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ツンデレクラスメイト女子の秘密
written by SSAA
  • 学校/学園
  • 同級生
  • アンドロイド
  • ツンデレ
公開日2023年07月21日 19:57 更新日2023年07月21日 20:04
文字数
1846文字(約 6分10秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ツンデレ女子(ロボット女子)
視聴者役柄
男子生徒(クラスメイト)
場所
学校、教室
あらすじ
クラスメイトのツンデレ女子に勉強を教えてもらう事になった男子生徒。しかし、男子生徒は偶然にも彼女の秘密を知ってしまう。


◆登場人物

(演者側)ツンデレ女子:普段クラスメイトにツンツンしている女子。実はロボット娘。一人称は〈アタシ〉。男子生徒の事は〈アンタ〉や〈アイツ〉と呼ぶ。

(視聴者側)男子生徒(視聴者):ツンデレ女子とクラスメイトであり、ツンデレ女子によく絡まれる。
本編
ツンデレ女子「あ、いたいた!ちょっとアンタ!何よこれ!この間のアンタのテストの点数悪いじゃない!!」


(廊下で出くわしたツンデレ女子は男子生徒に怒る。男子生徒は一体何事かと思い、何で怒っているのかを尋ねた)


ツンデレ女子「え……何で怒ってるのかって……?そりゃあアタシはアンタの事が心配で……いやいや、そりゃあ怒るわよ!クラスの平均点が下がるじゃないの!全く困ったものだわ!」


(男子生徒は「自分よりも点数低い奴もいるけどソイツらには言わないの?」と聞いてみる)


ツンデレ女子「クラスの他の点数の低い奴ら……?そんな奴らよりもアタシはアンタに言ってるの!無茶苦茶言わない!はぁ……しょうがないわね、アタシがアンタに勉強教えてあげるから、感謝しなさいよね!ほら、分かったら放課後、アタシの所に来る事!3階の空きの教室で待ってるから!」


(男子生徒は「分かった」と答える)


ツンデレ女子「いい?ちゃんと来るのよ?でないと……容赦しないんだから!!」


(そう言って男子生徒と別れた後)
ツンデレ女子「はぁ……なーんでアタシ、アイツに対して素直になれないんだろ……。うん、分かってる。アタシがアイツの事が好きなのは。だけどアイツを前にするとアタシはいつも強く当たっちゃう」


ツンデレ女子「……でも、放課後一緒に勉強するんだから、その時はちゃんと優しくしなくちゃ。よし、そうと決めたらアタシも充電もして放課後に備えないとね!モバイルバッテリーを取り出して……っと……接続完了!」
(ツンデレ女子は周りには内緒だがロボットである。充電ケーブルをモバイルバッテリーに繋いで充電を開始すると、3階空きの教室の机に突っ伏したままスリープモードに入ってしまった)
ツンデレ女子「ふぁあ……んん……スリープモードに……移行……」


(男子生徒が待ち合わせの教室に入ると、ツンデレ女子を発見。ツンデレ女子に声を掛けると、彼女は起きた)


ツンデレ女子「……スリープモード解除……」(システムボイスのような淡々とした小声でそう言った後、いつものツンデレ女子になる)


ツンデレ女子「……ふぁあ……あれアンタ……いつの間に……もしかしてアタシの寝顔……見た……?え?スカートから伸びてるケーブルとモバイルバッテリーは何か……って!?」


(ツンデレ女子は驚いたように起き上がる)


ツンデレ女子「も、もしかしてアタシのこれ……見た……?」
(かなり動揺した声)



(「うん、見た」と男子生徒は言う。するとツンデレ女子は恥ずかしそうに顔を赤くした)


ツンデレ女子「な……な……何見てるのよ!乙女の充電ケーブルを見るなんて、このスケベ!見るな!アタシの恥ずかしい部分を見ないで!!あ、こらアタシの充電ケーブルを持つな!触るな!ヘンタイ!!もう!!」


(しばらくしてツンデレ女子は落ち着く。そして男子生徒に、秘密を明かす)


ツンデレ女子「はぁ……もうアンタにはバレちゃったから話すけど、アタシは実はロボットなの。世間には秘密にしてるし見た目もかわいい女の子と変わらないから、ロボットだってバレないように普段は振る舞ってるけど」


(男子生徒がツンデレ女子にツッコミを入れる)


ツンデレ女子「……え?自分でかわいいって言うのか?って……。アンタはアタシが可愛くないって言うの!?もうアンタの鈍感!!こんなかわいいロボットのアタシがアンタの事をどれだけ想っているか……あ……」


(ツンデレ女子は勢いよく、自身の想いも言ってしまう)


ツンデレ女子「……そうよ、アタシはアンタの事が好きよ。ロボットだけどアンタの事が好き。アタシがアンタにツンツンしてるのは素直になれないから……こんなロボットって、変かしら……?」


(男子生徒は「別にそんな事は無い。むしろかわいい」と言う)


ツンデレ女子「変じゃ……ない……むしろかわいい……?」


ツンデレ女子「あ……アタシがかわいい……ってアンタはアタシの事をかわいいって言って……え、え?ええっ!?や、やだっ、アタシはアンタにそんな事を言われたら感情値が無茶苦茶になっちゃって機体の熱も暑くなってアタシはアタシはアタシがガガガガガ……あ……っ」
(ツンデレ女子は嬉しくも恥ずかしかったのか言動が無茶苦茶になっていく)


ツンデレ女子「疑似人格にエラー発生。疑似人格の思考回路キャパシティオーバー。本機は60秒後に再起動いたします。再起動中……」
(淡々としたシステムボイスの後、ツンデレ女子の機体内から微かな機械の音がすると……ツンデレ女子は再起動を果たす)


ツンデレ女子「……あれ?アタシどうしてたの?……そっか……アタシはエラーを起こして……。もう……これもアンタのせいなんだから……アタシにエラーを起こさせるくらい好きにさせられたんだから……責任、取ってよね……!」
(やはりツンデレだったが、どこか好意も混じったように男子生徒にそう言って物語はおしまい)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ツンデレクラスメイト女子の秘密
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
SSAA
ライター情報
えすえすえーえー
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