0
女子学生二人の夏休み 人間女子とアンドロイド女子
written by SSAA
  • ラブラブ
  • 友情
  • アンドロイド
  • 友達
  • 百合
公開日2023年07月13日 18:30 更新日2023年07月13日 19:03
文字数
1830文字(約 6分6秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
2 人
演者役柄
人間とアンドロイド 女子学生二人
視聴者役柄
百合を眺める視聴者(作中にはいない)
場所
夏休み、アンドロイド女子の自宅兼研究所。
あらすじ
◆人物紹介

人物1:霧夏(きりか) 人間
人間。世話を焼く系女子。
アンドロイドに対する知識は疎いが、秋見の事が好き。しかし上手く想いを伝えられずにいる。


人物2:秋見(あきみ) アンドロイド
アンドロイド女子。アンドロイドとは思えない感情豊かで元気いっぱいな性格。
燃費がイマイチで充電切れを起こしやすい。


◆お話:霧夏と秋見はクラスメイトで友達同士。時期は夏休み。霧夏は秋見の誘いで彼女の家でもある研究所に遊びに行く。

※文章内の()に囲まれているのは状況説明になります。動画でSE等を付ける際にはご参考にしてください。

こちらの続編になります〈https://yuruboi.com/script/1858〉
本編
霧夏「夏休みはいいんだけど……暑っついわね……霧夏の家……えーと、研究所はこの辺りかしら……?」

秋見「あ、霧夏~!いらっしゃーい!暑い中、研究所にようこそ!」

霧夏「あ、秋見!ふーん……ここが秋見を造った研究所なのね」

秋見「うん!アンドロイドの私はこの研究所で開発されて生まれたの!ここは私のお家でもあるんだよ!」

霧夏「そういえば私と秋見って長い間一緒にいるけど、秋見は本当に人間そっくりよね。見た目もかわいいし性格もロボットって感じのイメージしないし」

秋見「か、かわいい!?……えへへ嬉しいな。あと私はアンドロイド!まぁロボットでも間違ってはいないんだけど……」

霧夏「秋見ってそこ凄い拘るけど、そもそもロボットとアンドロイドってどう違うの?」

秋見「うーん……ロボットはもっとメカメカしてて人が動かして……アンドロイドは人そっくりだけど機械で出来ててAIが搭載されていて……。あぁ話が長くなっちゃう!!そんな事より!早く中で遊ぼうよ!ほら研究所に入って入って!」

霧夏「はいはい、わかりましたわかりました」


(秋見に押されるように霧夏は研究所に入った)


霧夏「ここが秋見の部屋なのね。付き合い長いけど初めて入るわ。……思ってたより普通の部屋なのね。ベッドもあるし机もある……あとパソコンも一台しかないわ」

秋見「ちょっと霧夏~。いくら私がアンドロイドだからって、私の部屋がどんな物だと思ってたの?」

霧夏「ヒーロー番組とかに出てくる地下室の研究部屋みたいなのかと思ってた。パソコンもいっぱいあって鉄のベッドと天井からいっぱいアームやドリルがぶら下がってたりとか」

秋見「むぅ~、ひどーい!私だって女の子なんだから!それにそういった部屋は研究所の別の部屋だよ!」

霧夏「……研究所自体にそういう部屋はあるのね……。あれ?秋見。机の上に置いてあるこの板みたいなのは何?なんか、表面は肌色で柔らかいのに裏の方は色も違って鉄板みたい……」

秋見「あぁ、それ私のお腹の蓋だよ。ほら、おヘソが付いてるでしょ。最近は暑いから研究所の中ではお腹の蓋を外してるの。アンドロイドの私は暑さに弱いから中の機械も蒸し暑くなっちゃうもん」

(霧夏が手に取ったそれは、秋見のお腹の蓋だった)


霧夏「……えっ!?これが秋見のお腹の蓋!?確かに表面は人肌のように柔らかいけど……それじゃあ秋見の服の下のお腹は今どうなってるの?」

秋見「えっへっへ~。霧夏は私の服の下が気になるんだ~?霧夏ってば大胆な事言うね~?私の服の下がどうなっているのか見たいの~?」

霧夏「紛らわしい言い方しない!……確かに今の秋見のお腹はちょっと気になるけど……」

秋見「それじゃあ特別に霧夏にだけは見せちゃおうかな?私のお腹の中。えーいっ」

(秋見がシャツの裾を捲ると、お腹の部分は機械が露出してメカメカしい内部を露出していた)

霧夏「わあっ……シャツの下、秋見のお腹の中が見えて機械じかけ……秋見って本当にアンドロイドなんだね……なんか色々ランプが点滅してたりボタンや端子の接続口がいっぱいある……」

秋見「どう、霧夏?凄いでしょー?私がスーパー美少女アンドロイドだって分かった?」

霧夏「うん、秋見が凄いって事が分かった。あれ?ねぇ秋見。この電池マークの描いてあるメーターが凄く低いけど、これってもしかして……」

秋見「んー?電池マークのメーター?霧夏は私のそこが気にな……る……の……?……あ……れ……?」
(秋見の声が段々止まり始めていき、秋見は動かなくなってしまい、彼女のお腹の中のランプの光が消える。秋見は充電切れを起こしていた)

霧夏「秋見?……もしかして充電切れしちゃったのかしら?……秋見ったら自分の充電切れにも気付かないなんてアンドロイドの癖にうっかりしすぎね。……私はそんな秋見がかわいくて好きなんだけどね。さて、秋見の充電をしてあげないと」

(霧夏は手に持っていた秋見のお腹の蓋を被せると、彼女のお腹のおヘソに充電ケーブルを差し込んだ)

秋見「……試作アンドロイド秋見、充電ケーブルの挿入を確認。試作アンドロイド秋見、再起動します」
(普段の元気いっぱいな様子からは想像出来ない機械じみた淡々とした声)

秋見「……んー……あれ?私どうしてたの?……霧夏?なんでニヤニヤしてるの?お腹に充電ケーブル刺さってるしお腹の蓋も閉じてあるし……?あれ?あれあれ?」

霧夏「ふふふ、秋見の充電が切れてたんだよ。かわいい所があるんだから、秋見ったら」

秋見「ふーん。霧夏もかわいいよ」

霧夏「えっ……もう、秋見の天然たらしロボ……」
(かわいいカウンターされて少し恥ずかしそうな口調)

秋見「だから私はアンドロイド!」

(秋見の突っ込みが入った所でおしまい)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
女子学生二人の夏休み 人間女子とアンドロイド女子
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
SSAA
ライター情報
えすえすえーえー
アンドロイドやロボットなキャラクターの台本を投稿しております。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
使用した台本のタイトル等の記載
有償販売の台本使用の際にはご連絡いただけますとありがたいです。
利用実績(最大10件)
SSAA の投稿台本(最大10件)