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ヤンデレ宇宙人に連れ去られてしまいました・・・
  • SF
  • 女性優位
  • 拉致
公開日2022年03月29日 17:30 更新日2022年03月29日 17:30
文字数
2160文字(約 7分12秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
突然現れた、宇宙人を名乗る女の子。
どうやら、その子と結婚しなければならないらしい。
地球人と宇宙人の子どもがどうなるかという実験が関わっているそうだ。
この子だってそんな不本意な結婚でいいわけ・・・。
え?ずっと見てた?それってどういうこと?
というお話。

使用は一切自由です。改変等も自由。
使ってくださった場合は一言ください。
広告スキップせずに視聴します。
本編
「こんにちは。
突然ごめんなさい。」

「初めましてですよね。まあ、私はそんな気がしませんが。

ああ、変な勧誘とかは無いですよ。私たちの星に宗教はありません。
そんなものがなくても、私たちは生きていけますから。

・・・ああ、いえ、こちらの話です。」

「そうですね・・・あなたに話しかけたということは、もちろんあなたにお願いがあります。
あの、その・・・。」

「はぁ。上官からはうまくやれと言われましたが、私はどうも取り繕うことが苦手みたいですね。」

「単刀直入に言います。私と・・・この星の言葉では・・・
そう、結婚。結婚してください。
私たちの星に来ていただくので、婿入りということになりますが。」

「それではさっそく、私たちの宇宙船に・・・。
ん?どうかしましたか?」

「『いきなりで何が何だかわからない』ですか。
まあ、確かに。これからあなたは私の旦那さんになるわけですから、
食い違いなどは無くしたほうがいいですもんね。」

「そういうことじゃない?まあ、いいです。説明することには変わりありませんから。」

「まあ、なんとなくわかっているかとは思いますが、私は宇宙人です。
・・・え、そこから信じてないんですか?」

「見た目が人間?ああ、そうですね。
そこが今回あなたと私が結婚する理由に大きくかかわるのです。」

「私たちと、あなたたち地球人は見た目が非常に近いです。
にもかかわらず、身体の構造は大きく違っています。
共通しているのは、生殖機能だけです。」

「代表的な違いを上げれば、食事と睡眠が必要ないことでしょうか。
ああ、でも、食事ができないわけではないので、食卓を一緒に囲むことはできます。
地球には『添い寝』という文化があるのも理解していますので、ご安心を。」

「まあ、このように体の構造が大きく違うわけです。
そんな二つの種族の間に子供が生まれたら、その子供はどうなるのか。
それが、私たちが結婚する理由になります。」

「あなたは私と結婚し、子を成し、一緒に育ててもらいます。

・・・ここまで詳細な説明をしても信じていただけませんか。
それならば仕方ありませんね。」

「申し訳ありませんが、今回あなたに拒否権はありません。
ということで、強制的に私たちの船まで来ていただきます。」

「少し意識をなくしますが、私たちの技術力で苦しみや後遺症などはないので安心してください。
目が覚めたらお会いしましょう。それでは、おやすみなさい。」

(意識を失う、宇宙船に連れ去られる。意識を取り戻す。)

「あ、おはようございます。目が覚めましたか。
体調に異常はありませんか?」

「問題ないどころかすっきりした、ですか?

確かに、先ほどお会いした時よりも顔色がよさそうです。目の下のクマもなくなっているので、状態は非常に良さそうですね。」

「あ、気がつきましたか?
そうです。ここは宇宙船です。」

「今は地球から、およそ一千光年離れた場所にいます。
どうですか?これで信じていただけましたか?」

「仕事、ですか。
安心してください。裏で手をまわしておいたので、今地球であなたのことを覚えている人間は一人もいません。
あなたは最初からいなかったことになってます。」

「あと、言い忘れてましたが、あなた自身におかしな実験をすることはありません。
あなたは私と結婚し、子供と一緒に和やかに生きてもらうだけです。」

「私たちの子供は観察下に置かれはしますが、その子供自身にもおかしな実験はしません。
ただ通院してもらうだけです。」

「それと、あなたは仕事をする必要もありません。あなたは星の重要人物なので、必要なものは政府から支給されます。」

「また、私もあなたの良き妻となれるように努力します。
妻になるのも母親になるのも初めてですが、あなたと一緒に乗り越えていきます。
ほかに不安な点はありますか?」

「え、任務での不本意な結婚でいいのか、ですか?」

「・・・なんだ。そんなところから食い違っていたのですね。」

「この結婚はですね、私が立候補したのですよ。」

「最初はただ、観察対象としてあなたを見ていただけでした。
ですが、あなたの生活のすべてを見ているにつれて・・・
あなたのことが、どうしようもなく、好きになってしまったのです。」

「気が付けば、観察対象が複数いたにもかかわらず、あなたしか見ていませんでした。」

「起きるあなた、眠るあなた、仕事をするあなた。
あなたの行動の一つひとつに魅入ってしまって、もはや仕事になっていなかったくらいです。」

「そもそも、結婚するという任務はほかの人の担当だったのです。
ですが上官に無理を言って、私を担当にしていただきました。」

「そのときは、まさに天にも昇るような気持ちでした。
ずっと見ているだけだったあなたと、愛を結ぶことができるのですから。」

「だから、心配する必要はありません。
私はあなたと結婚したいのです。
あなたでなければ駄目なんです。」

「・・・納得はしていないが理解はした、というところでしょうか。
まあ、今はそれでいいです。まだ混乱のほうが大きいでしょうし。」

「しかし、先ほども言いましたがあなたに拒否権はありませんので。
私と結婚することは決定事項です。」

「今は私が好きでなくても構いません。まだ時間はたくさんありますから。」

「これからじっくり、私色に染めてあげます。
覚悟していてくださいね?旦那様。」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレ宇宙人に連れ去られてしまいました・・・
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ありまびぃばぁ
ライター情報
ありまびぃばぁ です。

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