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普通コンプレックスの普通身長彼女 ツンデレチックなヤンデレ告白
written by 泣きんぎょ
  • ギャグ
  • 学校/学園
  • 恋人同士
  • ヤンデレ
  • 天然
  • 普通
公開日2021年10月07日 00:08 更新日2021年10月07日 00:08
文字数
1895文字(約 6分19秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
彼女
視聴者役柄
彼氏
場所
学校
あらすじ
あらすじ

 あなたには可笑しな彼女が居た。
 標準的な身長、体重、バスト、成績……自信が普通であることに悩み、個性や才能を熱望する可笑しな彼女が
 あなたからすれば、彼女は普通じゃない、頭のおかしい子
 しかし、彼女にとってはそうではなく……今日も彼女から妙な悩みを打ち明けられるのだった。
本編
本編

「……はぁ……身長、かぁ……」

 気が付いたように

「……あっ……あんたね、ごめん気付かなかった。ちょ~っと悩んでたから……」

「うん……身長のことで、ね」

「……ん~……見ただけで、もう分かるけど……ごめん、ちょ~~っとあたしの横並んでくれる?」

「ん、ありがと……」

 身長を比べる感じで

「……ん~……やっぱ、同じくらい、よね~……くぅぅぅぅぅっ!」

「あ!そ、そうだ!こ、こうしてみたらどう?ねぇ?どう?」

「こうやって……膝を曲げたら、さ?」

「どうだっ!?あんたの言ってた頭一つ分小さい可愛らしい女の子っ!」

おずおずと

「……だめ?」

「……くぅ、駄目かぁ……」

「……あっ!じゃ、じゃあこっちはどうよっ!」

「こ、こう……爪先で立っ、て! ど、どうよ!これで、あんたより、背のおっきい……高身長、な女、の子、にっ!と、おわわわっ」

「あぅ……ご、ごめん、ありがと」

「バランス取れないから危ないね、これ……たはは」

「……はぁ、するって~とやっぱりあたしは標準的な身長の、普通彼女としてやってくしかないのかぁ……うぅ」

「……んぇ?何、してたって……ほら?あんた、休み時間に話してたじゃない?」

「背の低い女の子って、抱き締めるとすっぽりと腕の中におさまって可愛いよな~って」

「……あたしというものがありながら」

 いじけるような声で
 それから少し開けて

「それから……こうも言ってたわよね?」

「背の高~い女子に、力負けして好き放題されたいって、さぁ~……はぁ」

 少し感情を溜め込んで爆発させるように

「普通で悪かったわねっ!」

「どうせあたしは身長も体重も胸も成績も標準くらいの普通女よ!」

「普通で悪いかっ!!」

「あたしがいいっていって彼女にしたんだろ~~がっ!他の女の話してんじゃないってぇのっ!ふんっ」

弱々しく

「うぅ……そんなに、普通以外の、子たちがいいの?」

「あたしみたいな没個性じゃ、やなの?」

「う、うぅぅぅぅぅぅ」

 涙を堪える感じのあと
駄々こねるように

「や~だ~!やだやだやだやだやだやだやだやだやだ~~~!」

「あたしだけを見てよ~~~!」

「あたしだけを好きって言ってよ~~~!」

「電話帳に登録してある女の子あたしだけにしてよ~~~! ネットで他の女と絡むのも許さない~~~~!」

「うあ~~~~~~~~~~~んっ!」

「ちくしょ~~~~~~!あたしも個性が欲しいよ~~~!特別な才能が欲しいよ~~~~!」

「彼氏の視線を独占したい~~~~~!あたしだけしか見れないくらいに魅力的になりたいいいいいいっ!ちっくしょ~~~~!うわぁ~~~~~ん」

「う、うぅ、あんたが悪いんだからね!?」

「あたし以外の女の子になんか目を向けるから~~~」

「あたし……あたし、普通、だから……特別な魅力なんてないから……そんなの、繋ぎ止められないじゃない……でも、でもぉ……」

耳元で

「離れて欲しくないの……傍に居て欲しいの……あたしをお嫁さんにして欲しいの」

「特別な、普通でしかないあたしだけど……あんたの特別に、なりたいのよ……っ!」

「どうしたら、あんたの特別に、なれるの?」

「どう、したら……あたしだけを、見て、くれるのよぉ……うぅ」

「こんなに……こんなに、好きなのに……好きってだけじゃ、あたしだけを、見て、くれないの?」

囁き

「……大好き……心の底から好き……頭のてっぺんからつま先まで好き」

「好き♡ 好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き……」

 囁き終了
 耳元で

「ねぇ?これだけじゃ……気持ち、だけじゃ、あたしだけを、見て、くれないかな?」

「やっぱり……あたしみたいな普通な女の子じゃ、駄目、かな?」

「普通……やっぱり、普通過ぎるほどに普通な、あたしじゃ、駄目、なのかな?」

「ねぇ?」

 少し間を空けて

「く、うぅぅぅぅぅぅっ……個性……個性個性個性っ!……才能、才能才能っ!」

「そんなに……そんなに、っ!何かを持ってることが偉いの!?」

「特別なものを持ってることがそんなに偉いの!?」

「うぉぉぉぉぉぉおぉっ!あたしも特別になりたいよぉぉぉぉぉぉぉっ!」

「うぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁっ!」

 泣きわめくように言ってから
 信じられないことを聞いた感じで

「……は?あたしは、普通じゃない?」

「……え?」

 噛み砕いて理解するくらいの時間をおいて

「って、喧嘩売ってるのか!?貴様アアアアアアッ!」

「あたしほど普通な奴が他のどこに居るって言うのよ!?」

「だから悩んでるんじゃない!?」

「だから苦しんでるんじゃない!?」

「それに、その普通じゃないって……頭おかしいって言いたいの!?」

「ぐぬぬぬぬぬぬぬっ!」

「普通だから悩んでるんでしょうがっ!」

「いつか絶対にっ!普通の良さっ!分からせてやるんだからねっ!?」

「あたしを嫁にしろっ!」

 数秒間を空けて

「…………あ、あの……ちょっと、取り乱しちゃったけど、さ?その……」

囁き

「大好き、だから♡」

「他の女の子を、見ちゃ、やだよ?」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
普通コンプレックスの普通身長彼女 ツンデレチックなヤンデレ告白
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
泣きんぎょ
ライター情報
 ASMR、シチュボ台本を主に書いています。
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