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年上彼女に別れてほしいと言ったら・・・
  • 年上彼女
  • お姉さん
  • 純愛
公開日2022年02月10日 19:45 更新日2022年02月10日 19:45
文字数
1077文字(約 3分36秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
年上彼女に「別れてほしい」と言ったら断られた話。
本編
(ドアガチャッ)

おはよう今日の体調はどう?
そう。よかった。
朝ごはんできてるよ。今日は部屋から出られそう?
そっか。大丈夫だよ。今持ってくるね。

~ご飯を食べ終わる~

お粗末様でした。今日は天気もいいし、少しだけ散歩してみない?
・・・いいよ。無理しなくて。怖いのは仕方がないから。

迷惑かけてごめん?
いいんだよ。私が好きでやってるんだから。

・・・え?今なんて?もう一回言って?

・・・別れてほしい、か。

理由は大体想像がつくよ。
収入も私に頼り切り、家事も私がやっている。
これ以上一緒にいると、私が不幸になってしまう・・・。

こんな所かな?

何も言わないってことは、当たりみたいだね。

・・・ちょっと失礼するよ。

ぎゅー。(抱きしめている。適切な効果音)

その理由じゃ、別れられないかな。

確かに、家のことは全部私がやってるよ。
私の収入で私たちは生活できているし、
私が家事をするから、日々健康に過ごせている。

でも、私は全然辛くないよ。だって、あなたのためだから。

それに・・・あなたはずっと、つらい現実に悩まされてきたんでしょう?

あなたは何も悪くないの。
たまたま運が悪かっただけ。
あなたを取り巻く環境が悪かっただけ。

私はそう言いきれるよ。
だってあなたが頑張っていたこと、私は知っているから。

あなたは頑張ってきたし、つらい現実に、ずっと耐えてきたの。
それはすごいことなんだよ。

しかも、私に心配させないように、それをずっと隠してきたでしょう?

恋人なのに、気が付けなくてごめんね。

橋の下をのぞき込んで、ボーっとしているあなたを見たときは
本当にぞっとしたよ。

あなたがこのままいなくなるんじゃないかって。
もう二度と会えなくなってしまうんじゃないかって。

だから、今ここで生きていてくれる。
それだけで、私は嬉しいの。

生きていてくれる。それだけでいいんだよ。

あなたなら大丈夫。

必ずまた、笑えるようになるよ。

私はあなたを信じてるから。

どうしてって・・・あなたのことが好きだからだよ。

それ以外に理由が必要?

あ、少し笑った。

ふふ。やっぱりあなたは笑顔が素敵だよ。
私があなたを好きになったキッカケは、その笑顔だから。

もちろん、それ以外の表情も好きだけどね。

・・・ねえ、カーテン開けてみようか。

(カーテンを開ける音)

うわっ。まぶしい。

ふふっ。今日は大きな一歩を踏み出したね。

確かに、カーテンを開けただけ。

でも、それでいいんだよ。

ゆっくりでも、一歩ずつ歩いていけば、いつか遠い場所も行けるから。

そうやって遠くに行くためにも、今は休んでいいんだよ。

安心して。あなたを支える人は、ここにいるから。

心から、愛してるよ。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
年上彼女に別れてほしいと言ったら・・・
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ありまびぃばぁ
ライター情報
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