安心してね。

お友達は、必要ないから。
消したよ。

弟くんが健やかに成長できるように。
優しい子のまま育ってくれるように。
お姉ちゃんがちゃんと管理してあげるからね。

これからは、二人だけで、過ごしていこうね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
弟を管理したい姉
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
kaman_zora
ライター情報
 完全に趣味でシチュボ台本を書いてます。

 メンヘラ、ヤンデレ、励まし、謎シチュなどなど、いろいろ書いてます。

 R18Gはたまに書きますが、
 恐らく、百合、BL、女性向け、R18は、ほとんど書きません。難しい!

 ぜひ自由に改変していただき、ガンガン使ってください!

 よろしくお願いしますm(_ _)m
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