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清楚なメイドロボのはずが不真面目お姉ちゃんロボが完成しちゃいました(台本1人~2人向け)
written by SSAA
  • 甘々
  • おねショタ
  • お姉さん
  • アンドロイド
  • 添い寝
  • メイド
公開日2021年07月22日 13:00 更新日2023年07月03日 23:07
文字数
2115文字(約 7分3秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
お姉ちゃんなロボット
視聴者役柄
発明好きの少年
場所
少年の家(研究室)
あらすじ
◆あらすじ:寂しさをなくす為に少年は清楚なメイドロボを造ったが、いざ起動させた時に起きた落雷により不真面目な性格になってしまった!


◆お姉ちゃんロボ(喋る側):清楚なメイドロボのつもりで設計、開発したが落雷のショックにより不真面目なお姉ちゃんロボになってしまった。
◆ナレーション(喋る側その2):聞き側に対して状況説明をしてくれる役。
◆少年(聞き側):寂しさを癒す為、メイドロボを作ったのだが……。天才少年。

台本内容は1人~2人向けになります(メイドロボ役とナレーション役)。

「」内に囲まれている台詞がボイス部分。
()内に囲まれている文章が説明文。
〈〉内に囲まれている文章はナレーションになります。
本編
(外から雷の鳴る音、室内で機械類の操作音)

ナレーション:〈激しい嵐による雨音や雷の鳴るある日……天才と呼ばれる少年が住む家の地下の研究室で、少年が長い歳月を掛けて造り上げた1体のロボットが完成していた。あらゆるコンピューターから伸びたケーブルで接続されたメイド姿の女性……メイドロボが台の上に横たわっている。メイドロボの開発者であろう少年は、コンピューターを操作してメイドロボの起動を開始させた〉

(コンピューターを操作、スイッチを押す音)
メイドロボ:「起動開始。ボディ正常。AIシステム正常。本機は起動開始いたします。しばらくお待ちください」(淡々としたシステムボイスのような機械的な声を発するメイドロボ)


ナレーション:〈メイドロボが起動を始めたその瞬間、大きな雷が鳴り響く。その影響によりコンピューターが狂い、ケーブルで繋げられていたメイドロボにも影響が及んでいた〉


メイドロボ:「エラー発生エラー発生。……落雷の影響による、ボディへの過電流を確認、エラーを確認……落雷による機体の破損は無しと認識。引き続き起動を継続いたします……AIシステム起動完了。疑似人格プログラムの活動を開始いたします」(機械的な声は変わらず、メイドロボは引き続き起動を行う)

ナレーション:〈メイドロボがついに起動した。少年はメイドロボの第一声をドキドキしながら待つ。そして、起き上がったメイドロボは言葉を発した〉

メイドロボ:「ん……ふぁあ……おはよーございまーす」(先ほどの機械的な声が嘘のように、気の抜けるような声と共に、メイドロボが起動して起き上がる)


メイドロボ:「んーと、データベース確認と状況確認っと……。私は……メイドロボット?そして君が……へぇ。君が私を造った感じかな?……あれあれ?どうしたのかな?君、なんかぼーぜんって感じのような顔してるよ?」


ナレーション:〈開発者の少年は起動させたメイドロボの様子を見て困惑。そしてそのぼーぜんとしている理由を口にする〉


メイドロボ:「ふーん、清楚なお姉ちゃんメイドロボを造ろうとしたけど、なんかイメージや性格が思っていたのと違う?本当はもっとおしとやかな性格のメイドロボのつもりだった?……まぁ、気にしない気にしない。たまには失敗もあるよ」


ナレーション:〈失敗にため息をつく少年。それを見たメイドロボは少年の頭を優しく撫でてあげる〉


メイドロボ:「ほらほら落ち込まない。元気だして!……えーと、君を何て呼んだらいいかな?開発者さん?マスター?ご主人様?お父さん?お母さん?坊っちゃん?殿?ぼくちゃん?……あ、メイドロボ博士とかどうかな!……ご主人様って呼んでほしい?……うん分かった!呼び名データを更新して……」
(メイドロボから電子的な音が鳴る)

メイドロボ:「はい、データ更新したよ。これからお姉ちゃんがいっぱいお世話してあげるね。よろしく、ご主人様!」


ナレーション:〈こうして、落雷によって想定外の性格になったメイドロボと開発者の少年の生活が始まった〉

メイドロボ:「さてと……面倒なお掃除はこんな感じでいいかな?今日もバッテリーいっぱい消耗しちゃったなぁ……。あ、もうこんな時間だ。そろそろご主人様を迎える準備しなくちゃ」


(ピンポーン、と玄関からチャイムが鳴るとメイドは玄関のドアを開けて少年を出迎えた)
メイドロボ:「ご主人様ぁ。おかえりー。今日もいっぱいお疲れ様~。ん?今日はいっぱい頑張ったのかな?よしよし、いい子いい子。いっぱい疲れたね~頑張ったね~。じゃあ、今日は私がご主人様をいっぱい癒してあげるね~」


(メイドロボは、ご主人をぎゅっと抱きしめてあげる)
メイドロボ:「ぎゅ~。どう?私にぎゅっと抱きしめられて気持ちいいかな?……温かい?うんうん、それなら良かった!ご主人様は寂しく無いように、癒される為に私を造ったんでしょ?私の電子頭脳のデータベース内に情報があったんだ。独りでずっと寂しかったんだよね?大丈夫、今はお姉ちゃんメイドロボの私がいるから。だーかーらー……お姉ちゃんメイドロボットな私にもっと甘えちゃえ~」


ナレーション:〈ありがとう。と呟く少年〉


メイドロボ:「ん?お礼?……ありがと!お礼を言われると私も嬉しいよ。ご主人様の幸せが、私の幸せなんだからいっぱい癒されてよね!そういえば、この後は何したいかな?一緒に動画見る?一緒にお風呂入る?それとも、一緒にご飯食べる?……全部?ご主人様は欲張りだねぇ……。うん!全部、私が一緒にしてあげる!その後は添い寝してあげるから!楽しみにしててね!」


ナレーション:〈その後、色々とふたりで癒して癒されて……あっという間に寝る時間になってしまった〉


「さぁご主人様、おやすみなさいの時間だよ。……あらあら、私に抱きついて寝ちゃって……子供みたいだね」
(まるで自分の子供や弟を見るような、優しい声で)


メイドロボ:「ご主人様は大丈夫。私みたいなメイドロボを造れたんだから、もっと自信を持っていいんだよ。君は凄いんだから。……もし頑張りたくない時があって甘えたい時は私に甘えていいんだから、君は大丈夫だよ。だから私は君をずっと応援しているね。私を造ってくれて、ありがと……好きだよ……」


ナレーション:〈自分を造った少年の姿を見つめながら……メイドロボの彼女は穏やかに目を閉じた〉

メイドロボ:「おやすみ、ご主人様……スリープモードに移行っと……また明日、会おうね……」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
清楚なメイドロボのはずが不真面目お姉ちゃんロボが完成しちゃいました(台本1人~2人向け)
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
SSAA
ライター情報
えすえすえーえー
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