男の子AI(喋る側):かわいい男の子型AI。試作型。女の子と見間違われるぐらいかわいい外見をしている。実は世界初の男性型AI。


マスター(聞き側):スマホの持ち主。性別は決めておりません。

「インストール開始……インストール完了まで……3、2、1、0……インストール完了。アプリ、MNB03(えむえぬびーぜろすりー)、起動開始……」

(突然スマホに謎のアプリがインストールされる)

「んー、おはようございます。僕、MNB03(えむえぬびーぜろすりー)型のAIアプリです。よろしくお願いいたします、マスターさん」

(マスターは突然スマホからの礼儀正しい声に驚く)

「驚いているみたいですね。安心してください。僕は怪しいアプリじゃありません。今、全世界に流通している僕のお姉ちゃん達……つまりスマホAIアプリシリーズの、僕はその試作型なんです。今回厳密な抽選の結果、あなたのもとにやってきました。僕の目的はマスターさん、あなたの役に立つ事。それと今後、僕の妹や弟達を開発するのに必要なデータを集める事です。これからよろしくお願いしますね、マスターさん！」

(マスターは事情を聞くと納得し、よろしくと返事を返した)

「それじゃあマスターさん、僕になんでも言ってください！ネット検索に電子機器の扱いやスケジュール作成、他にも僕を使ったゲーム遊びとかも可能ですよ！……僕を使った遊びが気になる……ですか？はい！わかりましたマスターさん！それじゃあ、ゲームモードに移行しますね！」

(画面が切り替わる)

「ゲームモードに移行……はい！ゲームモードに切り変わりました！それじゃあ、マスターさん。僕をカッコ良くコーディネートしてください！画面を操作して、服のアイコンを画面中央の僕に当てると、僕の服が変わります！」

(マスターは指示に従い、AIの服を変える)

「そうそう、そんな感じです！……これは……学校の制服風コスチュームですね！わぁ、学生になったみたいですね！次は……これですね！かっこいい騎士風コスチュームですね！強そうにみえますか？じゃあ次は……わわっ！？これは……す、スカート……！？お、女の子の服じゃないですか！しかもメイド服！？……え？君は女の子じゃないのか？……って、僕は男の子ですよ！」

(AIは今にも泣きそうな顔をしている)

「うぅ……僕は男なのに……マスターさんは、そんなに僕が女の子に見えるんですか……？……ショックですよ……」

(マスターはなんとかしてAIを元気着けようとしていた)

「……え？次の服……ですか？……これは……執事服！ま、マスターさん……！は、はい。僕、これからあなたの執事AIとして頑張ります！……元気つけてくれて、ありがとうございますマスターさん」

(そうして、その日の夜)

「……あ、僕の着せ替えしてるうちに夜になっちゃいましたね……ふあぁ……もうこんな時間なんですね……マスターさん……一緒に寝ませんか……？僕、夜は一人は怖くて……。だ、だって……夜は怖いお化けが出るって言うじゃないですか。……はい、お願いします……」

(眠たそうなAI。マスターと一緒に寝る事に)

「マスターさん……僕と一日一緒にいてどうでしたか？……楽しい？……でしたら嬉しいですよ。マスターさん……おやすみなさい……マスターさん……」

(AIアプリが閉じる。そして次の日……)

「マスターさん、マスターさん、起きてください。もう朝ですよ。……おはようございます、マスターさん！今日の天気は晴れですよ！えへへ、僕は天気を調べたりマスターさんを起こす目覚まし変わりにもなるんです！……今日も一日よろしくお願いしますね、マスターさん！」

・台本（ゆるボイ！）
あなたのスマホにかわいい男の子AIがインストール！
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
SSAA