- ヤンデレ
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- 拘束
- 監禁
- ホラー
- 脅迫
- 猟師
- 女性優位
公開日2023年03月17日 21:00
更新日2023年03月18日 00:15
文字数
2100文字(約 7分0秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
猟師の少女
視聴者役柄
薬草を取りに来た男
場所
ファンタジー世界
あらすじ
魔物が多いことで有名な山に薬草を取りに来ていた所を襲われ、偶然近くを通りがかった猟師の少女に助けてもらったあなた。そのまま猟師の家で治療を受け、順調に怪我は回復してきたのだが…
本編
【猟師の少女の家】
……よし!
これで腕の包帯の巻き直しは終了!
今日も痛みに耐えてよく頑張りました!
えへへ……
もうすっかり元気になったみたいでよかった!
最初の頃とはまるで別人ですよ
だって、私があなたを助けてこの家に運び込んでから3日くらいは、こっちの声に殆ど反応してくれなかったじゃないですか
怪我の痛みと襲われたショックでそれどころじゃなかったのはわかりますけど……ずーっと無視されてるみたいで、すごく悲しかったんですよ
この人、私に助けられるのは嫌だったのかな……なんて、自分を責めたりしたこともありました
あはは……大丈夫ですよ!
口を聞いてくれるようになってからは、毎日何度もありがとう、ありがとう!って言ってくれて、おにーさんの気持ちはこっちまでちゃんと伝わってますから!
どんどん元気になっていくおにーさんを見てると、なんだかこっちまで嬉しくなっちゃいます
あっ、でも、まだ怪我は治ってないので、いくら元気だって言ってもちゃんと安静にしてないとダメですよ
わかってるとは思いますが、特に足の方はかなり傷が深いので、絶対に動かさないで下さいね
ギプスと金具でかた〜く固定してあるとはいえ、ちょっと身体捻ったり急に向きを変えようとしたら、傷口が開いちゃいます
……仕方ないですって、丸腰で魔物に襲われたんですから
命があっただけでも有り難いことですよ
おにーさんも子供じゃないので、この山は魔物が多いことくらい知ってましたよね?
この辺りじゃ一番魔物が多く生息していて危険な山だって言われてて、知らない人はいませんし
それなのに、どうしてこんな所に薬草を採りに来たのか……私、そこだけは未だにちょっと理解できないんです
薬草くらいだったら、他にももっと安全で素材採取家の方達の間でも定番になってる場所があるじゃないですか
わざわざ他所からここに来るなんて、よっぽど命知らずか、自分の強さに自信のある人しかいませんよ
……へぇ、そうなんですか
私は殆どこの山の中だけで生活してるので、他の場所と比べて植物の育ち方が違うとか、土壌環境が格段に良いとか言われても、あんまりしっくり来ないですね
あ、勿論日用品を買ったり、狩りの獲物を売る時には山の外にある村とか集落まで行ってますけど、基本的にはずっとここで暮らしてます
猟師って、皆そうなんじゃないですかね
……いえ、別に大変だとは思いません
私は小さい頃から大人や他の男の人に混じって狩りに出かけるのが好きだったので…
獲物を追いかけ続けて、気づいたら自分も山の中で暮らすようになってた、って感じですね
あはは!
でも、今までずっとそうやって一人で狩りを続けるのが当たり前だったので、こんな形とはいえおにーさんに出会えて本当によかったです!
これからも、二人で仲良く元気に暮らしましょうね!
……はい?
怪我が治るまで…って、何言ってるんですか
おにーさんは、これからずーっとこの家で私と寝食を共にするんです
当たり前じゃないですか!
私はあなたの命を救って、怪我の治療までしてあげてるんですよ
そんな命の恩人のためにあなたが一生を捧げるのは、何もおかしなことではないでしょう?
……はぁ、ひどい言い様ですね
わかりました
そんなに言うなら、怪我が完治した後に、ちゃんとおにーさんのことを麓の村まで送り届けてあげますよ
……これと一緒にね
ふふ……急に顔色変えて焦っちゃって……どうかしたんですか?
これ、あなたの荷物の中から出てきたんですよ
その稀少性と栽培の難しさから民間での採取が禁じられている、超特Aランクの高級薬草……
なんでこんなものがおにーさんの荷物の中から出てくるんでしょうねぇ
あなたは、普通の薬草を採りに来たとしか言ってなかったのに
……言い訳しても無駄です
あんな真夜中に他に仲間も連れずに、わざわざ危険を冒してまでこの山の奥まで来る理由なんて、他に考えられませんから
私だってただ長い間ここに居座ってるわけじゃないので、山に生息する魔物や動物、植物の種類ぐらい把握してますよ
これを村に駐在している憲兵さんに渡したら、あなたはその日のうちに監獄送りになっちゃうでしょうねぇ
まあ、あなたがここを出ることを望むのであれば、牢屋だろうがどこだろうが行きたい所に行かせてあげるしかないですけど
はぁ……残念だなぁ
……え?
私と一緒に暮らしてくれるんですか?
本当に?
やったー!
嬉しいなぁ〜
おにーさんならそう言ってくれると思ってました!
それじゃあこれは、しまっておきますね
場所はヒミツです
でも、おにーさんが逃げたり変なことをしようとしない限り、決して取り出すことはないので、安心して下さい!
よかったですねぇ…
真夜中にこんな山奥の茂みで魔物に襲われて息も絶え絶えになってる所を、偶々通りがかった心の優しい猟師に救ってもらえて
私がいなかったから、今頃は山の肥やしになっていたでしょうね
早く怪我を治して、二人で自然の綺麗な空気を吸いに行きましょう!
あ、でも……山の中で逸れたり、途中で逃げたりしたらまた「魔物」に襲われちゃうかも
そうならないように、ここでは常に私の傍にいて下さいね!
えへへ……大丈夫です!
私、おにーさんとならきっと幸せな家庭を築けるって信じてますから!
お互い、元気で怪我なく健やかに暮らしましょうね♡
――END――
……よし!
これで腕の包帯の巻き直しは終了!
今日も痛みに耐えてよく頑張りました!
えへへ……
もうすっかり元気になったみたいでよかった!
最初の頃とはまるで別人ですよ
だって、私があなたを助けてこの家に運び込んでから3日くらいは、こっちの声に殆ど反応してくれなかったじゃないですか
怪我の痛みと襲われたショックでそれどころじゃなかったのはわかりますけど……ずーっと無視されてるみたいで、すごく悲しかったんですよ
この人、私に助けられるのは嫌だったのかな……なんて、自分を責めたりしたこともありました
あはは……大丈夫ですよ!
口を聞いてくれるようになってからは、毎日何度もありがとう、ありがとう!って言ってくれて、おにーさんの気持ちはこっちまでちゃんと伝わってますから!
どんどん元気になっていくおにーさんを見てると、なんだかこっちまで嬉しくなっちゃいます
あっ、でも、まだ怪我は治ってないので、いくら元気だって言ってもちゃんと安静にしてないとダメですよ
わかってるとは思いますが、特に足の方はかなり傷が深いので、絶対に動かさないで下さいね
ギプスと金具でかた〜く固定してあるとはいえ、ちょっと身体捻ったり急に向きを変えようとしたら、傷口が開いちゃいます
……仕方ないですって、丸腰で魔物に襲われたんですから
命があっただけでも有り難いことですよ
おにーさんも子供じゃないので、この山は魔物が多いことくらい知ってましたよね?
この辺りじゃ一番魔物が多く生息していて危険な山だって言われてて、知らない人はいませんし
それなのに、どうしてこんな所に薬草を採りに来たのか……私、そこだけは未だにちょっと理解できないんです
薬草くらいだったら、他にももっと安全で素材採取家の方達の間でも定番になってる場所があるじゃないですか
わざわざ他所からここに来るなんて、よっぽど命知らずか、自分の強さに自信のある人しかいませんよ
……へぇ、そうなんですか
私は殆どこの山の中だけで生活してるので、他の場所と比べて植物の育ち方が違うとか、土壌環境が格段に良いとか言われても、あんまりしっくり来ないですね
あ、勿論日用品を買ったり、狩りの獲物を売る時には山の外にある村とか集落まで行ってますけど、基本的にはずっとここで暮らしてます
猟師って、皆そうなんじゃないですかね
……いえ、別に大変だとは思いません
私は小さい頃から大人や他の男の人に混じって狩りに出かけるのが好きだったので…
獲物を追いかけ続けて、気づいたら自分も山の中で暮らすようになってた、って感じですね
あはは!
でも、今までずっとそうやって一人で狩りを続けるのが当たり前だったので、こんな形とはいえおにーさんに出会えて本当によかったです!
これからも、二人で仲良く元気に暮らしましょうね!
……はい?
怪我が治るまで…って、何言ってるんですか
おにーさんは、これからずーっとこの家で私と寝食を共にするんです
当たり前じゃないですか!
私はあなたの命を救って、怪我の治療までしてあげてるんですよ
そんな命の恩人のためにあなたが一生を捧げるのは、何もおかしなことではないでしょう?
……はぁ、ひどい言い様ですね
わかりました
そんなに言うなら、怪我が完治した後に、ちゃんとおにーさんのことを麓の村まで送り届けてあげますよ
……これと一緒にね
ふふ……急に顔色変えて焦っちゃって……どうかしたんですか?
これ、あなたの荷物の中から出てきたんですよ
その稀少性と栽培の難しさから民間での採取が禁じられている、超特Aランクの高級薬草……
なんでこんなものがおにーさんの荷物の中から出てくるんでしょうねぇ
あなたは、普通の薬草を採りに来たとしか言ってなかったのに
……言い訳しても無駄です
あんな真夜中に他に仲間も連れずに、わざわざ危険を冒してまでこの山の奥まで来る理由なんて、他に考えられませんから
私だってただ長い間ここに居座ってるわけじゃないので、山に生息する魔物や動物、植物の種類ぐらい把握してますよ
これを村に駐在している憲兵さんに渡したら、あなたはその日のうちに監獄送りになっちゃうでしょうねぇ
まあ、あなたがここを出ることを望むのであれば、牢屋だろうがどこだろうが行きたい所に行かせてあげるしかないですけど
はぁ……残念だなぁ
……え?
私と一緒に暮らしてくれるんですか?
本当に?
やったー!
嬉しいなぁ〜
おにーさんならそう言ってくれると思ってました!
それじゃあこれは、しまっておきますね
場所はヒミツです
でも、おにーさんが逃げたり変なことをしようとしない限り、決して取り出すことはないので、安心して下さい!
よかったですねぇ…
真夜中にこんな山奥の茂みで魔物に襲われて息も絶え絶えになってる所を、偶々通りがかった心の優しい猟師に救ってもらえて
私がいなかったから、今頃は山の肥やしになっていたでしょうね
早く怪我を治して、二人で自然の綺麗な空気を吸いに行きましょう!
あ、でも……山の中で逸れたり、途中で逃げたりしたらまた「魔物」に襲われちゃうかも
そうならないように、ここでは常に私の傍にいて下さいね!
えへへ……大丈夫です!
私、おにーさんとならきっと幸せな家庭を築けるって信じてますから!
お互い、元気で怪我なく健やかに暮らしましょうね♡
――END――
クレジット
ライター情報
主にpixivでフリー台本を投稿している、Cybistarと申します。
ゆるボイ!では、pixivに投稿した台本(R-18指定作品は除く)と同じものを投稿していく予定です。
特に台本について厳しい拘りなどはないので、当サイトのルールに従って頂ければどんなアドリブ・アレンジ・改変もして頂いて構いません!
台本を使用される際はTwitterのDMで一言頂けると幸いです(是非、作品を拝聴させて頂きたいです)。但し、ルールではなくただの願望なので強制ではありません。
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有償販売利用の条件
台本を使用した音声作品の有料販売のような商用利用の場合は事前・事後どちらでも構わないので、必ず使用報告を行って下さい。報告が無かった場合は、台本の無断使用及び盗作と看做します。
利用実績(最大10件)
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