街中にある小さな歯医者さん。
そこでは、美人なお姉さんが一人で仕事をしています。
そんなお姉さんに憧れを持ったあなたは、頻繁に歯医者に通うことに。
ある日、お姉さんがあなたをからかってきて・・・。
という話。

使用は一切自由です。改変等も自由。
使ってくださった場合は教えてください。
血眼になって見に行きます。

（車が通り過ぎる音）

「それじゃあ、お口の中見ていきますね。

『あー』ってして。
うん。うん。はい。

そうしたら、次は『いー』ってして。
うん。はい、楽にしていいですよ。」

「綺麗に磨けていますね。
ただ、奥の歯肉が少し赤くなっています。
そこをしっかり磨く意識を持って、歯磨きしてくださいね。」

「っとまあ、今日はこんな所かな？
来てくれてありがとうね。」

「それにしても、君もマメだねぇ。
前回来たのが・・・三週間前か。
こんなに頻繁に歯医者に通う人なんて、君くらいだよ。」

「あ、もしかして・・・私に会いに来てたり？
・・・あはっ。顔真っ赤にしちゃって、かわいいな～。
冗談だよ、冗談。からかってごめんね。」

「次の予約まで時間あるけど、少しゆっくりしてく？
・・・うん。患者さんが来ないわけじゃないんだけど、他の歯医者と比べたら少ないんだよねー。
国道に面してるし、駅からも近くていい場所にあるんだけど。小さな歯医者だからかな？
まあ、生活できてるし、いいかなって。」

「うん。ゆっくりしていきな。それじゃあ、お茶でも入れようか。
ちょっと待っててね。」

～お茶を入れてきたよ～

「はい。どうぞ。
君がよくここでお茶をしていくから、新しく買ってみたの。
・・・あ、わかっちゃう？そう。ミントティーだよ。」

「え？歯磨き粉の味？
ふふ。確かに、言われてみればそうかもね。
君は歯磨きを頑張っているから、余計そう感じるのかも。」

「それにしても、君の口の中は本当に綺麗だよ。
私が受け持っている患者さんの中では、一番じゃないかな？」

「まあ、歯のプロとして完璧、と言うわけにはいかないけど。
このまま続けていれば、一生困らないだろうね。」

「・・・え？私？
そりゃ綺麗だよ。私、歯医者だよ。」

「ん？・・・そんなに気になるの？
仕方ないなぁ～。じゃあ、見せてあげるよ。」

「あ。」（口を開ける）

「どう？綺麗でしょ？」（口を開けたまま喋る）

「ふう。はは。口の中は鏡でよく見るけど、誰かに見せるのは久しぶりだなぁ。
なんか、ちょっと恥ずかしかったよ～。」

「・・・ん？どうしたの？口をじっと見つめて。
・・・私の口、そんなに気になる？」

「あー。そっか。君もそういうことに興味ある年齢か。」

「君は、もう初キスはしたの？
・・・へぇー。まだなんだ。」

「そんなに唇見て、もしかして、私としたいの？
ふふ。顔真っ赤にしちゃって・・・かわいいなぁ。」

「答えなくていいよ。知ってるから。
君がこんなに通ってるのは、私に会いたいから。
君が歯磨きを頑張っているのは、私に褒められたいから。
君が毎回リップをしっかり塗ってくるのは・・・期待していたから。

そうでしょ？」

「無言で頷いちゃって・・・本当にかわいいね。
私はお姉さんだから、純粋な君の期待には応えてあげないといけないなぁ。」

「ねえ、目、閉じて。
ふふ。ガチガチになりすぎ。リラックスして。
そう、上手。
行くよ。」

（車が通り過ぎる音。長め）

「・・・はあ。
ふふ。初めてにしては、ちょっと刺激的にしすぎたかな？

あーあ。顔が真っ赤過ぎて、爆発しちゃいそう。」

「どうだった？初めての味は。
歯磨き粉の味？
そうだね。さっぱりした、いい初体験になったんじゃない？」

「あ、今日は帰る？まあ、この空間にいるのは恥ずかしいよね。
わかった。今日はお疲れ様。」

「次の予約はいつにする？
・・・来週？あははっ。そんな人いないよ！
まあ、いいよ。予約入れとくね。」

「あ、そういえば、これは多分の話なんだけど。」

「きっと、君の後は、あまり予約が入ってないだろうから。
次回は今日よりも、ゆっくりして行ってね。」

「うん。お大事に。
来週、待ってるからね。」

・台本（ゆるボイ！）
歯医者のお姉さんに初めてを奪ってもらう
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
ありまびぃばぁ