- 学校/学園
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- 幼なじみ
- わからせ
- 逆NTR
公開日2021年10月07日 00:03
更新日2021年10月07日 00:03
文字数
5243文字(約 17分29秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
あらすじ
あなたのことを嫌いだと常日頃から言ってる幼馴染がいた。
自分が一番。
自分があなたのことを一番よく知ってる。
あたし以外の女はありえない。
気持ちを伝えなくてもきっと通じ合ってる……
自惚れと怠慢……それに気づかず彼女は好きである男に対して、きつく当たっていた。 つらく当たっていた。
だが、ある日、幼馴染はそのツケを払うことになって……
あなたのことを嫌いだと常日頃から言ってる幼馴染がいた。
自分が一番。
自分があなたのことを一番よく知ってる。
あたし以外の女はありえない。
気持ちを伝えなくてもきっと通じ合ってる……
自惚れと怠慢……それに気づかず彼女は好きである男に対して、きつく当たっていた。 つらく当たっていた。
だが、ある日、幼馴染はそのツケを払うことになって……
本編
本編
「はぁ、だるぅ……肩凝ったぁ……興味のない授業ってどうしてこんなに眠くなるのかしらね?」
欠伸する感じで
「ふぁ……はふぅ……あ、ちょうどいい。あんた、何か買ってきなさいよ。おごりで」
「あたしにご奉仕できるんだから光栄ってもんでしょ?」
「可愛くて、さいっ……こうに!キュートな!このあたしに貢ぎなさい」
「……は?可愛いと、キュートは意味被ってる?」
「はっ!うっさいっ!んなこと知ってるっつ~のっ!」
「いいから買ってきなさいよ?このあたしの幼馴染であることしか取り柄のないクソ無能がっ!」
少し間を空けて呆れるように
「はぁ……あいつ、ほんっと駄目ね。このあたしの傍に居られることがどれほど幸福なのか分からないのかしら?」
「身に余る光栄をその身で一身に受け止めてるっていうのに、さ……はぁ」
「馬鹿……あたしのことを彼女にしたいって男子が、どれほどいると思ってんのよ?」
「ったく……」
足音もしくは相手が来るくらいの間
「あぁ、やっと来た……おっそ~いっ!あたしが頼んだら三十秒以内に買って持ってきなさいよねっ!? ほんっとどんくさいだから……子供の頃からあんたのそういうところ、イライラして仕方なかったのよね……まったく」
「ほら?さっさと寄越しなさい!」
奪い取る音
飲む音
「……うわ、くそまっず……あんた、いつもあたしに貢いでるくせしてセンス皆無ね……少しはご奉仕する対象であるあたしの好みくらい覚えなさいよ?そんなだから、モテないのよ?」
「……まぁ、飲むけど」
飲む音
「……はぁ、ごちそうさま。最低の味だったわ。今度はもっとまともなもの買ってきなさいよね?ったく」
「……んじゃ、これ」
ゴミを渡す感じで
「……あん?何を固まってんのよ?あんた、あたしの雑用係でしょうが!さっさと捨ててきなさいよ? どんくさいだけじゃなくて、理解力もないの? ったく、本当、可哀想……」
「あんた、このあたしが幼馴染で良かったわね~?」
「可愛いこのあたしが居るだけで無価値でゴミ屑なあんたにも価値が生まれるんだから?あんたにとっては女神様みたいなものね~?」
囁き
「ほら?女神様からのプレゼントよ?」
「ゴミ……捨ててきなさいよ?」
「ふふふ……ほらぁ?あたしが口付けた飲み口に……こっそり口付けてもいいからさ?」
離れて
「……うわ、何赤くなってんのよ?変態」
「想像したぁ?ったく、どんくさい、理解力もない、そのうえド変態で救いようもないと来たら三重苦で最低ね」
「ま、別にいいわよ?やっても?」
「あたしの見てないところで何してようがあんたの勝手だもの」
「軽蔑……するけどね?」
「ほんっと、気持ち悪い……最低」
「でも、いいわよ?最低なあんたでもあたしのご奉仕することは許してあげるから」
「心広くて肝要なあたしを崇め奉りなさいよね~」
「んじゃ、あたしはこれで~……は?一緒に帰る?誰が?誰と?」
「下僕の分際で調子乗ってんじゃないってのっ!自惚れも大概にしなさいよね?」
「それじゃ、また明日」
場面転換
間を空けて
「……はぁ……あいつ……いつになったらその身の幸福に気が付くのかしらね?」
「あたしが構ってやってるってのに……はぁ……」
「あたしが幼馴染であることしか取り柄のない馬鹿のくせに……馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿……」
「いい加減……分からせてやるべきかなぁ……はぁ」
誰かに話しかけられた感じで
「……は? うっさいっ!話しかけんなっ!お前になんか興味ないっつ~のっ!帰れっ!」
去る足音
「……本当、自分がどれほど幸福なのか、分かりなさいよね……はぁ」
「あたしが……あんた以外の男とまともに口きいてないんだから、それくらい分かるでしょうが……ったく」
場面転換
「チッ……あいつ、このあたしが呼び出したってのにいつまで待たせんのよ」
「遅い……遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅いっ」
「遅いっ!」
「はぁ……身の程を弁えなさいよね……あたしが居なきゃ何の取り柄もないゴミ人間の分際で……」
足音
「あ?や~~~~~っと来たわね?」
「遅いっ!あたしの呼び出しには三十秒以内に来いっていつも言ってんでしょうがっ!」
「だからあんたは駄目なのよっ!」
「このあたしに奉仕する以外、何も存在価値がないってのにっ!」
「無価値なあんたがこうして存在してられるのは、あたしという最高に可愛い幼馴染が居るからだってこと忘れないでよねっ!?」
「あたしが居なかったら……あんたなんて、本当に何の取り柄もない最低のゴミなんだから」
「自らの存在に価値を与えてくれる、このあたしという存在に日々感謝を捧げながら生きていきなさいよね~? ったく」
「ま、いいわ。結局はちゃんと来たし」
「さっさとお昼にするわよ?」
「お弁当は買ってきたわよね? あたしの分は一つたりともあげないから」
「このあたしの隣でご飯を食べられる栄誉に身を震わせながら感謝して……」
怒鳴られた感じで
「ひゃっ……ぇ?な、何よ?そんな、いきなり怒鳴って?」
「もうたくさんだ……って、何、言ってんのよ?」
「あたしが居なきゃ、あんたなんか……」
呆然と信じられないことを聞いたかのように
「……は? 彼女が、出来た?」
また呆然とした感じで少し間を空けてから
「……は?……え? いや、だって、あんたには、あたしが……」
「最高に可愛い、この、あたしが、居るじゃない? ……え?」
「どう、いうこと?……だって……え?」
「あた……あたしが、あんたの……」
それから明らかに動揺しつつもハッとした感じで
「あ……わ、分かった! そ、そういう冗談でしょ?そうでしょ?」
「そうよね~!あんたみたいなゴミ人間に彼女なんて出来るはずないものっ!あたししか、傍に居てあげられる心の広い持ち主存在しないもの!」
「ね?そうよ、ね!?」
「だから……」
哀しそうに
「う、うぅ、な、何で、そんな目で見るのよ?」
「あたしは……あたしはっ!いつだって、あんたをっ!」
「っ、ま、待って!」
「待ちなさいっ!」
「ご主人様の命令が聞けないのっ!? このあたしが待てって言ってるのよっ!?」
「止まれっ!止まりなさいっ! 止まっ……て……」
「どうして……こんな、酷いこと、するのよ……」
「あたししか……あんたには、あたししか、居ないのにぃ……うぐっ、うぅ」
「やだぁ……認めない……あたしが……あたしが、一番なんだから……」
「あたしが……あんたの、特別、なんだから」
「う、うぅぅ……こらぁ、ご主人様が……あんたの、女神様が、泣いてるでしょうがぁ……傍に来て、慰めなさい……あたしに、奉仕、しなさいよぉ……う、うぅ」
怒鳴られた感じで
「あうっ!……な、なによ?何で、怒鳴るのよぉ……本当の、ことじゃない?」
「あた、あたし、が……あんたの……あんたの、っ」
「……っ、待ってっ!待って、よぉっ!」
「やだ、やだやだやだ……こんなの認めない、こんなの可笑しいっ!」
「あたしは……あたしはっ!あんたのっ」
「いや……やだぁっ!いかないでよぉっ!あたしの話を聞いてよぉおっ!」
扉が閉まる音 少し間を空けて
「……行っちゃった……」
「う、うぅぅ……何で?どう、して?」
「あたしが……うぅ、あたししか居ないのに……あたしが居なきゃ、何の取り柄もないって言ってたのに……あたしが、居ることがあんたの取り柄だって……あたしは、あんたのモノだって、言ってた、のに……う、うぅぅ、うぅ」
「馬鹿、馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿……ば、か……」
「何で、離れてくのよ……何で、捨ててくのよ……」
「あたしは……あんたの、モノなのに……」
「お嫁さんに、してくれるって……約束、したのに……何で、肝心なこと、忘れちゃうのよ……馬鹿……」
場面転換
間を空けて
少ししおらしく
「あ、来た……やっと、来てくれた……あたしのところに、来てくれた……」
「ねぇ、ちょっと……もうちょっと、こっち、来てくれない?」
「話、したいから……」
座る音
「ん……ありがと……やっぱり、あんたはここに居るのがよく似合うよ」
「あたしの隣が……あんたの居場所……」
「って、ちょっと?そ、そんなに嫌そうな顔、しなくていいじゃない?」
「あたしだって……ちょっとは、反省したんだから……」
「今だけは……傍に……」
「うん……こうして、二人で居るのも、いつ以来かしら」
「……覚えてる?」
「…………そう、一か月、くらい……くらい、か」
少し気落ちしたふうに
それから普通の調子で
「ねぇ?あたし、さ……見てたよ? あんたの彼女……委員長だったんだね?」
「優しくて……純朴で、いつもあんたのことを立ててくれる、褒めてくれる……なんていいうか、大和撫子って、感じ」
「あたしとは……見事に正反対の子を選んだわね」
「ねぇ?告白は……どっちから?やっぱり、向こうから?」
少し開けて
「……そう……そう、なんだ……向こうから……あたしと違って、あんたのことを褒めてくれるところを魅力に思っちゃった、か……そっか」
「ふふ……妬けるね?」
「惚気、ってやつ?」
「ごちそうさま……関係ないあたしからしたら胸焼けしてきちゃうわね」
「本当に……」
暗い声で
「吐き気がするほどに腹が立つ」
刃物の音
耳元で
「動かないで……見えないでしょうけど、今、あんたの首筋に押し付けてる」
「これで……首のあたり、スパッとやられたくないでしょう?」
「言うことを聞きなさい」
耳元で
「……やっぱりね。あんたはあたしの元に居るのが相応しいわ」
「あたしだけを見て、あたしだけを甘やかす……あんたが撫でる髪はあたしの髪だけ、あんたが口づけを交わすのはあたしの唇だけ……好きだよって囁くのも、あたしの……」
囁き
「ねぇ?言わなくても伝わるって信じてたから、あたし言わなかった」
「どんくさいあんたでもこれくらいは分かってるって思うから、言わなかった……でも、馬鹿なあんたは分かんなかったみたいだから……言ってあげる」
「だ・い・す・き♡」
囁き終了
耳元で
「あんたなら、言わなくてもあたしの気持ちくらい分かってくれるって思ってた」
「だから、安心して……ああやって、ふざけ合うように、言ってた」
「当然分かってることだって思ってたから、待たせるあんたに苛立ってた……どんくさくて、理解のないことばっかりするあんたに、どうしようもなく当たり散らしてた……」
「だって、分かってるって思ってたから」
「……けど、あんたは分かってなかった」
「あんたの取り柄はあたしが傍に居ることだってずっと言ってたのに……あたしは、あんたのモノだって、そう……ずっと言い続けてたのに……」
「裏切った」
「理解しなかった」
「私を捨てた……」
「だから、ね……さっき言ったみたいに、あたし、反省したのよ」
「あんたをあたしのモノにする」
「あたしが居ることがあんたの取り柄になるようにって……自慢になるようにって思って、勉強も、運動も……可愛くなれるようにって努力もいっぱいしてきたけど……」
「今度は、あんたが居ることがあたしの取り柄になるから」
「大好きで……愛してる人が、傍に居ることが……あたしの唯一の取り柄だって言い張るようにするから……」
あまい声で
「好きだよ?」
「だぁいすき♡」
「子供の頃にも約束したでしょ?あたしを、お嫁さんにしてくれるって?」
「あたし、ず~~~っと信じてたんだから♡」
「あんたの、お嫁さんとして相応しくなれるように、頑張ってきたんだから♡」
「だから……ね?」
「今度は、あたしのモノになって♡」
「あたしだけの大切なモノに……なってよ?」
暗い声で
「拒否したら……ふ、ふふっ」
「首に押し当てられたこれが……あんたを不幸にする」
「死にたくなければ……言いなさい?」
「あんな女と付き合ったのは、間違いでした。僕は本当の恋を知りました目の前に居るあなたこそが運命の相手……好きです、付き合ってください」
「ほら?」
相手が言うくらいの間
それから嬉しそうに
「くくっ、ふふふ……あっはははははははははっ!言ったっ!認めたわねっ!?」
「これで、名実ともにあんたはあたしのモノっ!」
「あたしがっ、あたしこそがっ!あんたの彼女なんだからっ!」
「……ん~~~?こんなの言わされただけ?」
「ふ~~~~ん、そういうこと言っちゃうんだ?」
「でも、残念でした♪」
「やっぱりあんたはあたしが居ないと無能で理解力がなくてどんくさい最低の奴よねぇ?」
「こ~んな手に引っかかるんだから♪」
「こ・れ♪なんだと思う?」
「ナイフだと思ったぁ?そう思えるように金属片を張り付けたものね~?」
「首に、ひんやりした金属の感触がするように工夫したもの♪」
「でも、違う♪これはナイフじゃない……ボイスレコーダーよ♪」
「く、ははははっ、さっきの素敵なセ・リ・フ♡」
「し~~~かり録音させてもらったから♪」
「こ・れ♪ あの子に聞かせたらど~う思うかしらねぇ?」
「ふ、くくくっ!」
「もうどのみち、あんたにはあたししか無いのよ?」
「あんたはあたしの、モノなんだから♪」
「誓いの口づけをしましょ?」
「あんたがあたしのモノだっていう、誓いの口づけ」
「それから、ゆっくりとあんたの全てをあたしのモノにしてあげる♡」
「馬鹿でどんくさいあんたには……素直に言わないと分からないのよね?」
「もう何もかも全部、あんたに言ってあげるから♪」
耳元
「幸せな家庭を作りましょ♡」
「あたしの全て、あんたのモノだって証を刻み付けていいから♡」
「刻み付けて、欲しいから」
「これから……家に行って、お互いの全てを貪り尽くしましょ♪」
「……あの子は、させてくれないこと……あたしはぜ~んぶさせてあげる♪」
「手も繋げないんじゃ、あんた、満足できないでしょ?」
「ううん、聞くまでもない。満足できない、不満が溜まってる」
「だから、ね?」
「お互いにお互いの、所有物である証を付けましょうね♡」
「だぁいすき♡よ?」
キス(ん~~……と迫るように言って終了、キス音はさせない)
「はぁ、だるぅ……肩凝ったぁ……興味のない授業ってどうしてこんなに眠くなるのかしらね?」
欠伸する感じで
「ふぁ……はふぅ……あ、ちょうどいい。あんた、何か買ってきなさいよ。おごりで」
「あたしにご奉仕できるんだから光栄ってもんでしょ?」
「可愛くて、さいっ……こうに!キュートな!このあたしに貢ぎなさい」
「……は?可愛いと、キュートは意味被ってる?」
「はっ!うっさいっ!んなこと知ってるっつ~のっ!」
「いいから買ってきなさいよ?このあたしの幼馴染であることしか取り柄のないクソ無能がっ!」
少し間を空けて呆れるように
「はぁ……あいつ、ほんっと駄目ね。このあたしの傍に居られることがどれほど幸福なのか分からないのかしら?」
「身に余る光栄をその身で一身に受け止めてるっていうのに、さ……はぁ」
「馬鹿……あたしのことを彼女にしたいって男子が、どれほどいると思ってんのよ?」
「ったく……」
足音もしくは相手が来るくらいの間
「あぁ、やっと来た……おっそ~いっ!あたしが頼んだら三十秒以内に買って持ってきなさいよねっ!? ほんっとどんくさいだから……子供の頃からあんたのそういうところ、イライラして仕方なかったのよね……まったく」
「ほら?さっさと寄越しなさい!」
奪い取る音
飲む音
「……うわ、くそまっず……あんた、いつもあたしに貢いでるくせしてセンス皆無ね……少しはご奉仕する対象であるあたしの好みくらい覚えなさいよ?そんなだから、モテないのよ?」
「……まぁ、飲むけど」
飲む音
「……はぁ、ごちそうさま。最低の味だったわ。今度はもっとまともなもの買ってきなさいよね?ったく」
「……んじゃ、これ」
ゴミを渡す感じで
「……あん?何を固まってんのよ?あんた、あたしの雑用係でしょうが!さっさと捨ててきなさいよ? どんくさいだけじゃなくて、理解力もないの? ったく、本当、可哀想……」
「あんた、このあたしが幼馴染で良かったわね~?」
「可愛いこのあたしが居るだけで無価値でゴミ屑なあんたにも価値が生まれるんだから?あんたにとっては女神様みたいなものね~?」
囁き
「ほら?女神様からのプレゼントよ?」
「ゴミ……捨ててきなさいよ?」
「ふふふ……ほらぁ?あたしが口付けた飲み口に……こっそり口付けてもいいからさ?」
離れて
「……うわ、何赤くなってんのよ?変態」
「想像したぁ?ったく、どんくさい、理解力もない、そのうえド変態で救いようもないと来たら三重苦で最低ね」
「ま、別にいいわよ?やっても?」
「あたしの見てないところで何してようがあんたの勝手だもの」
「軽蔑……するけどね?」
「ほんっと、気持ち悪い……最低」
「でも、いいわよ?最低なあんたでもあたしのご奉仕することは許してあげるから」
「心広くて肝要なあたしを崇め奉りなさいよね~」
「んじゃ、あたしはこれで~……は?一緒に帰る?誰が?誰と?」
「下僕の分際で調子乗ってんじゃないってのっ!自惚れも大概にしなさいよね?」
「それじゃ、また明日」
場面転換
間を空けて
「……はぁ……あいつ……いつになったらその身の幸福に気が付くのかしらね?」
「あたしが構ってやってるってのに……はぁ……」
「あたしが幼馴染であることしか取り柄のない馬鹿のくせに……馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿……」
「いい加減……分からせてやるべきかなぁ……はぁ」
誰かに話しかけられた感じで
「……は? うっさいっ!話しかけんなっ!お前になんか興味ないっつ~のっ!帰れっ!」
去る足音
「……本当、自分がどれほど幸福なのか、分かりなさいよね……はぁ」
「あたしが……あんた以外の男とまともに口きいてないんだから、それくらい分かるでしょうが……ったく」
場面転換
「チッ……あいつ、このあたしが呼び出したってのにいつまで待たせんのよ」
「遅い……遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅いっ」
「遅いっ!」
「はぁ……身の程を弁えなさいよね……あたしが居なきゃ何の取り柄もないゴミ人間の分際で……」
足音
「あ?や~~~~~っと来たわね?」
「遅いっ!あたしの呼び出しには三十秒以内に来いっていつも言ってんでしょうがっ!」
「だからあんたは駄目なのよっ!」
「このあたしに奉仕する以外、何も存在価値がないってのにっ!」
「無価値なあんたがこうして存在してられるのは、あたしという最高に可愛い幼馴染が居るからだってこと忘れないでよねっ!?」
「あたしが居なかったら……あんたなんて、本当に何の取り柄もない最低のゴミなんだから」
「自らの存在に価値を与えてくれる、このあたしという存在に日々感謝を捧げながら生きていきなさいよね~? ったく」
「ま、いいわ。結局はちゃんと来たし」
「さっさとお昼にするわよ?」
「お弁当は買ってきたわよね? あたしの分は一つたりともあげないから」
「このあたしの隣でご飯を食べられる栄誉に身を震わせながら感謝して……」
怒鳴られた感じで
「ひゃっ……ぇ?な、何よ?そんな、いきなり怒鳴って?」
「もうたくさんだ……って、何、言ってんのよ?」
「あたしが居なきゃ、あんたなんか……」
呆然と信じられないことを聞いたかのように
「……は? 彼女が、出来た?」
また呆然とした感じで少し間を空けてから
「……は?……え? いや、だって、あんたには、あたしが……」
「最高に可愛い、この、あたしが、居るじゃない? ……え?」
「どう、いうこと?……だって……え?」
「あた……あたしが、あんたの……」
それから明らかに動揺しつつもハッとした感じで
「あ……わ、分かった! そ、そういう冗談でしょ?そうでしょ?」
「そうよね~!あんたみたいなゴミ人間に彼女なんて出来るはずないものっ!あたししか、傍に居てあげられる心の広い持ち主存在しないもの!」
「ね?そうよ、ね!?」
「だから……」
哀しそうに
「う、うぅ、な、何で、そんな目で見るのよ?」
「あたしは……あたしはっ!いつだって、あんたをっ!」
「っ、ま、待って!」
「待ちなさいっ!」
「ご主人様の命令が聞けないのっ!? このあたしが待てって言ってるのよっ!?」
「止まれっ!止まりなさいっ! 止まっ……て……」
「どうして……こんな、酷いこと、するのよ……」
「あたししか……あんたには、あたししか、居ないのにぃ……うぐっ、うぅ」
「やだぁ……認めない……あたしが……あたしが、一番なんだから……」
「あたしが……あんたの、特別、なんだから」
「う、うぅぅ……こらぁ、ご主人様が……あんたの、女神様が、泣いてるでしょうがぁ……傍に来て、慰めなさい……あたしに、奉仕、しなさいよぉ……う、うぅ」
怒鳴られた感じで
「あうっ!……な、なによ?何で、怒鳴るのよぉ……本当の、ことじゃない?」
「あた、あたし、が……あんたの……あんたの、っ」
「……っ、待ってっ!待って、よぉっ!」
「やだ、やだやだやだ……こんなの認めない、こんなの可笑しいっ!」
「あたしは……あたしはっ!あんたのっ」
「いや……やだぁっ!いかないでよぉっ!あたしの話を聞いてよぉおっ!」
扉が閉まる音 少し間を空けて
「……行っちゃった……」
「う、うぅぅ……何で?どう、して?」
「あたしが……うぅ、あたししか居ないのに……あたしが居なきゃ、何の取り柄もないって言ってたのに……あたしが、居ることがあんたの取り柄だって……あたしは、あんたのモノだって、言ってた、のに……う、うぅぅ、うぅ」
「馬鹿、馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿……ば、か……」
「何で、離れてくのよ……何で、捨ててくのよ……」
「あたしは……あんたの、モノなのに……」
「お嫁さんに、してくれるって……約束、したのに……何で、肝心なこと、忘れちゃうのよ……馬鹿……」
場面転換
間を空けて
少ししおらしく
「あ、来た……やっと、来てくれた……あたしのところに、来てくれた……」
「ねぇ、ちょっと……もうちょっと、こっち、来てくれない?」
「話、したいから……」
座る音
「ん……ありがと……やっぱり、あんたはここに居るのがよく似合うよ」
「あたしの隣が……あんたの居場所……」
「って、ちょっと?そ、そんなに嫌そうな顔、しなくていいじゃない?」
「あたしだって……ちょっとは、反省したんだから……」
「今だけは……傍に……」
「うん……こうして、二人で居るのも、いつ以来かしら」
「……覚えてる?」
「…………そう、一か月、くらい……くらい、か」
少し気落ちしたふうに
それから普通の調子で
「ねぇ?あたし、さ……見てたよ? あんたの彼女……委員長だったんだね?」
「優しくて……純朴で、いつもあんたのことを立ててくれる、褒めてくれる……なんていいうか、大和撫子って、感じ」
「あたしとは……見事に正反対の子を選んだわね」
「ねぇ?告白は……どっちから?やっぱり、向こうから?」
少し開けて
「……そう……そう、なんだ……向こうから……あたしと違って、あんたのことを褒めてくれるところを魅力に思っちゃった、か……そっか」
「ふふ……妬けるね?」
「惚気、ってやつ?」
「ごちそうさま……関係ないあたしからしたら胸焼けしてきちゃうわね」
「本当に……」
暗い声で
「吐き気がするほどに腹が立つ」
刃物の音
耳元で
「動かないで……見えないでしょうけど、今、あんたの首筋に押し付けてる」
「これで……首のあたり、スパッとやられたくないでしょう?」
「言うことを聞きなさい」
耳元で
「……やっぱりね。あんたはあたしの元に居るのが相応しいわ」
「あたしだけを見て、あたしだけを甘やかす……あんたが撫でる髪はあたしの髪だけ、あんたが口づけを交わすのはあたしの唇だけ……好きだよって囁くのも、あたしの……」
囁き
「ねぇ?言わなくても伝わるって信じてたから、あたし言わなかった」
「どんくさいあんたでもこれくらいは分かってるって思うから、言わなかった……でも、馬鹿なあんたは分かんなかったみたいだから……言ってあげる」
「だ・い・す・き♡」
囁き終了
耳元で
「あんたなら、言わなくてもあたしの気持ちくらい分かってくれるって思ってた」
「だから、安心して……ああやって、ふざけ合うように、言ってた」
「当然分かってることだって思ってたから、待たせるあんたに苛立ってた……どんくさくて、理解のないことばっかりするあんたに、どうしようもなく当たり散らしてた……」
「だって、分かってるって思ってたから」
「……けど、あんたは分かってなかった」
「あんたの取り柄はあたしが傍に居ることだってずっと言ってたのに……あたしは、あんたのモノだって、そう……ずっと言い続けてたのに……」
「裏切った」
「理解しなかった」
「私を捨てた……」
「だから、ね……さっき言ったみたいに、あたし、反省したのよ」
「あんたをあたしのモノにする」
「あたしが居ることがあんたの取り柄になるようにって……自慢になるようにって思って、勉強も、運動も……可愛くなれるようにって努力もいっぱいしてきたけど……」
「今度は、あんたが居ることがあたしの取り柄になるから」
「大好きで……愛してる人が、傍に居ることが……あたしの唯一の取り柄だって言い張るようにするから……」
あまい声で
「好きだよ?」
「だぁいすき♡」
「子供の頃にも約束したでしょ?あたしを、お嫁さんにしてくれるって?」
「あたし、ず~~~っと信じてたんだから♡」
「あんたの、お嫁さんとして相応しくなれるように、頑張ってきたんだから♡」
「だから……ね?」
「今度は、あたしのモノになって♡」
「あたしだけの大切なモノに……なってよ?」
暗い声で
「拒否したら……ふ、ふふっ」
「首に押し当てられたこれが……あんたを不幸にする」
「死にたくなければ……言いなさい?」
「あんな女と付き合ったのは、間違いでした。僕は本当の恋を知りました目の前に居るあなたこそが運命の相手……好きです、付き合ってください」
「ほら?」
相手が言うくらいの間
それから嬉しそうに
「くくっ、ふふふ……あっはははははははははっ!言ったっ!認めたわねっ!?」
「これで、名実ともにあんたはあたしのモノっ!」
「あたしがっ、あたしこそがっ!あんたの彼女なんだからっ!」
「……ん~~~?こんなの言わされただけ?」
「ふ~~~~ん、そういうこと言っちゃうんだ?」
「でも、残念でした♪」
「やっぱりあんたはあたしが居ないと無能で理解力がなくてどんくさい最低の奴よねぇ?」
「こ~んな手に引っかかるんだから♪」
「こ・れ♪なんだと思う?」
「ナイフだと思ったぁ?そう思えるように金属片を張り付けたものね~?」
「首に、ひんやりした金属の感触がするように工夫したもの♪」
「でも、違う♪これはナイフじゃない……ボイスレコーダーよ♪」
「く、ははははっ、さっきの素敵なセ・リ・フ♡」
「し~~~かり録音させてもらったから♪」
「こ・れ♪ あの子に聞かせたらど~う思うかしらねぇ?」
「ふ、くくくっ!」
「もうどのみち、あんたにはあたししか無いのよ?」
「あんたはあたしの、モノなんだから♪」
「誓いの口づけをしましょ?」
「あんたがあたしのモノだっていう、誓いの口づけ」
「それから、ゆっくりとあんたの全てをあたしのモノにしてあげる♡」
「馬鹿でどんくさいあんたには……素直に言わないと分からないのよね?」
「もう何もかも全部、あんたに言ってあげるから♪」
耳元
「幸せな家庭を作りましょ♡」
「あたしの全て、あんたのモノだって証を刻み付けていいから♡」
「刻み付けて、欲しいから」
「これから……家に行って、お互いの全てを貪り尽くしましょ♪」
「……あの子は、させてくれないこと……あたしはぜ~んぶさせてあげる♪」
「手も繋げないんじゃ、あんた、満足できないでしょ?」
「ううん、聞くまでもない。満足できない、不満が溜まってる」
「だから、ね?」
「お互いにお互いの、所有物である証を付けましょうね♡」
「だぁいすき♡よ?」
キス(ん~~……と迫るように言って終了、キス音はさせない)
クレジット
ライター情報
ASMR、シチュボ台本を主に書いています。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
細かい指定や、指示が書いてあることがありますが、不可能な場合や不明瞭なことがあれば代替あるいは無視してもらっても結構です。
また勢いのまま書き連ねているため誤字や脱字が見られる場合がありますのでご使用の際はお気をつけ下さいますようお頼み申し上げます。
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