◆スマホAI(喋る側):男性のスマホにインストールされたサポートAI。精一杯頑張る女の子。


◆男性(聞く側):ごく普通の成人男性。

(男性のスマホに勝手にアプリがインストールされる。男性は驚き呆然としながらそれを見つめる)

「アプリインストール完了……MNB01(えむえぬびーぜろわん)、起動いたします……んーっ！おっはよー！私、ただいまインストールされました！あなたが私のマスターさんですか？」

(男性は突然スマホ内に出てきた美少女に戸惑っていた)


「あ、唐突に私がインストールされた事に混乱しています？ふふふ、説明しましょう！私は新たに開発された新型AIアプリのメイドナビ……略してMNB型AIです！人々の身近に寄り添い、サポートするために造られました！私はその試作タイプで今回テストの為に厳密な抽選の結果、あなたのもとにやってきちゃいました！これからよろしくお願いいたしますね、マスター！」

(マスターは流されるまま、彼女を受け入れる)

「それじゃあ早速ですが、私にして欲しい事を教えてください！……洗濯……はい！洗濯機に指示を送信しました！これで洗濯物はバッチリですね！……次はお風呂ですね！はい！お風呂を湧かす指示を送りました！お湯も丁度良い感じですよ！……えっへん、私は高性能なAIですから！どんな事もおまかせです！……え……今日、一緒に寝て欲しい……ですか？」


(お風呂も洗濯も終わり、その日の夜。男性とAIは布団の中へ)

「イヤホンしましたか？……よしよし、バッチリですね。それじゃあ、いっぱいお話してから寝ましょう」

(男性はAIに色々と話を聞く)

「私、生まれた……というか、造られたばかりですから自分の事も良くわからないんですよね。企業の試作AIアプリで頭の中に、人の役に立てる事が幸せとプログラムされていて、だからあなたのお役に立ちたい。それが私の今の使命です。ですから……今後も私と仲良くしてくださいね？……ふぁあ……私、そろそろ眠くなって……私、11時を過ぎると眠気を感じるようにプログラムされているんです……設定変更したい場合は……メニューを開いて設定を押して、それから……睡眠時間を設定して……くださ……い……むにゃむにゃ……」

(そして男性とAIの一夜は過ぎ……)

「おはようございます。朝ですよー……起きてくださーい。会社に遅刻しちゃいますよ？」

(AIが男性に優しく静かに声を掛ける。男性は起きる)

「……あ、起きましたね。えへへ。あなたを朝起こすのも私の使命の1つですから！いい目覚めでしたか？はい！いい目覚めでしたら良かったです、マスター！……これから、よろしくお願いしますね！」

・台本（ゆるボイ！）
あなたのスマホに美少女AIがインストール！
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
SSAA