サンタさんのフリー台本になります！

◆部屋の窓がガラガラッと開く。

「メリークリスマス！サンタロボが来たぞー！……え？イメージと違う……？サンタさんはこんな美人お姉ちゃんじゃなくて髭を生やしたおじいちゃん……？もしかして博士の事？博士なら今年は腰をやったから、代わりにこの私、サンタロボがやって来たのだ！えへへ、どう？ドキドキしちゃうでしょ？」

◆ドキドキする少年。

「あー、ドキドキしてるね！私は博士好みに造られた超美少女サンタロボだからね！当然だよね！そんなドキドキしてるかわいい君に、私からひとつプレゼント！」

◆ガチャリ、と自分のお腹ハッチを開くサンタロボ。ガチャガチャゴソゴソとお腹の中のプレゼントを探すサンタロボ。

「はい！クマのぬいぐるみ！かわいいでしょ？他にも……はい！爆転コマ！それにカードゲームにスーパー超合金ロボに最新ゲーム機！私のお腹は四次元お腹になってて色々なモノを収納したり取り出したり出来るんだ！さてさて少年はこのプレゼントの中から何を選ぶかな？」

◆少年はどれにも興味を示さず、サンタロボの顔を指指す。

「……えっ？私？……私の事が、好きになっちゃった！？えぇー！？さ、流石に私はプレゼント出来ないよー……。私量産型じゃないし……あ、そうだ。ならさ、私が君の事をぎゅーっと抱き締めてあげる！それならいいプレゼントでしょ？」

◆少年は納得する。

「よしよし！それじゃあ……ぎゅー……」

◆少年を抱き締めるサンタロボ。

「どう？柔らかくて温かい……ふっふっふー……当然！私は高性能サンタロボだからね！さらにさらに……」

◆少年の耳に口を近づけて……優しく息を吹き掛ける。

「えへへ、息吹き掛けられてびっくりした？これは特別サービスだよ。……よし、おしまい」

◆少年は残念そうな表情をする。

「あぁっ、そんな顔しないで。来年また君の元に来てあげるから。もちろん良い子にしてればだけどね。サンタロボお姉ちゃんとの約束、守れるかな？……よしよし、じゃあまた来年来てあげるね！バイバイ！少年！」

◆サンタロボが窓をガラガラッと開けるとそこから立ち去っていった。


おしまい

・台本（ゆるボイ！）
サンタさんはロボット！(ASMR・フリー台本)
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・台本制作者
SSAA